がんに関する本の紹介 その3 | みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

2009年9月に悪性リンパ腫ホジキンリンパ腫と診断され、一旦は寛解しましたが、2010年7月に再発してしまった人間の闘病記です。悪性リンパ腫とは「血液性の癌」のことです。同様の闘病をされている方のご参考になれば幸いです。

本日読んだ本の紹介になります。
その1はこちら。その2はこちら

■題名
悪性リンパ腫なんて怖くない 直君の悪性リンパ腫格闘記
$みうの 「悪性リンパ腫闘病記」 と 「どうでもいい日記」

■概要
B細胞ろ胞性悪性リンパ腫ステージ第三期を患って、困難な
闘病を克服して完治された方の闘病記です。

■詳細
一旦寛解して闘病を克服されたのですが、その後1ヶ月後に再発、
そしてその治療方法として治療が困難な骨髄移植を選択され、
それも無事克服した闘病記となっております。

また闘病記だけでなく、主治医・闘病を支えた仲間たちの応援
メッセージも記載されているのが印象的です。
(闘病中のメール発信履歴も記載されているので、その当時の
 心境も読み取ることができます。)

■感想
まず感じたことはこの方の精神力の強さ。
これは
「治療中も可能な限り、職を全うしていること。」
「困難な治療に対して弱音ひとつなく立ち向かっていること。」
から伺えました。

また、周りの方々のバックアップ・そしてそのバックアップに
対しての筆者本人の感謝の気持がひしひしと感じられました。
読み終えた時、温かい気持ちになれました。

そして一番感じたことは
「がんは再発後の治療がかなり困難なこと。」
でした。がんは再発してしまうと以前行った治療には
耐性がついてしまうので、それ以外の治療を行わなければ
いけないためです。
自分も再発したら。。と考えると他人事ではないなと思いました。

また、この方はグループ・ネクサスという特定非営利活動法人(NPO法人)
に加入されていて、そこからのバックアップ等も記載されています。
(がん闘病中の方・体験者が集まったお茶会というものを
 定期的に実施しているようで、そういった方からの話を
 聞くことで治療に対して慌てることなく挑めた旨が記載
 されています。)
自分も今後のことを考え、登録してみようかなと思いました。

闘病中の具体的な内容に関してはそこまで細かく記載されて
いないため、

悪性リンパ腫ってどういう病気?
治療に対して、具体的にどんなことするの?

と疑問をもたれた方に対しては、あまり向かない内容かもしれませんが、
温かい気持ちを貰えること。勇気を貰えることは間違いないです。

興味がある方は是非ともご一読下さい。