長岡市蓮潟町にて美味しいラーメンを頂いたもっさん。
お次へ向かいます。

位置的に、2軒目は「新潟濃厚味噌ラーメン」が売りのお店へお邪魔する予定でした。

が。
帰省した後にちょいと調べてみたら、昨年にそのラーメン屋さんが会社更生申請ですって。
おいマジか。

現在は県内の米菓メーカーさんによる民事再生が行われているようですが、好き好んでキナ臭いとこへ突っ込んで行く必要もありません。
しゃーない、ちょいと歩きますがプランBです。




「ラーメン たいち」さん。
2024年6月24日訪問。
12時30分入店。



ピンチヒッターをお願いしたのは、長岡市堺東町にて営業の「ラーメン たいち」さん。
今年5月には2号店をオープンさせたばかり。
市内の「長岡生姜醤油ラーメン」では、今最も勢いのあるお店と言って良いでしょう。

もっさんの現着時点で店内は満席。
待合いにて15分程経っての入店でした。
◯ チャーシューメン

たいちさんのメニューは「ラーメン・チャーシューメン・ギョーザ」のみ。
「特製トッピング」なぞを見慣れた身としては、メニュー構成のシンプルさに却って違和感を感じます。
是が非でも客単価を上げたいという、都会のラーメン屋さんの苦悩が現れているようでもあります。

もっさんのオーダーは当然とも言うべきチャーシューメン。
ここまで来れば既定路線の、2日でチャーシューメン4連発です。




ややあって、登場のチャーシューメン。
チャーシューはスープ面を覆い尽くさんばかり。
長岡生姜醤油のチャーシューメンは、やはりこうでないと!



スープは豚をメインに香味野菜。
生姜がしっかりと香り、かつ前に出過ぎず。
調理の様子を見ていましたが、かなり透明度の高いスープでした。
他店に比べて、脂っ気の少なさも特徴的です。

醤油ダレに用いるお醤油は、県内産の生醤油をブレンド。
はっきりと濃い目で、キレのある味付けです。



合わせる麺は緩やかなウェーブを描く中太の縮れ麺。
青島流の多加水麺では無く、良くある低加水タイプで、麺そのものの味わいはややリーンです。
敢えて「普遍的・中庸」を狙ったデザインかと思われます。



ちなみにこの特注麺は、高橋英樹氏出演によるお餅のCMでお馴染みの「越後製菓」社謹製。
何気に業務用麺製品では県内トップシェアの企業さんです。



チャーシューはウデ・肩ロース・モモなど複数の部位を使用。
味わいに変化が付き、飽きずに食べさせます。
但し、個体差なのかコンディションによるものが、かなり硬いものが混じっていました。
この1杯、唯一のマイナス点でした。


たいちさんの店主さんは「青島チルドレン」の一雄「らーめん ヒグマ」さんのご出身。
本家青島流を、より万人向けのラーメンに仕上げたという印象でした。

都内にあれば、間違いなく人気店になると思われます。
ご馳走様でした。