門前仲町にて閉じないカツ丼を頂いたもっさん。
お次へ向かいます。

この日は、もっさん的に滅多にしないディナータイムの食べ歩き。
故に、夜営業がメインのお店も視野に入ります。
ちなみに、第一の候補は鶏料理屋さんでした。
でしたが……。

丼ものを食べ終えましたら、急激に麺類が食べたくなって来ました!

こういう場合、胃袋の言う事を聞くと大抵は上手く行くというのが経験則です。
ならばここは、ラーメン一択で。





「こうかいぼう」さん。
2024年2月15日訪問。
18時20分入店。



「門仲で『ラーメン』っちゅーたら」
いの一番に名前が挙がるであろう「こうかいぼう」さん。
ラーメン好きな方には説明不要な有名店です。

もっさんは今回が初訪問。
一応ラーメン好きの端くれとして、この機会にお邪魔してみます。

昼間は並びが当たり前なようですが、この日の晩は並びなし。
もっさんが座ってちょうど満席となり、店内待ちが発生。
その後は常に満席が続いていました。

◯ 本日の1杯:味付たまごらーめん 大盛り

こうかいぼうさんのメインコンテンツはラーメンとつけ麺。
周囲のオーダーでは、ラーメンとご飯もののセットが人気でした。
もっさんは味玉ラーメンを大盛りでお願いします。



ややあって登場の味付たまごらーめん。
厚みのあるチャーシューが特徴的です。
そして、立ち上がってくるこの香り!
早速頂きましょう!



魚介をメインとし、動物系で下支えするダブルスープ。
中心に感じるのは節と煮干し。
更に鶏と豚骨の旨みが加わり、味わいに奥行きを齎しています。

所謂またおま系の作りですが、濃厚過ぎずに柔らかな味わいです。
塩っぱさも抑えめなのが実に良き。

個性を発揮しているのは焦がしネギ油。
スープにパンチを加えると共に、香ばしさの演出にも素晴らしい働き。
後味にビッと主張してくる煮干しの苦味が、もうひと口もうひと口と、レンゲを離させてくれません。



麺は中太のストレート麺。
これを、やや柔らかめの茹で上げに仕立てています。

啜り口の滑らかさに柔らかさが相俟って、とてもライトな食感。
かつ、むっちりとした歯触りで食べ応えも担保しています。

但し、スープのリフトは余り良くありません。
麺の上をスープが滑っていくような感じがしました。

これは狙ってそうしたデザインなのでしょうね。
あっさり清湯系のラーメンではありませんが、飲んだ後のシメにも使えそうなマルチプレイヤーです。



チャーシューはホロホロと柔らか。
単品オーダーではチャーシュー麺が人気だったのも頷けます。



味玉は甘め濃いめの王道の味付け。
あー、コレはライスと絶対に合いますわ。



ラーメンの美味しさは勿論ながら、噂に聞いたご主人と奥様の接客がマジに素晴らしい。
ラーメン屋さんという業態で、ここまでのホスピタリティを感じさせられるのかと感心しました。
ご馳走様でした。