もっさん、この日は上野へ。
常磐線快速をノガミで降りるのは久しぶりでございます。
気がつけば、3年以上振りのご無沙汰でした。

上野駅にて電車を降りた後は、ホームのベンチに腰掛けてスマホと睨めっこ。
毎月1日の11時より翌々月の予約枠が解放となる、某店のランチ予約に挑みます!


予約サイトは正しく争奪戦の様相を呈し、サーバエラーが頻発。
一瞬メゲかけるも、ちょいとした小技を用いて何とか予約完了!



恐らく数分で、ランチの枠は全て売り切れたようでした。
この日最大のミッションはクリア出来ましたので、ルンルンでお目当てのお店へ向かいます。





「American Diner ANDRA (あめりかんだいなー あんどら)」さん。
2024年2月1日訪問。
11時30分入店。



スマッシュバーガー強化月間、その第4弾。
界隈で人気と聞くアメリカンダイナーのアンドラさんへお邪魔しました。
もっさんは上野駅より徒歩で7〜8分程歩きましたが、最寄駅は銀座線の稲荷町となります。



店名とお料理を象徴するように、店舗には大きな星条旗が掲げられています。
また店内には、アメリカンフットボールのユニフォームやグッズがズラり。
それもその筈、シェフの塩田龍太郎氏はXリーグの「三菱商事 Club TRIAX」に所属する、現役のアメリカンフットボーラーでもあります。



その縁から、アメリカ在住経験もあるという塩田氏。
本場仕込みのお料理を是非いただきたいと、ブックマークしていたお店でした。

◯ 本日のランチ:チーズバーガー レギュラー Bセット
アンドラさんのメインコンテンツはハンバーガーにサンドイッチ、ブリトー、ライスプレート、ステーキ。
更にはシェイク等のスィーツもあり、充実のラインナップです。

⁡もっさんのオーダーは店主さんイチ推しというチーズバーガーを、ソフトドリンク付きのBセットで。
サイズはレギュラー(ダブルパティ)をお願いします。



お先に配膳はコカ コーラ。
バイトさんのおひとりはこの日が初めての方だったようで、ちょっと入れ過ぎましたとの弁。
口から迎えに行くコーラも然う然うに有りませんが(笑)、多く入っている分には全く文句はございません。




ややあって登場のダブルチーズバーガー。
きっちりと焦がしたパティのダークブラウンに、角を残したチーズが映えていますね。

調理は握りこぶし半分くらいのボール状に纏めたパティをグリドルに乗せ、上からコテでギューーーー!ッとスマッシュ!
パティはコテの直径を大きく超える程に広げています。
コテの大きさから目測して、20cm弱くらいまで押し広げているんじゃないかしら。
その形だけ見ていると、お好み焼き屋さんのようです。

この日、もっさんはグリドルから1番離れたカウンターの最奥に着席。
塩田シェフと直接お話は出来ませんでしたが、お料理についてはシェフのお父様が色々と教えて下さいました。
塩田シェフがスタッフさんから「社長」と呼ばれていましたので、お父様を便宜上「先代」とお呼びします。

先代曰く、スマッシュグリルは
「僕はもうチカラが無いから出来ない」
との事。

ほん??
パティを鉄板に押し付けて「焦げ」を作るのがスマッシュパティの肝ですが、そんなにパワーが必要かしら???
そう疑問に思い、再度グリドルを注視。
シェフがパティをスマッシュする際には、コテとパティの間にワックスペーパーをカマしていました。
パティ2つか3つのスマッシュで、ワックスペーパーは無惨にもビリビリに破れてしまいます。
成る程!
確かに、かなりの圧がかかっていますな!
見ると聞くとでは大違い。
スマッシュパティのなんたるかが、少しづつ理解出来るようになってきました。


蘊蓄はさて置いて、ダブルチーズバーガーを実食。
焦げた部分のコリコリ感と、粗挽きミンチのプニプニ感。
両者の対比が実に楽しく、美味しいです。
これぞスマッシュパティの醍醐味!
先代に拠ると、パティに用いるお肉はハラミと肩ロース。
前者は12mmという超大粒の粗挽きで、後者は細挽き。
割合は3:1くらいとの事。
ハンバーガーパティのメインに、ハラミを用いたものは初めて頂きました。
赤身肉の旨みはガツンとありつつ、味わいは案外とあっさり。
キレ味のあるパティとでも言ったら良いかしら。

いやあ、ハラミのパティとはこうした代物ですか!
ちょいと、他には無い味わい、他には無い美味しさ。


バンズは業務用パンメーカーのサンワローラン社謹製。
ふんわりと歯切れが良く、味わいはややリーン。
スマッシュパティの強い食感・味わいに対してコントラストを生じています。
どちらかと言えば一歩引いて、パティを立たせるタイプのバンズと言えましょう。 
ソースはスパイスを効かせたトマトソース。
例えるならばコブサラダドレッシングに似た味わいです。

トマトとおマヨのコクと旨みが味わいに広がりを持たせ、チーズの塩気が全体にメリハリを効かせています。
また後味にふうっと香るクミンやマスタードが、重量級バーガーの食べ口をライトなものにしています。



スマッシュバーガーの王道を往く、分かりやすいアメリカン味。
かつ、「アンドラさんならでは」という個性をしっかりと打ち出せています。

これはかなーり完成度の高いハンバーガーですよ。
人気な訳ですな!
◯ 本日お代わりのランチ:ステーキオーバーガーリックライス、烏龍茶
アメリカンキュイジーヌの代表格と言えば、やっぱりBBQにステーキでしょう!
ただちょっと、ステーキはお高いので……。
雰囲気を感じてみるべく、ステーキオーバーガーリックライスを追加オーダーします。


単品オーダーのドリンクは烏龍茶。
またも盛りが良い(笑)。




そして登場のステーキオーバーガーリックライス。
おっほう!
これは旨そうです!



ステーキのお肉はもっさんの大好物、ハラミ。
柔らかく、かつストレートに赤身の美味しさを伝えてきます。



これはバーガーのパティに用いるハラミと同じお肉かしら?
肉量は150gくらいかと思われます。
やや厚みを持たせたスライスの後、グリドルにてウェルダン。
ガーリックチップと合わせて、香ばしさの主張が実に良き!


ライスは炊飯器で保温されており、同じくグリドルにて炒め直しています。
ヘラを使った炒め焼きは、鉄板焼きレストランのコースの締めといった風情です。


単に「ターメリックライスで作ったガーリックライス」という訳ではなく、スパイスを効かせた独特の味わい。
メニューに曰く、メキシカンライスというそうです。


サラダはオニオン・トマト・レタス。
上に掛かったコブサラダドレッシング? は、バーガーに塗られていたソースと同じものです。
ライスの味わいと合わせて、Tex-Mexっぽいお料理だと思います。


サラダの下にまでしっかりライスが入っており、相当にヴォリューミィ。
男性でも少食の方ならギヴアップされるかも?
ちな、食後に先代が「え? もう完食?」と驚かれていました。



お会計用の伝票は1ドル札を模したもの。
こうしたさりげないアメリカンダイナーらしさの演出、カッコいいと思いませんか!



正統派でパワフルなアメリカンキュイジーヌ。
バーガーメニューも未だ食べたいものがあり、後2回は来たいかなと。
ご馳走様でした。