恵比寿にて美味しいカレーを頂いたもっさん。
お次へ向かいます。

先にお邪魔したグッドラックカリーさんは、恵比寿駅からちょいと北側に位置します。
一旦駅へ戻り、駅を通り抜けて西口へ。

線路沿いに、坂道を南側へてくてく。
暫く坂を上がりますと、目的の建物が見えて参りました。





「シントンキー ボタニカル」さん。
2024年1月9日訪問。
12時28分入店。



シンガポール料理の専門店「シントンキー ボタニカル」さん。
同店は以前にも恵比寿にて「エビス新東記」として営業していたそうですが、コロナ禍の影響で2020年に惜しまれつつ閉店。

ママさん曰く

「色々な方のご縁とお力添えがあって」

2023年末、同じ恵比寿にて復活オープンされました。




シントンキー ボタニカルさんは旧店舗と同じく

「本場の味を提供するシンガポール料理レストラン」

として、シンガポール政府観光局から認定されたお店です。
店内には観光局公式パンフレットやポスターが設置・掲出されており、否が応でも期待が高まりますぞ!
◯ 本日のランチ:海南鶏飯、鶏肉大盛、パクチー

シントンキー ボタニカルさんのランチメニューでは、ラクサやパクテー、チキンカレー、ロティ等を頂けます。




が、もっさんにとってシンガポール料理と言えば、やっぱりコレ。
海南鶏飯でございます。
⁡肉増し、パクチー追加でお願いしております。

海南鶏飯のタイ料理版と言える「カオマンガイ」は10数店を食べ歩きましたが、やっぱりスタイルが違うんだなあと再認識させられますね。


最大の差はソース。
カオマンガイではお店それぞれに独自のソースが存在するのに対し、海南鶏飯ではダークソイソース・チリソース・ジンジャーソースを好みに合うよう混ぜるという、普遍的な「ド定番」があります。
イメージ的には、醤油・酢・辣油を混ぜて餃子のタレを作るのに近いでしょうか。

海南鶏飯やカオマンガイのルーツは、中国の海南料理にて「海南四大名菜」と謳われる「文昌鶏」。
文昌の地鶏を茹で、更に冷ました後でタレを付けて頂くお料理です。


故に、海南鶏飯も基本的には冷菜となります。
丁寧に茹で上げたられた鶏もも肉は、冷めても柔らかさをキープ。
全量が皮付きのクラシックスタイルですが、皮身には全く臭みが出ていません。


他のお料理では滅多に見かけないのがダークソイソース。
ねっとりと濃厚で、旨みも甘みも強い調味料です。
風味はたまり醤油に似たところがあるので、日本人の口にも合うと思います。


チリソースはお店の自家製。
単に辛いだけではなく、レッドペッパーの旨みがきちんと表現されています。

ジンジャーソースは胡麻油の存在感が強め。
他の2種のソースを上手いこと取り持ち、一体感を齎します。





3種其々のソースが、いずれも上質で美味しいのは良きですねえ!
君はパクチーを盛り盛りにして食べてもよいし、盛らなくてもよい。


「鶏飯」の料理名の通り、鶏肉はご飯とセットが前提です。
ご飯は鶏肉を茹でたスープで炊き込むジャスミンライスの「鶏油飯」。
鶏の旨みがライスにズキューン!と入っており、炊き込みご飯好きには堪りませんぞ。



ご飯・スープ共に、やや濃いめの味付け。
鶏肉には下味が付いていませんので、鶏肉を頬張りつつご飯も食べ、もぐもぐと噛んだところをスープで流し込みます。
いやあ、これは美味しい!



流石は政府機関お墨付き。
美味しい海南鶏飯を頂けて大満足です。
次はラクサを頂いてみようかしら。
ご馳走様でした。