とんかつ 西麻布 豚組

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もっさん、この日は西麻布へ。
目的地へは、千代田線乃木坂から10分強歩きます。
常ならばどうってこたあ無い道のりですし、疲れもしません。

が、噴き出る汗だけは止めようもない季節になってきました。
青山霊園の脇を通る際、環状三号線の路肩に連なるタクシーの行列を見ると、ついつい手を挙げたくなってしまいます。

さて、ランチの1軒目はトンカツ屋さん。
トンカツはもっさんの大好物のひとつです。
ま、最近は専らヒレカツ専門ですけれどね。
この日も美味しいヒレカツを求めて、西麻布に名店ありと聞くお店へやって参りました。





「とんかつ 西麻布 豚組 (とんかつ にしあざぶ ぶたぐみ)」さん。



⁡先ず驚かされたのはお店そのもの。
豚組さんは一軒家レストランだとは聞いていたのですが、ここまで和風ど真ん中な建屋だとは思ってもいませんでした。
入り口の庇は立派な屋根瓦ですし、月の形に抜いた切り窓も素晴らしく素敵です。


店内の様子からしても、古民家をリノベーションしたもので間違い無さそうです。
落ち着きがあってすごく素敵。
簾が見た目にも涼やかで、実に良いですなあ。

◯本日のランチ:つなんポーク フィレとんかつ、こだわり豚肉コロッケ

豚組さんではお得なランチメニューのご用意も有りますが、もっさんはアラカルトよりオーダーしております。

この日入荷のディナーメニュー用ヒレ肉は「霧降高原豚」「ゴールデン・ボア・ポーク」「つなんポーク」の3種類。
今回は、豚組さんが扱ってきたお肉の中でも最上位クラスのヒレだという、つなんポークを頂きます。


お先に登場はお通し、トマトの甘酢漬け。
お通しは予約済みのお客さんと、ディナーメニュー又は酒類をオーダーのお客さんにサーブされるそうです。


軽く焼き目を入れ皮を破ってあるので、甘酢がトマトに良く染みています。
コレは美味しいなあ。
メインに向けてテンションの上がる、良いお通しです。




ややあって登場はつなんポーク フィレとんかつ。
ご飯、赤出し、キャベツはお代わり無料との事でした。


パカンんと。
おほー(恍惚)。
肉汁がダラッダラやないかい!


一応、塩で禊を済ませます。
ガチで肉汁の量がパ無いっすわ。
しかもサラッサラのキラッキラ!


そして本番のおソースでございます。
ソースの甘酸っぱさが肉汁の甘みを引き立て、また軽く揚がった衣のライトな口当たりを加速させています。
ひと口噛む度に、旨味とコク味がガツンと主張してきます。
メチャクチャ美味い。



ご飯はヒレ肉と同じく、新潟県中魚沼郡津南町産のコシヒカリ。
そりゃもう、相性抜群よ!!
やっぱりトンカツにはソースやな(断言)!

赤出しは蜆のお出汁が良く効いています。
これ、恐らくは実山椒を入れてありますね。
爽やかな香りと酸味が美味しくて、一気に飲み干してしまいました。
すいませんご飯と赤出しのお代わり下さい。




キャベツは自家製のおろしポン酢で。
酸味が穏やかで甘味もあり、千切りキャベツが活きる、とても美味しいポン酢です。
ちゅーて、トンカツ屋さんでキャベツの追加とかした事ありませんけど。
お姉さん、コレはお代わりしないんでお皿下げちゃって下さい。


単品で追加オーダーしたコロッケ。
これは所謂肉じゃがコロッケですね。
凄く熱々に揚がっていて、お店のスタッフさんも配膳時に「熱いので気をつけて下さい」と言って置いて行かれます。


ぶあっチチチチ(既定路線)!
豚肉は勿論、人参や玉葱の旨味も吸ったジャガイモが実に旨し!
すいませんご飯お代わりもうひとつ!


食後のお茶は黄金桂烏龍茶。
口中の油をリセットするにはうってつけ。
お茶のアテに残しておいた、いぶりがっこをポリポリ。
あ”〜〜、至福なんじゃ〜〜〜。
いや、万事に渡ってソツが無い。
味もサービスも最高級のトンカツでした。
ご馳走様でした。