佐倉市にてオモウマい中華料理を頂いた一行。
お次へ移動します。

先にお邪魔した福来軒さんは、JR総武本線佐倉駅の近くでした。
師匠に運転をお任せして、そこから北上すること10分弱。
今度は京成本線の京成佐倉駅付近までやって参りました。

向かいますのはハンバーガーショップ。
他所ではお目にかかった事の無い珍しいパティを用いており、以前から気になっていたお店です。




「ヤチクロバーガー」さん。

京成佐倉駅南口の一等地にお店を構えるヤチクロバーガーさん。
現在は席数を絞った営業ながら、この日はイートイン・テイクアウト共に続々とお客さんが訪れていました。

◯本日のランチ:ダブルチーズバーガー

ヤチクロバーガーさんのイートインメニューは、全てのバーガーにサイドディッシュ(ポテト or サラダ)とドリンク付き。


もっさんのオーダーはマンスリーメニューからダブルチーズバーガー。
サイドはポテト、ドリンクは+100円でロイヤルミルクティーをセレクト。
オーダー後は店舗2階のイートインスペースにて、完成を待ちます。



ややあって登場のダブルチーズバーガー。
流れ落ちるチーズが美味そうです。


ペーパーが付いていますので、いつも通りに準備します。
久々となった、On Your Marks。


頂きます。
がぶっちょ。


ヤチクロバーガーさんを特徴付けるのは、店名の由来にもなっている「八千代黒牛」。
品種は黒毛和牛とホルスタインの交雑種。
成長を促進させるホルモン剤等は与えず、安全性を確認された飼料のみで、通常の肉牛よりも時間をかけてゆっくりと育てるのが特徴だそうです。


その八千代黒牛パティが、まあ美味しい。
まず特筆したいのはその香り。
グリドルで強めに焼き込まれており、バーガーペーパーに鼻先を突っ込んだ際に感じる「焼けた牛肉の匂い」が堪らない香ばしさです。

ミンチには脂身が少ない部位を用いていると見られ、また前述のとおりカッチリと焼き込んである事から、赤身肉の弾力ある歯触りが存分に楽しめます。
適度に振られた塩胡椒が、お肉の旨みを十二分に引き出しています。
これは美味い!!
ダブルパティなので、満足感もひとしおです!!


バンズ。
同店オリジナルのバンズは、京成本線でひと駅お隣の京成臼井にある「マルスベーグル」さん謹製。
全粒粉を用いた効果でしょうか、トーストは軽めに抑えてあるにも関わらず、パンそのものの香りや旨味が強く感じられます。

みっちりと目の詰まった食感からして、バンズの製法はベーグルを踏襲したものでしょう。
クラストは薄めですが、その分クラムの圧力が、まあ〜ハンパ無い。
ひと噛み事にキュウっと軋むような、独特かつ強い噛み応えです。


前述したパティとは「香り・旨味の主張の強さ」が同じベクトルで噛み合っており、やや力技である点は否めませんが、非常に相性の良い組み合わせでした。

ひとつ難点を挙げると、このバンズは食べ口に「もさもさ感」があり、口中の水分を持っていくタイプです。
もっさんのオーダーは野菜の入らないメニューだった為、少々嚥下のし辛さを感じました。
レギュラーメニューのハンバーガーには全て野菜類が入っていますので、師匠やS君曰く、特に食べ辛さは感じなかったそうです。


チーズ。
モッツァレラチーズとチェダーチーズがたっぷり!
チェダーはコクと香り、塩気で存在感を発揮。
マンガのようにみゅ〜〜んと伸びるモッツァレラの食感がまた良し。
ダブルチーズバーガーの名に恥じない、美味しいチーズです。

フライドオニオン。
クラウン(上側バンズ)の下にそれなりの量が仕込まれています。
サクッとした食感と甘みの主張が、バーガー全体に対して良いアクセントとなっています。


ピクルス。
このバーガーに用いられる調味料は、ヒール(下側バンズ)に塗られたケチャップとマスタードに、パティの塩胡椒。
そこへピクルスの酸味と塩味を効かせた、王道のアメリカンスタイルです。
厚みのあるスライスが3枚入りは、多めな部類だと思いますね。
口中の脂分を良い感じにリセットし、後味をキュッと引き締めてくれます。


八千代牛乳のロイヤルミルクティー。
茶葉の香りと旨味がバッチリと抽出されています。
牛乳もコクがあってうまし。
これはガチにおススメしたい逸品です。

パティが突出し過ぎる事無く、「美味しいハンバーガー」として纏りのある味わいです。
和牛パティはその点がとても厄介なのですが、非常に模範的な回答のひとつでした。
ご馳走様でした。