今度は麻布十番を縦断、南麻布へ移動します。
仙台坂まで来ると、周辺に各国の大使館や代表部などが置かれているためか、警らの警察官の姿が多く目に付きます。
お次のお目当ては、その仙台坂を越えた少し先。
もっさんの大好物を頂きに参りましょう。
という訳でお邪魔しましたこちらのお店。
「おいなりさん 呼じろう (おいなりさん こじろう)」さん。
2020年6月25日訪問。
13時4分着。予約済み。13時5分購入。
呼じろうさんは、いなり寿司のテイクアウト販売専門店さん。
店主さんがお一人で調理と販売をなさっているようで、指定の時間、特に午前中に購入したい場合は前日までの予約が推奨されます。
売り切れでなければ待つ手もありましょうが、数時間後と言われて待てるのは、近くにお住まいの方や近辺にお勤めの方だけでしょう。
もっさんはダメ元でこの日の朝に電話をしたら、予約OKでした。
やったぜ。
ささっと購入して、こちらは帰宅後。
紙袋は汎用品ですね。
こちらはお世話になっている方へのお土産用。
竹皮の包みが、如何にも行楽のお弁当といった風情。
良いですね!
こちらがもっさんの自分用。
スチロール製のお重入り。
早速頂きましょう。
パカっと。
おー!
綺麗なおいなりさんですな!
お品書きに拠れば4種類のいなり寿司が入っている筈ですが、胡桃以外は良く分かんないですね。
ん?
蓋の裏側に張り付いた笹、なんか膨らんでいるような?
お口直しのガリとお漬物が隠れていました。
あっぶね!
うっかり捨てるとこでしたわ。
山椒の葉が添えてある辺りに、センスの良さが出ていますよね。
では、お皿に並べてみます。
うーん?
やっぱり胡桃以外は分からないですな。
たらこはチラっと見えてます。
ええい!
こうなれば断面図だ!
高さの揃わないカットでド素人っぷりを露呈。
左から金胡麻、胡桃、たらこ、浅蜊時雨煮。
漸く頂きます。
もぐもぐ。
お揚げはいつぞや頂いた「だしいなり 海木」さんと同じく、熊本県名産の南関揚げ。
吸っているお出汁の量が普通のお揚げよりも多いので、ご飯をビチャっとさせずに、ジューシィないなり寿司が作れるんですよね。
そのお出汁は甘さ控えめで、後味すっきりな大人仕様。
やや硬めに炊かれたシャリに、じゅわりと染み出す甘いお出汁、胡麻の香ばしさ。
完璧なバランスですわ。
めっちゃ美味いですよ。
たらこ入り。
いなり寿司にたらこ!?
無いよな? いや経験したこと無いですね。
もぐもぐ。
程よいしょっぱさが、お揚げの甘さとコントラストを生じています。
魚卵の柔らかな食感と、胡麻の弾ける食感もまた同じくコントラストに。
案外と合いますな、いなり寿司にたらこ!
うまい!
浅蜊の時雨煮入り。
これはもう、食べる前から間違いない奴ですね。
噛み締めれば貝類独特の強い旨味が、シャリに伝播して行きます。
日本食文化のエッセンスのひとつ、口内調味の妙。
これも美味いなあ。
胡桃入り。
胡桃は太巻きに入っている胡桃のように、甘く煮染められています。
お出汁よりも少し強めな甘みが、デザート感と言いますか、ご馳走感を演出してくれます。
最後のひと口はこれで決まりですよ!
結論、全部超美味い。
いなり寿司好きにはマジおススメです。
購入の際には事前の予約が無難ですが、そこまでハードルが高くは無い印象です。
もっさんへのお土産もお待ちしております(笑)。
ご馳走様でした。