私がライターをしているフレンチブルドッグ専門誌「BUHI」夏号が
昨日発売になりました!

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フレンチブルドッグ専門って、すごいニッチでしょ(笑)。

「人生でフレンチブルドッグに出会えた強運なあなたへ」
というキャッチコピーがついた「BUHI」は
よくある犬雑誌とはちょっと違い、
基本的にインタビュー記事で構成され、
犬を飼うためのノウハウを伝えるというよりも、
犬を守るために私たちはどうすべきなのか、
犬の幸せってなんだろう…など、
「犬と暮らすということ」について考える…というような雑誌です。

我が家の愛犬はボストンテリアという種類で、
フレンチブルドッグを飼っている訳でもないのに
そのメッセージ性の高さとビジュアルの素敵さに惹かれて
以前から読んでいました。

そして「ぜひここで書きたい!」と思い、
「フレンチブルドッグは飼っていませんが、それに似た子を飼っているので、
その経験を活かせます!」と編集長に熱烈な売り込みのお手紙を書いて、
お仕事をさせてもらうようになって、2年が過ぎました。

その間、多くの飼い主さん、トレーナーさん、獣医さんにお話を聞いてきましたが、
本当に考えさせられることばかりで。

病気や死についても避けては通れないテーマなので、
飼い主さんのお話を聞きながら一緒に泣いたり、
ポロポロ涙を流しながら原稿を書くこともしばしばです。

そんな「BUHI」。
今回は「多頭飼い」の特集で
私は福島市で4頭のフレブルと暮らす飼い主さんの取材をしました。

地震による被害は少なかったけれど、
現在も放射能が高い場所がある地域で暮らしている
飼い主さんの次のような言葉がとても印象に残りました。


「人間よりもっと地面に近い犬たちに与える影響はどうなのでしょう。
獣医たちはペットの寿命は人間より短いので、
放射能の影響はわからないで終わるだろうと言っています。
腑に落ちないことばかりです」


「腑に落ちないことばかり」


これは、犬のことに限っているのではなく、
福島に暮らす方々が日々の暮らしの中で感じている本音なのかもしれません。


もちろん、楽しいお話もいっぱい載っています!
写真を見るだけでも癒されるので、
書店で見かけたら、ぜひパラパラとめくってみて下さいね♪

「BUHI」2012年夏号 (オークラ出版刊)