日記が全く書けてなかったので、久々に書きます。


原題:BLACK SWAN

邦題:ブラック・スワン


観賞場所:新宿ピカデリー スクリーン1  21:40の回

*初日かつレディースディで、80%ぐらいの入り。
平日のレイトショーの時間帯にしては、比較的人が入っていた印象



<一言感想>
ホラーというより、色々な意味で「白鳥の湖」へのオマージュ。


<所感>
ジャンル的にはサイコスリラーであったはずであるが、クラシックバレエをずっと習っていた私にとっては、かなり多くの要素がバレエ白鳥の湖へのオマージュ。

確かに怖いシーンもあったが、それよりも白鳥の湖要素やバレエ要素に注目。


1.ストーリー

主人公であるバレリーナ・サラの人生が「白鳥の湖」とシンクロ。
サラの人生=白鳥の湖のSwan Queen(通常のオデット・オディール役)の人生

2.音楽

バレエのリハーサルシーン、バーレッスンシーンのみならず、
実生活のシーン、クラブ、パーティー会場のシーン、それら全てで
チャイコフスキーの白鳥の湖のスコアをベースとしたアレンジ曲が流れる。


3.演出 その1 ~鏡の使用~

鏡は舞踊家にとって欠かせないもの。
練習時は、常に鏡の中の自分とのにらめっこしてトレーニング。
鏡は、バレリーナにとって、自分の肉体と精神と対峙する際のツール。

同時に鏡は、左右反転させて物体を映し出す、現実に非常によく似た虚構の世界。

映画の中では、この鏡を上手く使い、主人公サラの心理描写。
またたくさんの鏡が様々なシーンに出現する事で、観客の怖さも煽る。


4.演出 その2 ~ハンドカメラ~

ハンドカメラで撮られたと思われるブレタ映像が、まるで観客が稽古場や、登場人物の間近にいる感覚にさせる。ダンサー同士で撮影しあった映像のよう。
さらに、画面が揺れる事で、主人公の揺れる心を表現するだけでなく、観客の不安も煽る。


5.衣装

主人公サラと対峙するニナ。
サラ:稽古着でも、普段着でも、パーティードレスでも白鳥を彷彿とさせる白を基調にした服装。

ニナ:稽古着でも、普段着でも、パーティードレスでも黒鳥を彷彿とさせる黒を基調にしたコーディネート。


6.バレエの振付

良く知られた白鳥の湖をベースにしながら、斬新なアレンジ。
バレリーナなら代替把握している典型的な振付との違いを探すのが非常に楽しい。


7.女優陣の鍛え上げた肉体

バレエは非常に厳しい世界。「練習を1日さぼると自分に分る、 2日さぼると先生やパートナーに分る、3日さぼるとお客様に分る」といわれるほど、日々肉体を鍛え抜いて行う芸術。

主演のナタリー・ポートマン、そしてミラ・クニスは当然バレリーナではないし、バレエをやっていたわけではないようなので、時間をかけて、それ相応の練習をした模様。
それでもやはり、十数年間、毎日踊り続けているプロのダンサーにテクニックは叶わないが、数か月であそこまで出来るのはスゴイ。
グランフェッテや白鳥の腕の動きもある程度出来てたし。


<まとめ>
やっぱりこの作品は、「白鳥の湖」へのオマージュ。

バレリーナの方は、一度は見た方がいいと思う。

そして、バレエを知らない方は、ある程度クラシック・バレエとバレエ作品「白鳥の湖」を勉強してから観賞すると、映画がもっと楽しめるはず。
本日は第83回アカデミー賞の授賞式でした。

作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4冠を獲得した「The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ)」。

アカデミー賞を受賞した作品をその日のうちに劇場で見れるなんて、日本じゃないきゃないし、日本でも公開タイミングがあってないと難しい・・・と考え、「貴重な経験!今夜観に行くしかない!」と思い、六本木へ。


鑑賞作品:「The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ)」

場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7(収容人数:644+2)

時間:21:45~24:00

客の入り:真ん中のセクションに、数席開けて人が座ってる程度。
総座席数の一割まで、人はいなかった気がする。
ただ、通常の月曜日の最終上映よりは、観客は入ってた。
アカデミー賞効果だろうか?
私がいずれ絶対見ようと思っていたが、今夜見たのは完全にアカデミー効果。

<注目した点>

明日は映画の日。
誰でも料金が1000円なので。かなりの集客が予想される。
明日の夕方からの回の人の入りに注目。

ちなみに、一昨日(26日)の公開日も映画館前が大行列だったり、
座席の売り切れ続出により、急遽上映回を増やしたとGAGAが呟いていた。
もしかしたらギャガの戦略かもしれないが。笑

・ GAGAツブヤキ1
本日から108館で公開中の英国王のスピーチ、全国で満席続出中★アカデミー賞発表まであと2日、今観るべき作品!急いでください!
2:22 PM Feb 26th Teeweeから
 
・ GAGAツブヤキ2
[速報]本日上映追加★英国王のスピーチ、満員続出につき、入れないお客様のため急遽上映会増えました!!日比谷のTOHOシネマズシャンテ21:20、渋谷のBunkamuraル•シネマ21:30!今なら入れますよ!! 7:03 PM Feb 26th Teeweeから

GAGAのちょうどアカデミー賞にぶつけた公開タイミングがスゴイな。
アカデミー賞の受賞式と、公開タイミングが一緒になるのは、まずアメリカではありえない。
アメリカ公開から数カ月遅れの日本だから取れた戦略。
ちなみに、アメリカでの公開は2010年11月26日。


<日米ポスター比較>

$欲深いんじゃありません! 自分の欲求に忠実なんです!-アメリカポスター
アメリカのポスター

$欲深いんじゃありません! 自分の欲求に忠実なんです!
日本のポスター

アメリカ版ポスターの方が、artistic。
俳優の顔を出さなくても、映画主題で勝負している感が出てる。
ただ、コリン・ファースの顔が拡大されすぎて、we can see his pores!!!

日本版のポスターは映画のクライマックス近くを切り取った感じ。
あんまり好きじゃないかも。


<映画の感想>
アカデミーを沢山受賞したからとかじゃなく、いい作品でした。
かなりホッコリ。見終わった後に暖かい気持ちになりました。

ロイヤルファミリーも人なんだと思わせるだけに留まらず、歴史のお勉強にもなる。
そして、どんなに違う人生を送ってきていてもお互いを認め合い支えあえる友達はやっぱり大事だし、自分自身が自分の存在を認めるってことの大事さも改めて実感。

だからと言って、シリアスすぎて、笑いがゼロなわけでもなく、it was a good mixture of everything.

何よりもStammer(吃音症)を直すためのトレーニングが結構笑える。

今度から、私もプレゼンやスピーチで緊張したり、仕事でストレス溜まったら・・・
"Shit. Shit, shit, shit, shit, shit, shit, shit, shit, shit, shit, shit, shit!"とか、"Fuck. Fuck! Fuck, fuck, fuck and fuck! Fuck, fuck and bugger! Bugger, bugger, buggerty buggerty buggerty, fuck, fuck, arse! "って言ってリラックスしようっと。w
でも、私の場合は普段からFUCKとかSHITって言ってるため、意味がないかも?!

後は、何かの歌のメロディーに乗せて、自分の気持ちを話したり、ワルツを踊りながら言葉にしてみたりします。w

そして、クラシック音楽が上手く使われてました。

まず、私の大好きなベートーベンの曲が絶妙に使われている!!!
クライマックスのスピーチ: 交響曲第7番の第2楽章。
そして、スピーチ終わった後に流れるピアノ協奏曲5番「皇帝」第二楽章。
上手い使い方すぎ。大興奮でした。

他にもモーツアルト「フィガロの結婚」序曲、クラリネット協奏曲第一楽章
あとは、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」


とにかく、アカデミー賞を受賞した作品をその日のうちに見るという貴重な体験でした。

<受賞者および作品一覧>

作品賞
「The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ)」

監督賞
Tom Hooper (トム・フーパー)  
The King's Speech(邦題:英国王のスピーチ)

主演男優賞
Colin Firth (コリン・ファース)
The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ)

主演女優賞
Natalie Portman(ナタリー・ポートマン)
Black Swan (邦題:ブラック・スワン)

助演男優賞
Christian Bale(クリスチャン・ベール)
The Fighter(邦題:ザ・ファイター)

助演女優賞
Melissa Leo (メリッサ・レオ)
The Fighter(邦題:ザ・ファイター)


外国語映画賞
「In a Better World(原題)」

長編アニメーション賞
「Toy Story 3 (邦題:トイ・ストーリー3)」

オリジナル脚本賞
David Seidler (デビッド・サイドラー)
The King's Speech (邦題:英国王のスピーチ)

脚色賞
Aaron Sorkin (アーロン・ソーキン)
The Social Network (邦題:ソーシャル・ネットワーク)

撮影賞
「インセプション」

編集賞
「ソーシャル・ネットワーク」

美術監督賞
「アリス・イン・ワンダーランド」

衣装デザイン賞
「アリス・イン・ワンダーランド」

作曲賞
「ソーシャル・ネットワーク」

主題歌賞
“We Belong Together”from Toy Story 3 (邦題:トイ・ストーリー3)

音響編集賞
「インセプション」

音響録音賞
「インセプション」

視覚効果賞
「インセプション」

メイクアップ賞
「ウルフマン」

短編アニメーション賞
「The Lost Thing」

長編ドキュメンタリー賞
チャールズ・ファーガソン監督 「Inside Job」

短編ドキュメンタリー賞
「Strangers No More」

短編実写映画賞
「God of Love」


<感想>

あまり番狂わせなし。

「インセプション」がやはり技術系の部門に強く、4冠。
これは、作品賞、主演男優賞、監督賞と主要な賞を受賞した「英国王のスピーチ」と一緒の受賞数。

「ソーシャル・ネットワーク」は一応3冠だが、主要な賞の受賞はしてないな。
これは、アカデミー会員に若い人が少ないから通じにくかったって事?
それともデビット・フィンチャーがアカデミー会員に嫌われてる?

トゥルー・グリッドが10部門にノミネートされてて、無冠に終わったのは少し驚き。
アメリカのレビューを読むと、結構評価が高かったのにな。
戦う相手(ソーシャル・ネットワークと英国王のスピーチ)が悪かったのであろうか。



今回のアカデミー賞からの最大の学び。

ツイッターは、かなり役立つ!

会社で仕事をしていたため、wowowの中継はもちろん、ネットでのストリーミングも見れなかった。
でも、ツイッターのTLでライブ感を味わえた。
ネットの速報も一緒に追いかけていたが、ツイッターのつぶやきの方が情報が早かった。
また生中継の画像を見ている人のTLから、少し臨場感を味わうことができた。