12月前半で飲んだワイン | waterski2121のワインブログ

waterski2121のワインブログ

~家飲みワインを中心に~

12月のワインシーズンの前半に飲んだワインたち。

2012 Domaine Chaud Fellows Reserve (Kerner)

新潟にある小林さんが夫婦で経営している小林ワイナリーのワイン。
年に2回、計4-5本が送られてくるというプランに参加しており、初めて送られてきたワインがこちら。
どうやら北海道のケルナー種100%で造られたワインで、ラベルにはヴィンテージとアルコール度数が手書きで書かれており手作り感が満載。
ワインももちろん丁寧に手作りしているようで、ダシの旨みをワインに与えることを目指しているとか。

このワイン、色は黄緑がかっており、レモンやグレープフルーツの皮のニュアンスが感じられ、突き刺さるような酸と後味に感じるほのかな苦み/旨みが特徴。
主に和食と一緒にダラダラと飲んでましたが、なぜか飲み飽きない不思議なワインなのです。
東京で売っているわけではないので気軽に買えませんが、継続して飲んでみたいと思えるワインでした。
*写真、撮り忘れたみたい・・・

☆2012 ドメーヌ・ショオ フェローズ・リザーブ


2011 Navarro Anderson Valley Gewurztraminer

2013年に同じAnderson Valleyのゲヴュルツでワインを造ったので(2015年1-2月に到着予定)、そのワインをイメージするためにドライなゲヴュルツを購入。
調べてみると、ドイツと同様に大樽で発酵・熟成しているとのこと。
我々が造ったものは小樽発酵・熟成なのでタイプは違うと思いますが。。。

ゲヴュルツというと「ライチ」のニュアンスがはっきり感じられるドイツやアルザスのワインをイメージしますが、こちらは白桃や柑橘系なども感じられ、ミネラル的なニュアンスも。
完全に残糖ゼロでドライ、ボディは欧州のゲヴュルツほど厚くはなく、酸は心地よく感じられます。
飛び抜けた感じのワインではありませんが、バランスの良いワイン。

☆2011 ナヴァッロ アンダーソン・ヴァレー ゲヴュルツトラミネール



2005 El Molino Rutherford, Napa Valley, Chardonnay

最近、10年弱くらいの熟成カリフォルニア・シャルドネで当たりが多かったので、こちらを開けてみました。
色は控えめなゴールドで、蜂蜜やちょっぴり強めの樽のニュアンスが感じられます。
酸は意外とあり、厚みのあるボディで、後味に少々苦みが感じられます。
なかなかゴージャスなシャルドネでした!

☆2005 エル・モリーノ ラザーフォード ナパ・ヴァレー シャルドネ



2011 Silkwood Chardonnay

2,500円弱のワインですが、1年ほど前に15年熟成のこちらのシラーを飲んだ際にいい感じの凝縮感が感じられたこともあり、気になっていたワイナリーのシャルドネ。
香りを嗅いで驚いたのが、あまりにもゴージャスな樽の香り。
果実よりも樽香が前面に出ており、ちょっとコクがありすぎ?
2011は天候が良くなかったこともあり、果実味が控えめになった一方、例年と同様の樽使いをしたせい?と思ってしまいました。
好きな人は好きでしょうが、40歳を過ぎた私にはちょっとゴージャス過ぎたかな?

☆2011 シルクウッド シャルドネ



2012 Gerad Raphet Bourgogne

ジェラール氏のお父さんであるジャン氏のワインが好みであったこともあり、初めて息子のワイン(ACブルゴーニュ)を近所の酒屋で購入。
きれいなルビー色の液体からはフレッシュなイチゴやラズベリーの香りがして、ほんの少しぶどうの梗のようなニュアンスも感じられます。
タンニンは控えめで酸が際立つ線の細めなブルゴーニュらしい(?)ワイン。
素晴らしいブルゴーニュワインが持つ複雑さには欠けますが(価格的には当たり前?)、ウォッシュチーズと一緒に飲んでいるとワインを持つ手が止まらないフレンドリーなワインでした。

☆2012 ジェラール・ラフェ ブルゴーニュ



2002 DuMOL Russian River Valley, Sonoma County, Pinot Noir

DuMOLのシャルドネは大好きなのですが、ピノを飲むのは初めて(高いのでそんな簡単に買えません・・・)。
12年熟成したDuMOL Pinot Noirですが、どのような状態なのか楽しみ。

色はきれいなルビー。
そして香りは熟したイチゴなどのベリーやスパイスが感じられます。
14.5%のアルコール度数のせいか、若干アルコール度数が高めには感じられ、ボディは厚めですが、酸がかなりしっかりしているため良いバランス。
余韻はとても長く、若干の苦みが特徴的。
ピュアな果実感が印象的な素晴らしいワイン。
若いDuMOLを飲んだことはありませんが、12年経って熟成香がまだ全く感じられないのには驚き。
しっかりとした酸があるので、まだまだ熟成していくのかもしれません。
もうこのワインを仕入れるのは不可能に近いかもしれませんが、10年後くらいにまた飲めたらうれいしかも。。。

☆2002 デュモル ロシアン・リヴァー・ヴァレー ソノマ・カウンティ ピノ・ノワール



2013 Donna Marzia Aglianico

近所の酒屋でディスカウントしていたアリアーニコ種のワインを購入。
アリアーニコ種は南イタリアの太陽の恵みを浴びた安旨ワインの印象があり、初めて見たブランドだったため興味を持ったのです。
想像通りの完熟果実のニュアンスが感じられ、タンニン・酸ともに控えめですが、Juicyで飲みやすいワイン。
アリアーニコというとタンニンが多めだろうと思ってましたが、こちらは完熟してタンニンも丸くなったようです。
1,000円弱という値段を考えたら、Good。

☆2013 ドンナ・マルツィア アリアニコ



2003 Paraduxx Napa Valley

パラドックスという「矛盾」という意味と、あひるの「ダック」をかけ合わせた、Duckhorn Vineyardsのワイン。
矛盾と言うだけあって、ジンファンデル主体にもかかわらず、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フランなどがブレンドされているようです。
香りは赤系果実だけでなくカベルネ由来なのか黒系果実も共存していて、また重低音なトーン(?)な香り(熟成しているから?)。
ボルドー品種がブレンドされているだけあって、ジンファンデルとしては非常に骨格がしっかりしており、飲み応えもあるワインでしたー。

☆2003 パラダックス ナパ・ヴァレー



2011 Chateau Moulin Saint Geroges, St Emilion

どうやらシャトー・オーゾンヌのオーナーが所有しているシャトーであるためか、その弟分と言われているワイン。
オーゾンヌを期待して飲んではダメですが、ヴィンテージ的にまだ開ききっていない印象。
一週間くらいかけて飲みましたが、5日目くらいから果実の香りが開いてきて、美味しくなってきました。
メルロー主体なのでタンニンは比較的スムーズでしたが、香りの蕾が開くには時間のかかるボルドーらしいワイン。
古いヴィンテージがあれば、是非また楽しんでみたいものです。

☆2011 シャトー・ムーラン・サン・ジョルジュ サンテミリオン



2002 Parry Cellars Napa Valley Cabernet Sauvignon

超マニアックなこのワイン。
年産130ケース、つまりせいぜい5-6樽しかワインを造っていないようです。

色は濃いガーネットでカベルネ・ソーヴィニョン100%らしくカシスなどの黒系果実が豊かに感じられます。
酸はほどよくあり、タンニンが柔らかくなっていて、アルコール度数の割りには気持ちよく飲めてしまいます。
後味の苦みが少し気になりましたが、総じて素晴らしいナパのカベルネ12年モノ。
12年経ってもクオリティの高いナパ・カベは万人が喜ぶ味わいを保ちますねー。

☆2002 パリー・セラーズ ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニョン



1997 Fife Cabernet Sauvignon Reserve Napa Valley

比較的安価で購入した1997年という当たり年のナパ・カベルネ。
期待以上の素晴らしい熟成を示していました(同じ価格ならダースで買いたい! 買えないけど・・・)。
熟した黒系果実や黒砂糖が感じられ、ボリュームはあるけれどもスムーズで質のよいタンニンと適度な酸のバランスが良く、熟成カベルネの見本になれるような誰でも美味しいと思えるワイン。
いやはや、カリフォルニアの熟成ワイン、恐ろしや。。。
ちょっと残念なのは、このFifeというワイナリーが既に廃業していることでしょうか。

☆1997 ファイフ カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー