ここ2ヶ月で家飲みしたワインたち | waterski2121のワインブログ

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~家飲みワインを中心に~

ここ2ヶ月、家で飲んだワインで印象に残ったワインの備忘録。


1999 Domaine Carneros Brut Sparkling Wine

1990年代のカリフォルニア・ナパのスパークリング。
ナパのそれなりのスパークリングの熟成したものを飲んで、なぜか一度も失敗に出会ったことはないのですが、こちらも一口飲んで大満足。
活き活きとした果実味、酵母のような香り、そして若干の熟成ニュアンスがあいまって、素晴らしいバランスを形成していました。
一緒に飲んだ客人もこちらには喜んで頂きました。
二日目も飲みましたが、泡が抜けてもすんごく美味しい。
さすがTaittingerが経営しているだけあって、品質はしっかりしてますね。

☆1999 ドメーヌ・カーネロス ブリュット スパークリングワイン



2014 渡邊葡萄園醸造 ナイアガラ にごり クラシックラベル

この那須のナイアガラを醸したワイン一言で言うと、「強烈なワイン」。
ナイアガラの香りがこれでもか!というくらいに香るワインで、香りの強さを数値化できるとしたらたぶん白ワインの中では五本の指に入るかもというくらい強烈なナイアガラの香り。
一方で後味は不思議な苦みがふんだんに出ており、これが苦手な人がいるかも、とも思いました。
1週間くらいかけてゆっくり飲みましたが、異端児(?)なりに、和食にずーっと寄り添ってくれました。

☆2014 渡邊葡萄園醸造 ナイアガラ にごり クラシックラベル



2012 Domaine Michaud Touraine Eclat de Silex

こんな熟したロワール地方のソーヴィニョン・ブランは自分にとっては初めて(ただ経験が少ないだけですが・・・)。
完熟した柑橘系が豊かに感じられ、しっかりとした酸とのバランスが良いこのワイン、1,000円台半ば少々程度の価格でしたが、何度買ってもいいくらいのコストパフォーマンス!

☆2012 ドメーヌ ミショー トゥレーヌ エクラ・ド・シレックス



2012 Stag's Leap Wine Cellars Karia Chardonnay, Napa Valley

近所の酒屋で安かったので購入したシャルドネ(といっても3,000円前半くらい)。
柑橘系やトロピカルの香りとミネラル的なニュアンスがしっかりと感じられ、酸もしっかりとあり良いワインになる特徴は持ち合わせているのですが、私にとっては何となくバランスが悪く感じてしまうワイン。
バランスは好みによって良くも悪くも感じられるのでしょうか。ワインの難しさですね。

☆2012 スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ カリア シャルドネ ナパ・ヴァレー



2012 Maboroshi Chardonnay, Los Carneros

こちらは以前参加したワインメーカーディナーで美味しいと思ってその場で1本購入したもの。
美味しいと思って感動して購入したワインを、後日また飲む際にその感動は通常薄れるものですが、このワインは何度飲んでも全くがっかりしないどころか、感動を味わえます。
とにかく果実味・樽のニュアンス・酸のバランスが素晴らしい。
Maboroshiのワインはピノもいいですが、個人的にはコチラが断然オススメです。

☆2012 幻ヴィンヤード シャルドネ ロス・カーネロス



2007 Paradise Ridge Chardonnay, Nagasawa Vineyard, Russian River Valley, Sonoma County

2009年にソノマのパラダイス・リッジを訪問した際に、ワイナリーから直接購入したワイン。
色は透明感のあるゴールド。香りは熟したアプリコットが主体で、熟成による香りだと思いましたが、酸化のニュアンスは全く無し。
滑らかでどっしりとした口当たりで、酸はしっかりと感じられ、余韻も長いです。
正直、現地価格で30ドル程度のシャルドネですが、7年熟成させて完璧な姿を見せてくれました。
良い意味で期待を裏切られ、Very happyです。

☆2007 パラダイス・リッジ シャルドネ ナガサワ・ヴィンヤード ロシアン・リヴァー・ヴァレー ソノマ・カウンティ



2013 L'escargo Muscat Bailey A

新潟県にあるレスカルゴという小さなワイナリーのマスカット・ベイリーA。
今まで飲んだベイリーAの中では3本の指に入るくらいの美味しさ。
ベイリーAによく感じる野性味っぽい香り・味わいが非常に控えめで、また和食に合いそうなダシのニュアンスを持ち合わせるど真ん中の日本ワイン。
アルコール度も確か11%程度と、全く飲み疲れないワインで、心地よくぐいぐい飲めます。

☆2013 レスカルゴ マスカット・ベイリーA



2009 渡邊葡萄園醸造 マスカット・ベリーA 樽熟成 クラシックラベル

先日飲んだレスカルゴのマスカット・ベイリーAとは異なり、よく抽出され、樽成分が溶け込んでおり、なかなか美味しいです。
ベイリーA特有の野生的なニュアンスが若干気になる人もいるようですが、全然許容範囲。
抜栓後、1週間くらいセラーに放置していたのですが、その後グラスに注ぐと、なんとワインが素晴らしい芳香を出しており、野性的なニュアンスがほとんど消え去ってお花畑(特にスミレの香りが魅惑的)と思えるくらいの香りを放っていました。
また口当たりも滑らかになっており、「脱帽」としか言いようのないレベルのワイン。
抜栓&1週間放置作戦が一番効果を発揮する日本ワインではないかと思います(?)。

☆2009 渡邊葡萄園醸造 マスカット・ベリーA 樽熟成 クラシックラベル



2012 Beau Paysage Tsugane Pinot Noir

久々に開けた貴重な岡本さんのピノノワール。
可愛い小粒のベリーの香り、そしてEarthyなニュアンスや旨み成分がたんまり感じられる、和食に合いそうなワイン。
ほぼ毎日ワインを飲んでますが、ちょっと飲み疲れたかなぁと思ったときに、体に染み入ってくれる素敵なワインです。

☆2012 ボー・ペイサージュ 津金 ピノ・ノワール



2010 Beau Paysage Tsugane La Montagne Trance

そして2010年のメルローですが、2010年ヴィンテージとはいえ、自然な造りをしているので熟成のスピードが早いのでは?と思っていたところ、とんでもなく飲み頃で感動。
いつものようにベリーやスミレ、そしてダシの旨みがふんだんで大変楽しめました。

☆2010 ボー・ペイサージュ 津金 ラ・モンターニュ・トランス



NV Bedrock Shebang Red Wine, California Seventh Cuvee

ジンファンデル46%とグルナッシュ40%が主体。アリカンテ・ブーシュ5%、プティ・シラー5%、サンジョヴェーゼ4%をブレンドしたワイン。
さすがにいろいろな品種をブレンドしているだけあって、さまざまなフルーツが感じられます。
早飲み仕様なワインにしているせいか、タンニンなどはゆるめの抽出で、飲みやすいワインでした。

☆NV ベッドロック シェバン セヴンス・キュヴェ カリフォルニア



2010 Seis de Azul y Garana

スペインのビオワインとのことで、ちょっと興味があり購入。
これ、2000円弱で購入しましたが、かなり良いクオリティです。
香り・味わいともにボリュームがしっかりしており、スミレやハーブなどが感じられ、そして熟したメルローに共通する果実味が感じられるワイン。
アルコール度数は忘れましたが、喉越しがよくクイクイ飲めてしまいます。
「スペインワインってアルコール度数が高いのでちょっと疲れるよねぇ」と思っている人には是非飲んでもらいたいNavarraのワインです。

☆2010 セイス・デ・アスル・イ・ガランサ



2011 Fonterutoli Chianti Classico

最近キャンティ・クラシッコを飲んでいなかったので、2,000円弱で売っていたこのワインを購入。
思ったよりも熟した果実や新樽のニュアンスがあり、なかなか複雑で重厚なワイン。
これはコスパがいいねーと思い、1/3ほど飲んでセラーで保管。
3日後くらいに再度飲むと、なんと最初に飲んだときの印象と違って、タンニンが粗々しく感じられ、何となくバランスが悪くなってました。
安くてもパワフルなイタリアンワインは1週間くらい置いたほうが美味しくなる印象だったのですが、このワインだけは不思議で、なぜか日た経つにつれてバランスを失っていきました。
また買ってもいいくらい最初は美味しかったので、いつかまた購入して試してみたいワインです。

☆2011 フォンテルートリ キャンティ・クラシコ



2003 Casa Vinicola Nicolello Nebbiolo Langhe

1,000円少々の手に取りやすいランゲのワイン。
可愛い小粒のイチゴやハーブのニュアンスが感じられ、酸もしっかりしており、まさに美味しく食事に合うワイン。
コスパ良しです。

☆2003 カーサ・ヴィニコラ ニコレッロ ネッビオーロ ランゲ



2010 Conundrum Red Wine California

「なぞなぞ」という意味の名前の赤ワイン。
いろんな品種が混ざっているワインで、どの品種がどの程度入っているかを明かしていないワインなのでです。
コナンドラムは白も美味しいですが、赤もなかなかです。
赤系・黒系ベリーの香りが爆発するくらいに立ち上がり、口当たりは滑らか。
酸はほどほどにあり、「コレ、美味しいねー」と誰もが美味しいと言いそうなワイン。
複雑さを求めては酷ですが、美味しいカリフォルニアワインの典型例ですね。

☆2010 コナンドラム レッド・ワイン カリフォルニア



2000 Duckhorn Vineyards Estate Grown Merlot, Napa Valley

2007年にナパのダックホーンを訪ねて試飲した際に感動したワイン(ヴィンテージは違いますが)。
ダックホーンはメルローが有名であちこちで販売されてますが、こちらはエステート・グロウンなので、生産量が極めて少ないようです(値段も高い)。
あまーい(?)果実やハーブが心地よく感じられ、口当たりは滑らかでボリューム感のあるワイン。
飲むタイミングとしては、今がベストに近いかもしれません。

☆2000 ダックホーン エステート・グロウン・メルロー ナパ・ヴァレー



2004 Piedrasassi Syrah, California

サンタバーバラ近辺のシラーで造られたシラー。
ここのワインは二度ほど飲みましたが、エレガントなシラーであると印象。
今回も10年熟成させているせいか、果実とオークの香りがうまく統合しており、タンニンも滑らかで、重厚ながらも飲みやすいワイン(価格は決して飲みやすくないですが)。

☆2004 ピエドラサシ シラー カリフォルニア



2010 Cedarville Vineyard Syrah El Dorado

カリフォルニアのシラーは温暖系のガツンとくるタイプが多いように感じますが、こちらはどちらかというと冷涼系のワイン。
派手な果実味を感じるタイプではなく、エレガントで複雑なタイプ。
もうちょっと熟成させて飲んでみたかったですが、我慢できずに食事に合わせて飲んでしまいましたー。美味しかった!

☆2010 シダーヴィル・ヴィンヤード シラー エル・ドラド



2003 La Jota Cabernet Franc Howell Mountain

2014年はStagecoach Vineyard, Napa Valleyのカベルネ・フランを造っているということもあり、事前調査(?)の一環でラ・ホータのカベルネ・フランを抜栓。
色は思ったよりも濃くない(?)ガーネット、香りは完熟した黒系果実に、ハーブやミント、っしてちょっぴりEarthyなニュアンスが感じられます。
非常に滑らかなテクスチャーで、タンニンは丸みを帯びており、また酸はしっかりとワインを支えています。
非常にエレガントで、ついついどんどん飲んでしまう美味しいワインでしたー。

☆2003 ラ・ホータ カベルネ・フラン ハウエル・マウンテン



1991 Silverado Vineyards Cabernet Sauvignon, Napa Valley

SilveradoはナパのSilverado Trailをちょっぴり北上して左側にあるワイナリー。
2009年に訪問し、新作ワインを一通り飲みましたが、正直あまりインパクトを受けなかったという記憶があります。
しかし、この1991年のカベルネは様々なベリーやリコリス、森の下草などのニュアンスが感じられ、Well integratedでWell balanced。
ちょうど熟成の極みにあるこのワインは、アルコール度数13%ということもあり、心地よくどんどん飲めてしまいます(もったいない!)。
この手の熟成ワインが飲めるというのは、本当に幸せなことですね。

☆1991 シルヴェラード・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー



1976 Ridge Vineyards Lytton Springs Zinfandel

1976年生まれの嫁とその友人のために38年熟成のジンファンデルを開けました。
「さすがにもうダメかなぁ」と心配していたのですが、なんとかコルクを開け、グラスに注ぐとエッジはオレンジかかっており、色はきれいなルビー色。
驚くことにフレッシュないちごなどのベリー感がふんだんに残っていて、まだまだ若さを感じられるくらいのワインだったのです。
リットンスプリングスはジンファンデルにプティシラーをブレンドしており、それによってタンニンを補っているとのことですが、さすがにタンニンは液体にきれいに溶け込み、酸のほうがより目立ってました。
これだけ長熟できるのは、やはり酸がしっかりあることによるものなのでしょうか。
いやはや、とにかく驚きを感じられるワインでした!

☆1976 リッジ・ヴィンヤーズ リットン・スプリングス ジンファンデル



2000 Ridge Vineyards Monte Bello, California

先日2004年のリッジ・モンテベロを飲んだ際に、既に熟成香が出ていたので、2000年も良い熟成をしているかなぁと想い、家に残っていたハーフボトルを抜栓。
おーーーーー、何と素晴らしい香りなのでしょう。
ブラックベリーやカシス、杉や枯葉、タバコや甘草の香りがまさに統合しており、現時点で完璧なバランス。
色は濃いめのガーネットで熟成のニュアンスがほとんど見てとれませんが、香りには熟成のニュアンスも程よく感じられ、また4-5年前に飲んだときは明らかにまだ粗かったタンニンは丸みを帯びて、喉をすーっと通っていきます。

今が飲み頃なので今のうちに飲まないとワインがへたってしまうかな?と少々心配になりましたが、リッジの方に言わせると、熟成のニュアンスが出てからの寿命(?)の長さがモンテベロの特徴だとか。
まだ何本か残っているので、今後ゆっくりと飲んでいきたいと思います。

☆2000 リッジ・ヴィンヤーズ モンテ・ベッロ カリフォルニア



2008 Nobility

友人が自宅に来た際の最後のデザートワインとして供出。
甘いデザートとブルーチーズに合わせましたが、抜群のマリアージュ!
蜂蜜やキャラメル、スパイスなどの香りが感じられ、甘口ながらも酸がしっかりあって、非常にバランスの取れた貴腐ワイン。
飲みきってしまうともったいないので、後日ちょびちょび飲んでゆっくり楽しみました。

☆2008 ノービリティ