しずくりあのフィルターを調べていると、17項目と21項目という数字が出てきて、「結局どれくらい性能が違うの?」「安いSkittoでも十分なの?」と迷ってしまいますよね。
しかも、除去できる物質が多いだけで、本当に自宅に合うウォーターサーバーなのかは判断できません。
重要なのは、何を除去できるのか、1日にどれくらい使えるのか、交換費用はいくらなのかという3つの違いです。
【結論】しずくりあのフィルターは4機種で性能が違う
● Skitto
17項目除去・約6ヶ月ごとに交換・1日約3.3Lが目安
● Flatta
21項目除去・約12ヶ月ごとに交換・1日約3.3Lが目安
● Pitto mini
21項目除去・約12ヶ月ごとに交換・1日約7Lが目安
● Pitto
21項目除去・約6ヶ月ごとに交換・1日約14Lが目安
4機種とも、公式の除去対象には有機フッ素化合物のPFOS・PFOAが含まれています。ただし、すべてのPFASを除去できるという意味ではありません。
また、定期配送される交換用フィルターの費用は月額レンタル料に含まれています。
しずくりあは水道水を補充して使う給水型です。定期的な清掃とフィルター交換も必要になります。
さらに、初回お届け日から5年未満で解約すると、利用期間に応じて税込11,000〜55,000円の返却手数料が発生します。
少なくとも数年間は継続利用する見込みがあり、自宅に設置できる方は、以下で4機種の条件を確認してみてください。
しずくりあの17項目と21項目は何が違う?
まず押さえておきたいのは、17項目と21項目の違いは、単純に「21項目の方がすべてにおいて優れている」という意味ではないことです。
公式の機種別仕様を確認すると、Skittoと、それ以外の3機種では除去対象物質の内訳が異なります。
17項目のSkittoでもPFOS・PFOAは除去対象
Skittoは、JIS S 3201に基づく16項目と、浄水器協会の自主規格に基づくPFOS・PFOAの1項目を合わせた17項目に対応しています。
つまり、17項目だからといって、PFOS・PFOAが除去対象外というわけではありません。
一方、Flatta・Pitto mini・Pittoでは、JISの17項目に加えて、浄水器協会の自主規格に基づく4項目に対応しています。
Skittoの公表対象に含まれず、21項目対応モデルの公表対象に含まれるのは、次の4項目です。
・濁り
・アルミニウム
・四塩化炭素
・鉄(微粒子状)
PFOS・PFOAについては、4機種とも除去対象に含まれています。
【一覧】しずくりあのフィルター除去物質を比較
ここからは、公式が公表している試験対象物質を詳しく確認していきます。
まず、以下の16項目は、Skittoを含む4機種のJIS試験対象として公表されています。
4機種に共通するJIS試験対象16項目
- 遊離残留塩素
- 総トリハロメタン
- クロロホルム
- ブロモジクロロメタン
- ジブロモクロロメタン
- ブロモホルム
- トリクロロエチレン
- テトラクロロエチレン
- ベンゼン
- 1,2-DCE
- CAT(農薬)
- 2-MIB(カビ臭)
- ジェオスミン
- 溶解性鉛
- 陰イオン界面活性剤
- フェノール類
水道水の塩素臭が気になる方に関係する遊離残留塩素や、カビ臭に関係する2-MIB・ジェオスミンなども含まれています。
ただし、試験対象に含まれることと、家庭で使用した際にその物質を完全に除去できることは別です。
残り5項目の対応状況
| 除去対象 | Skitto | その他3機種 |
|---|---|---|
| 濁り | 対象外 | 対象 |
| アルミニウム(中性) | 対象外 | 対象 |
| 四塩化炭素 | 対象外 | 対象 |
| 鉄(微粒子状) | 対象外 | 対象 |
| PFOS・PFOA | 対象 | 対象 |
なお、PFOSとPFOAは、公式の項目数では合わせて1項目として数えられています。
表の「対象外」は、公表されている除去性能の対象に含まれていないという意味です。必ずその物質が水に残るという実測結果を示すものではありません。
また、21項目という数字は、あらゆる化学物質や微生物の除去を保証する数字ではありません。
フィルターの除去率は?80%という数字の意味
除去物質の一覧を確認したら、次に見ておきたいのが除去率です。
公式の各機種ページでは、JIS対象物質について、JIS S 3201に基づく除去率80%の試験結果と総ろ過水量が公表されています。
ここで注意したいのは、80%という数字を、すべての物質について家庭で常に80%除去するという意味に受け取らないことです。
試験では、決められた条件に基づいて性能を評価します。しかし、実際の家庭では水質や使用量、フィルターの使用状況が異なります。
そのため、試験結果は性能を比較するための根拠になりますが、自宅の蛇口から出る水に何がどれだけ含まれ、ろ過後に何が何%残るかを直接示すものではありません。
PFASは全種類を除去できる?
しずくりあでは、4機種ともPFOS・PFOAが除去対象として公表されています。
また、公式は2024年10月に、SkittoとPittoについて、浄水器協会の自主規格に準じた試験でPFOS・PFOAが検出限界値未満になった結果を公表しています。
ただし、PFOS・PFOAの除去試験結果は、PFAS全種類の除去を保証するものではありません。
また、試験に用いられた条件と、自宅の原水条件が同じとは限りません。
特定の物質について不安がある場合は、その物質が公式の試験対象に含まれているかを個別に確認することが重要です。
水道水・井戸水・軟水化で判断する際の注意点
フィルターの性能だけを見ていると見落としやすいのが、そもそも何の水を給水するかという問題です。
しずくりあは、水道水を補充して使う給水型ウォーターサーバーとして案内されています。
井戸水を使いたい場合
井戸水は、水道水と水質管理や原水条件が異なる場合があります。
そのため、井戸水を使いたい方は、除去項目数だけを理由に利用可能と判断しないでください。
使用できる原水の条件をメーカーに確認し、必要に応じて井戸水そのものの水質検査についても確認しましょう。
硬水を軟水に変えたい場合
浄水と軟水化は同じではありません。
水の硬度はカルシウムやマグネシウムなどの量と関係します。塩素やPFOS・PFOAの除去性能が公表されていても、それだけで硬度を下げられるとは判断できません。
硬度を下げること自体が目的なら、硬度低減性能が明示されている製品を別途検討してください。
・水道水を使用する
・公表された除去対象物質で目的を満たせる
・フィルター交換と定期清掃ができる
・数年間の継続利用を想定している
これらに当てはまる場合は、次に必要な浄水量と機種を確認していきましょう。
フィルターの浄水量と交換頻度を4機種で比較
除去対象物質と同じくらい重要なのが、フィルターの処理能力です。
例えば、飲み水だけに使う家庭と、料理や炊飯にも毎日使う家庭では、必要な水量が異なります。
| 機種 | 有効浄水量 | 1日のろ過目安 | 交換周期 |
|---|---|---|---|
| Skitto | 600L | 約3.3L | 約6ヶ月 |
| Flatta | 1,200L | 約3.3L | 約12ヶ月 |
| Pitto mini | 2,520L | 約7L | 約12ヶ月 |
| Pitto | 2,520L | 約14L | 約6ヶ月 |
特に注目したいのが、Pitto miniとPittoです。
両機種とも有効浄水量は2,520Lですが、交換周期と1日の使用量の目安が異なります。
つまり、同じ総ろ過水量でも、毎日どの程度使用する想定なのかによって交換頻度は変わります。
なお、表の水量は公式の性能表示に基づく目安です。短時間に連続して取り出せる冷水・温水の量とは異なります。
給水タンクの容量は別に確認する
もう一つ見落としたくないのが、給水タンクの容量です。
| 機種 | 給水タンク容量 | 1日のろ過目安 |
|---|---|---|
| Skitto | 6.5L(浄水部1.5L) | 約3.3L |
| Flatta | 4.1L | 約3.3L |
| Pitto mini | 3.0L | 約7L |
| Pitto | 4.5L | 約14L |
例えば、Pitto miniは1日約7Lが使用量の目安ですが、給水タンクは3.0Lです。
そのため、1日に7Lを使用するなら、途中で水道水を補充する必要があります。
フィルターの処理能力が大きくても、給水する手間が少ないとは限らないのです。
料理や炊飯まで頻繁に利用したい方は、1日の使用量だけでなく、シンクから設置場所までの距離や補充のしやすさも考えて選びましょう。
フィルター代はいくら?交換のたびに料金がかかる?
しずくりあでは、通常の定期交換用フィルター代と配送料が月額レンタル料に含まれています。
定期交換のたびに、別途カートリッジを購入する仕組みではありません。
・定期交換用フィルター:月額料金に含まれる
・定期フィルター配送料:月額料金に含まれる
・交換作業:利用者自身で実施
・定期配送とは別の追加注文:別途確認が必要
ただし、毎月のレンタル料とは別に、水道料金や電気料金がかかります。
また、定期配送とは別に追加フィルターが必要になった場合は、通常の定期交換分と同じ条件とは限りません。
Skittoの交換頻度が気になる場合
Skittoは約6ヶ月ごとに交換用フィルターが定期配送されます。
新しいカートリッジを使用する前には、公式手順に従って水道水に約30分浸す準備が必要です。
交換作業そのものは工具不要とされていますが、準備時間も含めて考えておきましょう。
一方、FlattaとPitto miniは約12ヶ月ごとの交換です。フィルターの交換回数を減らしたい方は、この違いも判断材料になります。
4機種のうち、どれが自分の使い方に合う?
ここまで除去物質、浄水量、交換頻度を確認してきました。
最後は、毎日の生活で何を優先したいのかによって選ぶことが大切です。
Skitto:料金を抑えて飲み水を中心に使いたい人
Skittoの通常月額料金は税込2,640円です。
17項目の除去性能と1日約3.3Lの使用量で足りる家庭なら、月々のレンタル料を抑えながら利用できます。
ただし、濁りなど21項目対応機種に含まれる4項目は、Skittoの公表対象に含まれていません。
自宅の水道水について、その違いが問題にならないと判断できる方に向いています。
Flatta:21項目対応と床置き型の使いやすさを両立したい人
Flattaの通常月額料金は税込2,970円です。
Skittoと同じ1日約3.3Lの使用量を想定しながら、21項目の除去性能と約12ヶ月のフィルター交換周期を備えています。
Skittoより月額330円高くなりますが、除去対象物質と交換周期に違いがあります。
使用量はそれほど多くないものの、21項目対応の床置き型を希望する方が検討しやすい機種です。
Pitto mini:21項目対応で料理にも使いたい人
Pitto miniの通常月額料金は税込2,970円です。
21項目の除去性能に対応し、1日のろ過量は約7Lが目安です。
また、卓上タイプなので、床置き型を置きにくい住環境でも選択肢になります。
ただし、本体の奥行きは444mmあり、給水タンクは3.0Lです。設置する台の奥行きや耐荷重、補充する手間は確認してください。
21項目の除去性能に加え、飲み水だけでなく料理にも利用したい方は、Pitto miniを候補にできます。
Pitto:水をたくさん使う家庭
Pittoの通常月額料金は税込3,300円です。
21項目の除去性能を備え、1日のろ過量は約14Lが目安です。
飲み水だけでなく、炊飯や料理にも日常的に浄水を使用したい家庭で検討できます。
ただし、使用量が多い分だけ水道水を補充する作業も発生します。家族が多いからという理由だけで決めず、実際の使用量と給水動線を確認しましょう。
UVクリーンはフィルター性能とは別
しずくりあには、4機種ともUVクリーン機能が搭載されています。
ただし、UVクリーンとフィルターによる物質の除去は、それぞれ役割が異なります。
UVクリーン機能があるからといって、フィルター交換や給水タンクの清掃が不要になるわけではありません。
衛生的に使用するためには、各機種の取扱説明書に従って定期的に清掃し、指定されたタイミングでフィルターを交換する必要があります。
フィルターが届かない・追加注文したい場合は?
しずくりあでは、通常の交換時期に合わせてフィルターが定期配送されます。
ただし、配送日時や配送業者を利用者が指定することはできません。
また、定期配送とは別に追加フィルターが必要になった場合は、公式のお客さまセンターへの問い合わせが必要です。
フィルターの追加注文や配送トラブルは、公式窓口で確認してください。
アクアお客さまセンター
0120-338-113
受付時間:9:00〜18:00
追加注文品について、公式FAQでは15日以内の配送と案内されていますが、在庫状況や配送事情によって遅れる場合があります。
現在使用中のフィルターの交換方法がわからない場合は、公式の取扱説明書や交換動画を確認してください。
なお、定期配送されたフィルターを受け取れず、再配達が必要になった場合も、公式窓口への連絡が必要です。
申し込む前に確認したい5年未満の解約条件
しずくりあの利用を検討する際は、フィルター性能だけでなく、継続利用する期間についても考えておく必要があります。
公式FAQでは、初回お届け日から5年未満で解約した場合、利用期間に応じた返却手数料が設定されています。
| 解約する時期 | 返却手数料(税込) |
|---|---|
| 1年未満 | 55,000円 |
| 1年以上2年未満 | 44,000円 |
| 2年以上3年未満 | 33,000円 |
| 3年以上4年未満 | 22,000円 |
| 4年以上5年未満 | 11,000円 |
また、利用開始後に自己都合で機種を変更する場合、公式FAQでは税込22,000円の交換費用が案内されています。
そのため、契約してからフィルター性能や浄水量が合わないことに気づくより、申し込む前に必要条件を整理しておく方が合理的です。
しずくりあのフィルターに関するよくある質問
Q.SkittoでもPFASを除去できますか?
Skittoの公式除去対象には、PFOS・PFOAが含まれています。ただし、PFASの全種類について除去性能が保証されているわけではありません。
Q.21項目の方が17項目より安全ですか?
21項目対応モデルの方が、公表されている除去対象の範囲は広くなっています。ただし、除去項目数だけで、自宅で使用した場合の安全性全般を判断することはできません。
Q.しずくりあの水はペットにも使えますか?
公式ではペットの飲み水への利用も案内されています。ただし、ペットの種類や持病、獣医師からの食事・飲水指導によって適切な水が異なる場合があります。個別の健康上の条件がある場合は、獣医師に確認してください。
Q.フィルターを交換しないまま使えますか?
交換時期を超えて使用すると、公表された除去性能を維持できるとは限りません。指定された交換時期と使用量の目安を守りましょう。
Q.使用量が少なければ交換周期を延ばせますか?
使用量が少ない場合でも、自己判断で定期交換の周期を延ばすことは推奨できません。公式が指定する交換時期に従ってください。
まとめ|17項目と21項目、数字だけで選ばないことが大切
しずくりあのフィルターは、Skittoが17項目、Flatta・Pitto mini・Pittoが21項目の除去対象に対応しています。
ただし、機種選びでは除去項目数だけでなく、1日の使用量、給水タンクの容量、交換頻度も重要です。
飲み水を中心に少量使う方と、家族の料理まで毎日たっぷり使う方では、必要な機種が変わります。
また、定期フィルター代が月額料金に含まれていても、電気代・水道代や、5年未満の解約条件については別途確認が必要です。
① 自分が気にしている物質が除去対象に含まれるか
② 毎日の使用量に合っているか
③ 給水とフィルター交換を無理なく続けられるか
④ 5年未満の解約条件に納得できるか
この4つを確認できた方は、4機種の料金と設置条件を見比べ、生活に合うモデルを選んでみてください。
参考資料:しずくりあ公式サイトの各機種仕様、フィルター除去項目、料金ページ、FAQ、PFAS検査結果および環境省のPFAS関連資料。製品仕様・料金・契約条件は変更される可能性があるため、申込前に最新の公式情報をご確認ください。