「卓上なら置けそう」と思っても、実際に測ると奥行きが足りない。逆に小ささだけで決めると、今度は水の補充が増えて面倒になりそう――。

卓上の浄水型ウォーターサーバーは、幅や高さだけでなく「奥行き・給水タンク容量・使える温度・契約期間」までセットで比較すると選びやすくなります。

先に結論

キッチンカウンターの奥行きをできるだけ残したい
→ エブリィフレシャス mini

高さを抑えたい・常温水や再加熱も使いたい
→ putio(プティオ)

月額料金を抑えたい・5~6年使う前提で選べる
→ Locca litta(リッタ)

短期利用、水の補充自体をしたくない、天然水を飲みたい人は、卓上浄水型を無理に選ぶ必要はありません。

「自宅の置き場所ならどれが残るのか」を先に整理したい人は、サイズだけでなく契約条件まで一緒に確認しておくと、候補を絞りやすくなります。

すでにサーバーを利用中の人へ
水漏れ・故障・異臭などのトラブルが起きている場合は、新しいサーバー探しより現在のメーカーへの連絡を優先してください。この記事は、主に新規契約・乗り換え前の比較をしたい人向けです。

卓上浄水型は「一番小さい機種」を選べばいいわけではない

卓上ウォーターサーバーを探していると、「幅23cm」「高さ41.5cm」などの数字に目が行きます。

でも、契約後に困りやすいのは本体サイズそのものより、置いた状態で毎日給水・出水・掃除ができるかです。

置く前に測りたい5項目
  • 本体の幅・奥行き・高さ
  • 背面や左右に必要な放熱スペース
  • 給水タンクやフタを開ける上部空間
  • コンセントまでの距離
  • 水を入れた状態でも支えられる設置台か

特にキッチンカウンターでは、横幅より奥行きが重要です。

幅が2cm細くても、本体が手前へ5~7cm張り出せば、まな板を置くスペースや調理スペースを圧迫することがあります。

Every mini・putio・littaを同じ条件で比較

比較項目 every frecious mini putio Locca litta
本体サイズ 幅25×奥行29.5×高さ47cm 幅24×奥行36.2×高さ41.5cm
床面奥行28cm
幅23×奥行34.7×高さ50cm
重量 8.3kg 8.0kg 12.8kg
給水タンク 3.3L 3.0L 3.0L
総タンク容量 5.0L 5.0L 5.0L
主な温度機能 冷水・ECO冷水・温水・ECO温水 冷水・温水・常温水・再加熱・ECO 冷水・温水
月額の目安 3,300円 3,140円
お得プラン2,680円+あんしんサポート460円
2,380円
Loccaお得プラン・6年
契約上の注意 契約・交換後3年未満の解約は40,000円(不課税) 公式LPでは2年プランを案内。契約期間中の解約は違約金が発生する場合あり 基本プラン5年/お得プラン6年。期間内解約は契約解除料あり
メンテナンスの特徴 利用者による日常清掃+定期カートリッジ交換 半年ごとカートリッジ+1年ごとにサーバー本体交換 8か月ごとにカートリッジ定期配送

※2026年8月29日時点の各社公式情報をもとに整理。水道代・電気代は別途必要です。申込経路や契約時期により条件が異なる場合があるため、最終的には申込画面・契約書面を優先してください。

奥行きを抑えたいならevery frecious mini

miniは奥行29.5cmです。

putioは本体奥行36.2cm、littaは34.7cmなので、「カウンターの手前側をできるだけ残したい」という条件ではminiを候補にしやすくなります。

ただし、miniは高さ47cmだけを見てはいけません。フタを開けた高さは67cmなので、吊戸棚の下へ置く場合は給水時の空間まで測る必要があります。

高さと機能を優先するならputio

putioの高さは41.5cm

さらに冷水・温水だけでなく、常温水と再加熱機能にも対応しています。

「卓上は譲れない。でも常温水も使いたい」という人は、miniやlittaよりputioの条件が合いやすくなります。

注意したいのは奥行です。公式では床面奥行28cmと案内されていますが、本体全体の奥行は36.2cmあります。「A4程度の台に載る」という意味と「本体が奥行28cmに収まる」という意味は同じではありません。

月額を抑えたいならlitta。ただし長期契約を先に見る

littaのLoccaお得プランは月額2,380円で、今回比較した3機種では毎月の固定料金を抑えやすい設定です。

ただし、最低利用期間は6年。月額だけを見て決めると、引っ越しやライフスタイルの変化で途中解約したくなったときに負担が出る可能性があります。

36か月の固定費で見ると、月額の安さだけでは決められない

月額料金だけでは差が小さく見えるので、キャンペーンを除いた36か月分の基本固定費へ置き換えてみます。

機種 月額計算 36か月の基本固定費
every frecious mini 3,300円×36か月 118,800円
putio お得プラン 3,140円×36か月 113,040円
Locca litta 6年プラン 2,380円×36か月+初回事務手数料3,300円 88,980円
ここが重要です。
littaの88,980円は、あくまで36か月間支払う基本固定費です。6年プランを3年以上4年未満で解約する場合、現在の公式料金表では30,000円の契約解除料が設定されています。

つまり「3年だけ使うつもり」で月額2,380円を選ぶと、月額の安さだけでは判断できません。

長く使えるかまで含めて比較すると、単純な月額ランキングより自分に合う機種が見えやすくなります。

卓上浄水型のデメリット|小さい代わりに増える手間もある

1|給水回数は床置き型より増えやすい

今回の3機種は、給水タンクが約3~3.3Lです。

1人で飲み水やコーヒーに使う程度なら大きな負担にならなくても、家族で飲み水・炊飯・料理まで使えば、1日に何度も補充する可能性があります。

3L前後の給水タンクで考えた補充イメージ

約2L/日 → 1~2日に1回程度
約3L/日 → おおむね毎日
約5L/日 → 1日1~2回程度
約7L/日以上 → 1日2回以上になる可能性

「コンパクト=手間も少ない」ではありません。置き場所を小さくする代わりに、補充回数は増えやすいという関係があります。

2|水道水を入れる作業はなくならない

宅配水のようなボトル受取・保管・交換はありません。

その代わり、水が減れば自分で水道水を補充します。

つまり、なくなるのは「水に関するすべての作業」ではなく、重いボトルを買う・受け取る・保管する作業です。

「タンクへ水を入れる作業すらしたくない」という人は、卓上給水型ではなく水道直結型まで候補を広げたほうが目的に合います。

3|給水タンクの清掃は必要

給水型は水道水を自分でタンクへ入れるため、タンクや出水口などの日常的なお手入れが必要です。

たとえばevery freciousでは、上部タンクを3日に1度を目安に洗うよう案内されています。

「ボトル交換がないから何もしなくていい」と考えると、導入後に面倒に感じやすいポイントです。

4|短期利用とは相性が悪い場合がある

卓上浄水型は月額料金が比較的わかりやすい一方、レンタル契約には最低利用期間や途中解約時の費用があります。

転勤・引っ越し・同居予定などで1~2年後の生活が大きく変わる可能性がある人は、「毎月いくらか」より「何年使えるか」を先に確認してください。

結局どれが向いている?生活条件で3つに分ける

every frecious miniが向きやすい人
  • キッチンカウンターの奥行きをなるべく残したい
  • 冷水・温水が使えれば十分
  • 3年以上使う予定がある
  • 3.3Lタンクへの給水を負担に感じにくい
  • ボトルの買い出し・受取・保管をなくしたい
putioが向きやすい人
  • 本体の高さをできるだけ抑えたい
  • 卓上でも常温水を使いたい
  • 再加熱機能が欲しい
  • 年1回のサーバー本体交換を重視したい
  • 奥行36.2cmを確保できる
Locca littaが向きやすい人
  • 月額の固定料金を抑えたい
  • 横幅23cmの細さを重視する
  • 冷水・温水があれば十分
  • 5~6年の長期利用を想定できる
  • 契約期間中の解約条件を理解して選べる
卓上浄水型をおすすめしにくい人
  • 1日に何度も給水するのが嫌
  • 水道水を補充する作業自体をなくしたい
  • 天然水の産地や味を重視する
  • 水の使用量がかなり少ない
  • 1~2年程度の短期利用を予定している
  • 給水タンクの清掃を続けたくない

ここまでの条件で「自分ならどの1台か」が見えてきた人は、申込前に最新料金と契約期間をもう一度確認しておくと安心です。

置き場所別|小型でも「生活動線」まで考える

キッチンカウンター

水道から近いため給水しやすく、料理にも使いやすい場所です。

一方で、サーバーを置いたことで調理スペースが狭くなると、毎日のストレスになりかねません。

横幅だけでなく、サーバー設置後にまな板や皿を置く奥行きが残るかまで測ってください。

リビング

飲み水を頻繁に使う家庭なら便利ですが、キッチンから離れすぎると給水するたびに水を運ぶことになります。

「水を飲む場所」だけでなく、水を補充する場所から近いかも重要です。

棚・ラックの上

本体重量だけで判断しないでください。

今回の3機種はいずれも水を入れればさらに重量が増えます。水平で安定し、満水時の重量を支えられる台が必要です。

特に細い飾り棚やキャスター付きワゴンへ置く場合は、耐荷重を確認してから判断しましょう。

申込前に確認したいチェックリスト

□ 本体の幅だけでなく奥行きまで測った
□ フタや給水タンクを扱う上部空間がある
□ 背面・左右の放熱スペースを確保できる
□ 設置台の耐荷重を確認した
□ 1日何L程度使うか想像した
□ 3L前後のタンクへの給水を続けられる
□ 冷水・温水以外に常温水や再加熱が必要か決めた
□ 毎月の料金だけでなく最低利用期間を確認した
□ 途中解約時の費用を確認した
□ カートリッジ交換・日常清掃を続けられる
□ 天然水ではなく水道水を浄水する方式で問題ない

この中で「給水が面倒」「短期間しか使えない」「天然水がいい」のどれかに当てはまるなら、今は申し込まず別方式へ戻る判断でも問題ありません。

卓上浄水型ウォーターサーバーのよくある質問

一番小さい機種を選べば失敗しませんか?

いいえ。小さくなるほど給水タンクも小さくなりやすく、使用量が多ければ補充回数が増えます。

「本体サイズ」と「給水タンク容量」を必ずセットで比較してください。

卓上浄水型は一人暮らし向きですか?

置き場所を抑えたい一人暮らしとは相性が良い場合があります。

ただし、在宅時間が短く水をほとんど使わないなら、月額固定のサーバーより浄水器や市販水のほうが合理的な場合もあります。

大容量の卓上タイプはありますか?

「卓上」と「大容量」は両立しにくい条件です。

飲み水だけでなく料理にも大量に使い、補充回数を減らしたいなら、卓上にこだわらず床置き型まで含めて考えたほうが選択肢が広がります。

卓上で常温水を使いたいならどれですか?

今回比較した中ではputioが常温水に対応しています。

every frecious miniとLocca littaは、常温水専用の出水機能を重視する人には条件が合いません。

卓上型ならどこへでも置けますか?

本体が載るだけでは不十分です。

放熱スペース、給水時の上部空間、電源、設置台の強度まで確認してください。

まとめ|「置けるか」ではなく「置いた後もラクか」で選ぶ

卓上浄水型ウォーターサーバーで避けたいのは、契約してから「思ったより手前に出る」「フタが開かない」「毎日の給水が多すぎる」と気づくことです。

最終判断はこの3つで十分です。

奥行きを抑えたい
→ every frecious mini

高さ・常温水・再加熱を重視
→ putio

月額重視で5~6年使える
→ Locca litta

浄水型へ変えると、ペットボトルや宅配水を買う・受け取る・保管する・空容器を処分するという作業を減らせます。

その代わりに増えるのが、水道水の補充とタンクのお手入れです。

この交換が自分にとってラクになるなら卓上浄水型を候補に残す。補充のほうが面倒になりそうなら別方式へ戻る。

候補が残った人だけ、最後に最新の月額・契約期間・解約条件を確認してから決めてください。