「エブリィフレシャスはPFASを除去できるの?」「水道水を入れるだけで、本当に水質は大丈夫?」と不安になりますよね。

結論からいうと、エブリィフレシャスは、PFASのうちPFOS・PFOAを対象とした除去試験結果を公表しています。ただし、「すべてのPFASを完全に除去する」「どのような原水でも安全にできる」という意味ではありません。

判断するときは、除去率だけでなく、対象物質・試験条件・総ろ過水量・使用するカートリッジの種類まで確認することが重要です。

この記事の結論

・mini/tall/tall+cafe用の現行ハイグレードカートリッジは、PFOS・PFOAについて99.9%以上の除去試験結果を公表

・lite専用カートリッジは、PFOS・PFOAについて99.7%の除去試験結果を公表

・いずれも原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200Lなど、所定の試験条件に基づく結果

・天然水ではなく、水道水をカートリッジでろ過して冷水・温水として使う浄水型ウォーターサーバー

これから契約を検討していて、PFASだけでなく、除去物質や水道水との違いまで確認したい人は、次の水質専用ページが判断材料になります。

一方、すでに利用中で急に異臭・変色・異物が出た人や、自治体から水道水に関する注意喚起が出ている人は、申込みページを見るよりも、使用を止めて水道事業者や公式サポートへ確認することを優先してください。

エブリィフレシャスはPFASを除去できる?

エブリィフレシャス公式では、浄水カートリッジについて、PFASのうちPFOSとPFOAの除去性能を第三者機関で確認したと案内しています。

PFASは1つの物質名ではなく、1万種類以上あるとされる有機フッ素化合物の総称です。そのため、広告などで「PFAS除去」と書かれていても、実際にはどのPFASを試験したのかを確認しなければなりません。

重要:エブリィフレシャスが公表しているPFASの数値は、主にPFOS・PFOAを対象とした所定条件での試験結果です。「PFAS全種類の完全除去」や「使用中ずっと同じ除去率を無条件で保証する」という意味ではありません。

機種別のPFAS・浄水性能

カートリッジ 対象機種 除去物質数 PFOS・PFOA試験結果 総ろ過水量
現行ハイグレードタイプ mini/tall/tall+cafe 50種類 99.9%以上 1,200L
lite専用タイプ lite 32種類 99.7% 1,200L

PFASの試験条件は、いずれもJWPAS B.210準用、原水濃度500ng/L、総ろ過水量1,200Lなどの条件に基づいています。

mini・tall・tall+cafeは同じ現行ハイグレードカートリッジを使用するため、PFASの浄水性能だけで3機種を選び分ける必要はありません。卓上か床置きか、常温水や高温水が必要か、コーヒー機能を使うかといった生活上の条件で選ぶことになります。

すでに利用中の人はカートリッジを確認

契約時期や手元のカートリッジによっては、現行ハイグレードタイプとは異なる仕様の場合があります。紺色ラベルの旧仕様については、公式FAQで除去物質数23種類、総ろ過水量750L、PFOS・PFOA除去率80%以上と案内されています。現在使っているカートリッジのラベルやマイページの案内を確認してください。

「99.9%以上」だけで判断してはいけない理由

浄水器の性能を見るとき、除去率の数字だけを比較すると、重要な条件を見落としやすくなります。

1.対象はPFASすべてではなくPFOS・PFOA

PFASには多数の物質があります。エブリィフレシャスの公式資料で具体的に試験対象として示されているのは、PFOSとPFOAです。

したがって、「PFAS除去対応」という表現を、すべての有機フッ素化合物を同じ割合で除去できるという意味に広げて解釈しないことが大切です。

2.除去性能には総ろ過水量がある

現行カートリッジの総ろ過水量は1,200Lです。月100L使用する前提なら約12か月ですが、1日当たりに直すと約3.3Lです。

飲み水だけなら収まる家庭もありますが、炊飯・料理・コーヒー・水筒などにも使うと、家族人数によっては月100Lを超える可能性があります。

使用量の目安を確認

・1日2Lなら年間約730L

・1日3Lなら年間約1,095L

・1日4Lなら年間約1,460L

使用量が総ろ過水量を上回る場合は、定期配送を待たずに追加カートリッジが必要になる可能性があります。追加注文には別途費用がかかるため、月額料金だけでなく、家庭の使用量も確認しておきましょう。

交換時期や追加カートリッジの価格については別の検索意図になるため、この記事では詳細を割愛しますが、少なくとも「定額だから何Lでも同じカートリッジで浄水できる」わけではありません。

3.使用する水にも条件がある

エブリィフレシャスは、基本的に水道水質基準に適合した水道水を給水して使う製品です。

井戸水、湧き水、海洋深層水、ジュース、お茶などを入れて使うものではありません。また、「水道水以外を入れれば、さらに健康によい水になる」といった使い方も避ける必要があります。

自治体や水道事業者から飲用制限などの案内が出た場合は、ウォーターサーバーだけで自己判断せず、自治体の指示や公式サポートを優先してください。

日本の水道水とPFASの現在の基準

日本では2026年4月1日から、水道水中のPFOS・PFOAについて、合算で50ng/L以下という水質基準が施行されています。

水道事業者には、基準の遵守と水質検査が求められます。つまり、通常の水道水は、まず水道事業者側で水質基準に基づいて管理され、その水を家庭用カートリッジでさらにろ過するという順序です。

エブリィフレシャスは、水道事業者の水質管理を置き換える製品ではありません。あくまで、基準に適合した水道水を家庭内でろ過し、塩素臭などの気になる成分を減らしながら冷水・温水として使うための機器です。

基準値を超えた水を飲んだからといって、直ちに健康被害が起きると断定することはできません。一方で、健康への影響を家庭用浄水器だけで自己判断するのも適切ではありません。地域の検査結果や行政の案内を確認してください。

エブリィフレシャスの除去物質

mini・tall・tall+cafe用の現行ハイグレードカートリッジは、公式情報で50種類を除去対象として案内しています。

主な対象は、次のように分けられます。

分類 主な対象 確認したいこと
味・臭いに関係する物質 遊離残留塩素、2-MIB、ジェオスミンなど カルキ臭やカビ臭の原因を減らせるか
有機化合物など 総トリハロメタン、クロロホルム、ベンゼンなど 対象物質と試験条件
金属類 溶解性鉛、鉄、アルミニウム、水銀、銅、カドミウムなど すべての状態の金属が対象とは限らない
PFAS PFOS・PFOA PFAS全種類ではない
細菌・ウイルス類 大腸菌、黄色ブドウ球菌、ノロウイルスなど 日常清掃が不要になるわけではない

除去対象が多くても、給水タンクや出水口が汚れていれば、飲む直前の衛生状態まで自動的に保証されるわけではありません。

カートリッジ性能と、給水タンク・出水口・受け皿などの日常清掃は別の問題として考えましょう。

水の味や臭いが気になる原因はPFASとは限らない

「水の味がおかしいからPFASが入っているのでは」と心配する人もいますが、PFASの有無を味や臭いだけで判断することはできません。

エブリィフレシャスの水の味や臭いには、次の要因が関係します。

原水となる水道水の地域差

エブリィフレシャスは天然水を全国から配送する方式ではありません。自宅の水道水をろ過するため、原水の硬度やミネラル成分などの違いが、浄水後の味にも影響します。

初期設置・カートリッジ交換直後の通水

新品のカートリッジは、取扱説明書に従って初期給水や通水を行う必要があります。手順が不十分な場合、カートリッジ由来の微細な粉や独特の風味を感じることがあります。

給水タンクに水を長く置いている

水道水は、カートリッジを通ることで残留塩素などが減ります。だからこそ、給水タンクを洗わずに水を継ぎ足し続けるのではなく、取扱説明書に沿った水の交換と清掃が必要です。

カートリッジの使用量が多い

交換予定日がまだ先でも、使用量が総ろ過水量に近づいている場合や、地域の水質によっては、性能低下を早く感じる可能性があります。

味の感じ方は主観ですが、使用量、交換時期、清掃状況、地域の水質は確認可能な項目です。まず測定・確認できる条件から切り分けましょう。

エブリィフレシャスはミネラルウォーターになる?

エブリィフレシャスに水道水を入れても、宅配天然水や市販のミネラルウォーターと同じ水になるわけではありません。

エブリィフレシャスは、水道水中の除去対象物質をカートリッジで減らす方式です。公式では、水道水にもともと含まれるミネラル成分を残して浄水する設計と案内しています。

ただし、地域ごとに水道水のミネラル量や硬度が異なるため、全国どこでも同じ味・同じ成分になるわけではありません。

比較項目 エブリィフレシャス 宅配天然水
水の種類 自宅の水道水をろ過 採水地の天然水など
味の特徴 地域の原水や清掃状況にも左右される 採水地や処理方法で決まる
ボトル管理 基本的に不要 受取・交換・保管が必要
使用量 水道水を補充できるが、カートリッジには総ろ過水量がある 注文したボトル量の範囲
向く人 買い出しやボトル管理を減らしたい人 産地や天然水の味を優先したい人

水質重視ならどの機種を選ぶ?

現在の公式仕様を比較すると、除去物質数とPFOS・PFOAの試験結果を重視する人は、現行ハイグレードカートリッジを使用するmini・tall・tall+cafeが候補になります。

liteもPFOS・PFOAの除去試験結果を公表していますが、現行ハイグレードタイプとは除去物質数やPFAS除去率の試験結果が異なります。

選び方の目安

・浄水性能を優先:mini/tall/tall+cafe

・卓上に置きたい:mini

・常温水や高温水も使いたい:tall

・コーヒー抽出機能も使いたい:tall+cafe

・機能を絞った床置き型を検討:lite

水質だけでなく、家庭の使用量や設置場所まで含めて確認したい人は、次のページで判断条件を整理できます。

天然水の産地や味を最優先する人、給水タンクの補充・清掃を続けたくない人、短期間で解約する可能性が高い人は、クリックして申込みへ進む前に、宅配水や蛇口型浄水器との比較を優先してください。

エブリィフレシャスで解消できること・できないこと

悩み 期待できること 限界・注意点
PFOS・PFOAが気になる 所定条件で除去試験結果あり すべてのPFASの完全除去ではない
カルキ臭が気になる 遊離残留塩素などが除去対象 地域差や清掃状態にも左右される
ペットボトルを減らしたい 水道水を補充して使える 給水とタンク清掃は必要
天然水を飲みたい 水道水のミネラル分を残す設計 宅配天然水とは別物
地域の水質基準超過が心配 家庭内で追加ろ過できる 行政の指示や水道事業者への確認が優先

エブリィフレシャスが向いている人

次の条件に当てはまる人は、候補に残しやすいでしょう。

  • PFOS・PFOAを含む除去対象物質を確認して選びたい
  • 水道水をそのまま飲むと塩素臭などが気になる
  • ペットボトルの買い出しや宅配ボトルの受取を減らしたい
  • 飲み水だけでなく、炊飯や料理にも浄水を使いたい
  • 給水タンクの補充やセルフメンテナンスを続けられる
  • 長期利用を前提に契約条件まで確認できる

エブリィフレシャスを強く勧めにくい人

  • PFAS全種類の完全除去を条件にしている
  • 天然水の産地・味・備蓄性を最優先したい
  • 水の使用量が少なく、浄水ポットや蛇口型で十分
  • 給水タンクの補充や定期的な清掃をしたくない
  • 近いうちに引っ越しや解約をする可能性が高い
  • 設置スペースや電源を確保できない
  • 水漏れ・故障・異臭など、現在のトラブル解決が先
  • 自治体から水道水の飲用に関する注意が出ている

「PFAS除去対応」という1点だけで契約を決めるのではなく、使用量・手入れ・契約期間・天然水との違いまで納得できるか確認してください。

よくある質問

Q.エブリィフレシャスはPFASを100%除去できますか?

100%除去とは案内されていません。現行ハイグレードタイプはPFOS・PFOAについて99.9%以上、lite専用タイプは99.7%という所定条件での試験結果です。

Q.PFASなら何でも除去できますか?

すべてのPFASを対象にした結果ではありません。公式資料で具体的に示されている対象はPFOS・PFOAです。

Q.エブリィフレシャスは塩素を除去できますか?

遊離残留塩素は除去対象物質に含まれています。ただし、塩素臭の感じ方は地域の水質や清掃状態にも左右されます。

Q.水道水以外を入れてもよいですか?

基本的には、水道水質基準に適合した水道水を使用します。井戸水、湧き水、飲料、熱湯などを自己判断で入れないでください。

Q.浄水するとミネラルはなくなりますか?

公式では、水道水にもともと含まれるミネラル成分を残して浄水する設計と案内しています。ただし、地域によって原水の硬度やミネラル量が異なるため、浄水後の成分や味は全国一律ではありません。

Q.miniとtallで浄水性能は違いますか?

現行ハイグレードタイプを使用するmini・tall・tall+cafeは、同じカートリッジを使用するため、浄水性能に違いはないと公式FAQで案内されています。

Q.住んでいる地域のPFAS検査結果はどこで確認できますか?

自治体や地域の水道局・水道事業者が公開している水質検査結果を確認してください。同じ自治体内でも、水源や浄水場の系統によって結果が異なる場合があります。

まとめ

エブリィフレシャスは、PFASのうちPFOS・PFOAについて、所定条件での除去試験結果を公表しています。

現行ハイグレードカートリッジを使用するmini・tall・tall+cafeは、PFOS・PFOAを99.9%以上、除去物質50種類、総ろ過水量1,200Lと案内されています。lite専用タイプは、PFOS・PFOAを99.7%、除去物質32種類、総ろ過水量1,200Lです。

ただし、これらは試験条件に基づく数値であり、PFAS全種類の完全除去や、健康結果を保証するものではありません。

水道水の塩素臭やボトル管理の負担を減らしたい人には候補になりますが、天然水の味を最優先する人、清掃を続けられない人、短期利用の可能性が高い人には、無理に勧めにくいサービスです。

PFASの数字だけでなく、除去対象、使用量、原水、手入れまで納得できた人は、申込み前に水質面の注意点を最終確認してください。

すでに異臭・変色・異物などの問題が起きている人や、地域の水道水について注意喚起が出ている人は、以下のボタンよりも、公式サポートや水道事業者への確認を優先しましょう。

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