日本で受講できる救急救命講習ですが、いろいろと増えてきましたね。



一番有名なのは、各自治体の消防が主催する普通・上級救命講習でしょう。

その次に有名なのが日本赤十字が主催する基礎講習・救急員養成講習。



あと、アメリカ系の物で有名なのがMFA。

もちろん日本ライフセービング協会でもCPR講習やってます。



上記の講習のだいたいの内容ですが、日本ライフセービング協会のものも含め、一般市民が心肺停止状態の人を発見し対応するという内容になってます。

日本の心肺甦生ガイドラインでは一般市民用と医療事者用とが存在していますがライフセーバーのように業務として心肺甦生を行う事を期待されている職種をカバーできる内容の講習がないのが現状。日本ライフセービング協会が主催するライフセービングの資格講習でさえ、心肺甦生には市民用を採用しています。

実は市民用の心肺甦生指導だけでは伝えきれないというか、裾野を広げるためあえて端折っている部分が沢山あります。
ライフセービングのようにチーム甦生という概念、胸骨圧迫の中断を最小限にするとか換気を正確にコントロールするといったこともあまり強調されません。

かといって医療従事者用の講習も院内のシチュエーションを想定しすぎてあまり現実的ではありません。

本来ならライフセービング協会なんかがライフセービング用の教材設計をするべきなんでしょうが、あまりそっち方向の話は聞かないですね。


2010年のガイドライン改定で一般市民用の手順はかなり簡素化されます。

今一度、ライフセービングに適した心肺甦生教育を考える時期だと思います。