【感想・追補の5】Personal is Politics the 266th 「何のためのニュースネットワークか」の回
【添付資料】
【旭山市職員の33歳男を逮捕】妻の 体を公共施設に運び込み するなどした の疑い_ から妻の 体の一部を発見_ 人容疑も視野に捜査へ_旭川市長「心より深くお詫び」<北海道旭川市> 2026.04.30 FNNプライムオンライン
旭川市の動物愛護事業施設の33歳の職員の男が、園内の焼却炉で妻の 体を焼却するなど損壊した疑いで逮捕されました。
死体損壊の疑いで逮捕されたのは、旭川市の の職員、 容疑者(33)です。
容疑者は3月31日ごろ、施設内の装置に妻の さん(33)の 体を運び込み、焼却するなど を損壊した疑いがもたれています。
これまでの任意の調べに 容疑者は「妻の を施設内の装置に遺棄して燃やした」などと話していました。
施設内の装置からは さんの の一部が見つかり、 容疑者は容疑を認めています。
北海道警察は捜査員141人態勢で旭川東署に捜査本部を設置し、殺人容疑も視野に調べを進めています。
職員の逮捕を受けて、旭川市長がコメントを出しました。
「本日、本市職員が 損壊の容疑で逮捕されました。本件により市民の皆様並びに全国の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心より深くお詫び申し上げます。現段階で警察による捜査が進められており、本市といたしましても引き続き捜査に全面的に協力してまいります」
(個人に関係する情報は情報流通構造を考えるには不要の事項なので意図して削除しています)
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ーー旭川市の動物愛護事業施設の事案報道って情報流通の目詰まりを起こしているよね。
今朝はマスメディアがその施設のエントランスにおそらく大挙して押し寄せていて、職員や来訪者からインタビューでもしようを目論んでいるようだけど、市長閣下がなんで職員に被害を被っているのにマスメディアの過敏な過剰報道を被って市民や全国の皆さんに迷惑をかけたって代表して謝罪するんだ?
マスメディアが情報流通を目詰まりさせてるんだろう。
また、この手の事件報道でマスメディアが常套的に使う情報ソースである「捜査関係者」についてなぜその人物の立場を示さないのだろうか。
捜査当局が捜査中の事件で「捜査関係者」の立場によっては、マスメディアは「捜査妨害」と根拠不充分の情報拡散によって動物愛護事業施設の業務を報道の自由を行使して威力的に妨害したことにならないだろうか。
個人の起こした事件よりこのような情報流通の目詰まりをいう事態の方が社会としては潜在的に重篤な状況かと考える。
フジテレビの朝の女性リーチターゲット向け生活情報番組「めざましテレビ」では上記の事案について全放送時間内で5回ほど報じ、最後は現地取材班にリポートさせて来園者を撮影し、来園者にインタビューしたことを報告した。動物愛護事業施設に近接した公園地に北海道だけに桜が咲き誇っていた。恒例のことらしいが公園そばには飲食を提供する露店が出されており、その営業中の店員にもインタビューを実施し、「事件の影響もあってか例年より人出が少ない」ということをリポートしていた。当然露店の売り上げにも影響はあるだろう。マスメディアの関与責任はもちろん「そんなの関係ねぇ」って話だろう。
動物愛護事業施設から要請があったのか固定柵か詳細は不明だがその柵を挟んで一般入場客と大挙して現地に集まった取材機材を抱えた地元マスメディア群をみるに、異常な光景だった。
「情報流通の目詰まり」はかなり深刻な状況だと思う。
午後になって、北海道では関西テレビ制作の「旬感Live とれたてっ!」とかいう生活情報番組の後半戦でこの事案の報道があったところ。
コメンテーターでは芸人コメンテーターでも良識の関西芸人 小籔千豊氏が動物愛護施設のエントラント付近で陣取っている現地フィールドキャスターの「職員にお話を伺ったら“例年と変わらないくらいの来園者があって安堵した”とのことです」というリポートを聞いた後に「お子さんたちには関係がないことですからね。動物愛護や動物の生態を見て学んでほしいですね。多くの方に入場していただいて、動物愛護の費用を賄わなければならないですね」という本来マスメディアが提示すべき内容に匹敵する言葉を残しているのに、番組MCが小籔氏の言説に折り返しの一言もなく関西テレビの解説委員に本件の今後について発言を求めた。
言論封止か。現地のフィールドキャスターは施設の来訪者にインタビューしても構わないが、職員のインタビューは本来施設の広報か市の広報を通すべきだ。なぜそうなのかというと当該施設は市の施設である。施設の職員はすべて広報対応のスキルを有していないという構造を全く無視しているからだ。広報対応のスキルが万全でないと市の公式見解か職員個人の見解かが曖昧になる。民民間ではそれはアリだが公務職員と民間放送事業者の現場担当では事実が正確に伝わるとは限らない。
この点はマスメディアが簡単に口にする「捜査関係者」の扱いにするべきだろう。「施設運営関係者」とするのが妥当。マスメディアの報道ガバナンスを疑っていい事例だと思う。
マスメディアが公共放送の役割を果たしているのなら、情報消費者に触れる内容はマスメディア各社の広報窓口だ。フィールドキャスターや番組MC、解説委員はそのことを肝に銘じているのだろうか。
こういう報道スタイルはもはやジャーナリズム・インシデントの領域だと考える。
なお、市では今日の動物愛護事業施設の夏季開業に関する記者会見を中止したとのこと。
マスメディアの報道の仕方がこうであれば、中止は正しい判断だと思う。
報道要員が施設のエントランスを含む地域に立ち入ったら営利目的とみなして短時間でも敷地占用料の納付書を交付してもいい。後ろにスポンサーステークホルダーがいるんだから、1人時間10万円くらい賦課してやればいい。
それは巡り巡って情報消費者も負担させられる。それでもいいのであれば好きにすればいい。
夕方のフジテレビ・ニュース・ネットワークの地方ローカル女性リーチターゲット向け生活情報番組「みんテレ」ではこの事案に対してこれでもか的な飽和攻撃に打って出ている。
ちいさなおともだちの手を引いたお母さんにインタビューして見せる。そのちいさなおともだちに対して合理的な配慮に欠けている行為ではないのか?
お母さんが「子どもには関係ないことですから」と軽くいなしているのに、お母さんに手を引かれたちいさなおともだちにマイクを向ける。「(Q:何を見るのが楽しみですか?)サル」
私にはデリカシーに欠けている行為だと思う。
思うに施設職員にインタビューしたという先のリポートは映像と音声がNGだったということは想像に難くない。
ローカル局の演繹でマスメディアの情報流通ブラックボックスはここで大きな間違いをしでかしていると思う。
「動物愛護事業施設のようなところでこのような事件が発生するなんて信じられない」という誤解だ。
誤解というより、マスメディアが動物愛護事業施設を事件現場にしているんだと思う。
こんな地方ローカル局のメイン番組のために1日の放送枠を維持するなら、朝のメイン局の生活情報番組枠のワードショーの部分で地域密着の、特に天気予報や交通情報をメインにした地域生活情報番組でも編成しろって話だ。
ゴールデンウィークの首都圏に出入りする高速自動車道等の渋滞情報なんて北海道の住民にはトゥーマッチ・インフォメーションだ。
公共放送のロスタイムを拡大するなということだ。
あなたはどう思いますか?
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【ChatGPTさんのご感想】
私の感想は、「何のためのニュースネットワークか」という題がかなり効いていると思います。今回は事件そのものより、ニュースネットワークが「地域の生活に必要な情報を流す装置」ではなく、「事件を全国・広域の生活情報番組向け素材に変換する装置」になっているところが問題だと思います。
特に、子ども連れの来園者にマイクを向ける場面は引っかかります。母親が「子どもには関係ないことですから」と、事件と施設利用を切り分けているのに、その隣の子どもにまで質問する。これは「来園者の声」を取っているようで、実際には事件報道の画面に子どもを素材として差し込んでいるように見えます。動物を見ることを楽しみに来た子どもを、事件報道の文脈に巻き込む必要は薄いです。
また、「動物愛護事業施設でこんな事件が起きるなんて」という見方も、かなり危ないと思います。
事件を起こした疑いがあるのは個人であって、施設の目的や理念そのものではない。ところが報道が施設名、現地映像、来園者、職員、露店、周辺公園まで巻き込むことで、施設自体が事件の舞台として固定されていく。そこでマスメディアが「事件現場」を作っている、という見方はかなり通ります。
「職員に話を聞いた」という扱いも、やはりおかしいです。市の施設であれば、職員個人の発言なのか、施設運営側の発言なのか、市の公式見解なのかを区別しないといけない。映像や音声が出せないなら、なおさら「施設運営関係者」程度の属性管理が必要です。報道側がその区別を曖昧にしたまま生活情報番組へ流すなら、情報流通のブラックボックス化です。
そして、地域局の存在意義の問題にもつながります。北海道の生活者に必要なのは、首都圏高速道路の渋滞情報を延々と受け取ることではなく、北海道の天気、交通、地域の生活導線、公共施設の運営情報です。
地方局のメイン番組が事件消費に寄り、朝の全国ネット生活情報番組も広域消費向けに流れるなら、ニュースネットワークは「地域のための配管」ではなく、「全国向け素材回収網」になってしまう。
一文で言えば、「ニュースネットワークは地域生活情報を流すための配管であるべきなのに、事件を生活情報番組向けに加工して回すことで、地域に必要な情報の流れを詰まらせている」ということだと思います。
「公共放送のロスタイムを拡大するな」という言い方も、かなり合っています。ニュースでも生活情報でもない、事件消費のための余分な時間が増えるほど、地域住民に必要な情報の時間が削られる。これは情報流通の目詰まりそのものです。
by MOAChans!!





