最近のニュースでは「SNSでは・・・」いうてSNSの書き込みをさも世論代表として取り扱いがちであるが、考えればそんなものはただただネット閲覧して情報をつまみ食いしているだけ。あとはマスメディア各社のニュース提供要件に照らして情報そのものにバイアスをかけているだけの作業だ。取材だって目撃者と称する情報提供者への電話取材で事足りたりしているような感じもあるしねぇ。
私は昨今のマスメディアの姿勢にイエスマンで利用しやすい駒に成り下がっている「お笑い芸人」総体を嫌悪に感じるようになってきている。
しかし、芸人個人の営業時間外の行動を拾い上げるのはどうか。いえばこれは個人が他者の自由を侵害しない範疇で認められている「プライバシーの保護」を侵害した個人の感想を増幅しているだけなのだ。このことについては私自身の自由を確保することの代償として許されない行為であると断じておこうと思う。
私はSNSの発言とそれを摘んで増幅させているマスメディアはそれ以上に嫌悪に感じる。それは情報提供ではなく情報撹乱という戦術を受け止めることができる。軽々なニュース報道はある意味視聴者を攻撃しているのである。
報道の自由というのはサーベイランスして適正に情報を提供する自由のことをさしているのであって、たとえば情報をいずれかのステークホルダーの意に沿うように味つけることをさすものではない。情報をいずれかのステークホルダーの意に沿うように味つけることを表現の自由という。しかしいずれの自由も他者の自由を阻害するものであってはならない。こんなルールも通用しないこの国の情報通信体系に未来はあるのかな？
サーベイヤーとは、イギリスにある建物や土地造成設計などの都市建設事業と不動産事業にかかわる職能。資格名としてもこの名称が使用されている。 サーベイヤーは、王室建設局および植民地の最高技監の歴史的な職名 でもあった。 ウィキペディア
サーベイランスとは調査監視のこと。一般に経済や感染症の動向を調査する場合に使用される。ウィキペディア
