終の仕事を探して | Feel Flow -Coloの旅日誌-

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もう一度旅にでよう

わたしは働くことが好きみたいでね?

特に、やっぱり誰かや何かが
豊かに幸せになっていくために
この命を出来るだけ使って死にたいの

だから"職場"では
そこにある志や、祈りを
厳しく見定めようとする
そんなところがあるみたいなんだ


納得できない人には
わたしとして協力出来ない

納得できない役目は
わたしにさせられない

納得できないことで
毎日豊かさを集めて回ったり出来ない


わたしが、わたしという
神さまと共にあるなら

その神威を扱うなら

わたしはこれが在り来りな力であっても
この世界に現れた一匹の働き蜂として
神さまから預かった大切なものを
適当なところには集めては回れない


この命を大切にしたくて
この人生を大切にしたいから

感謝を表すために

それはわたしの僅かながらの尽力の欠片を
尊び大切にして過ごすということだから

この命はわたしの神さまが
ぜひ力を貸したいと思う所に使ってあげたい


どうせ命を燃やすなら
わたしが応援したい人のために
わたしが信じる生き方のために
どうしてもこの身体も命も使いたい


それは"立派な仕事"という意味ではなくて

透明な祈りがあって
美しい仕事と言う意味で


終の仕事


あと四半世紀
わたしが本当に心を込めて
自分の"現し"で以て繋ぎたいもの

真剣に活かしていきたいところ

それをずっと探してる
そんな気がする


人はそれぞれに
それに大小はあれこそ
胸の中に確かに灯火を持っている

それを寄せたり離したりして
世界を照らしている

夜景を見てると車のヘッドライトが
どこかへ吸い寄せられるように流れて
定められた場所に向かうのが見えるように

わたしたちは自分の持つ大切な灯火を
この世界のどこかや誰かと分け合いながら
毎日を過ごしているのだと思う


人が通わなくなったところに
繁栄がないのは、その灯りが弱いから


その灯りは小さくても
そこに力を与える源そのもの


それが幾万も寄れば
とても強い光になっていく


たくさんの人の関心が集まる街が
夜にも宇宙から強く輝いて見えるように


それはわたしたち一人一人の
この小さくて確かな命の鼓動に
この世界に与えることが出来る
確かな力がある証拠なんだ


今夜も夜空を黒龍が飛んでいる


河のせせらぎが煌めくように
鱗をキラキラさせながら
白波の雲の海を泳いでいく


龍は空の鯨のよう


小さな命の鼓動に耳を澄まし
その共鳴と結びつきを確かめ
音もなく飛んで何かを導いていく


さあ、おやすみなさい


明日もまた働くために





黒川 まり