ここ2年程仕事が猛烈な勢いで忙しくて、残業時間は平均50時間/月。女子事務社員としては、結構多いかな~と思います。ちなみに最長で100時間超(休日出勤も含めて)。


こんな調子で忙しかったので、補充要員が入った事もありました。けれど、仕事の方針とかが全く合わず、険悪なムードになったため、補充要員は異動。せっかく入れてもらった人員を自ら追い出したとみなされても仕方無いので、相変わらず忙しくてもなかなか人が入らないのは、ある意味無理無いな、と自戒してます。自分で自分のクビを締めた、と言うか。。


で、私が(半ば自ら追い出した)合わない社員の一番腹の立つところは下記の点。


・人に聞けば5分で終わる事柄を、自ら解決しようとして30分以上時間を掛ける。

・分からない事を聞く人、というのを自分の中で決めていて、他の人には質問を一切しない。


横で電話応対を聞いているだけでイライラして、しかも新卒の子じゃあるまいし、優先順位が違うとか、仕事の仕方が変とか、そこまで教える気にもならず、しかも相手も私に対しては、いつの間にやら対等の立場だと思っているらしく、質問とかしようともしない。で、結局彼女の異動直前は必要な内容以外口も極力利かないという社会人らしからぬ状態に陥り、周りが「あそこは離した方が良い」と判断したそうです。苦手な相手と離れてホッとした反面、子供の我侭を通した気分でとても後ろめたかったのも確かです。


10月に入って上半期の仕事を振り返った時に、上司に「一人で考えずに周りの意見も求めろ。端で見ていると不必要に時間をかけているように見える」と言われて、自分が一番「腹が立っていた」人と同じ行為を知らず知らずのうちにしていた事に気付き、愕然としました。仕事が倍増して余裕が無くなっていたのは確かだし、分からない事は聞くようにしていたつもりだったけれど、「結局どうしたいの?」と逆に問い返される事も多く、自分の中で問題を整理しようと思って一度ペンディングにした案件ばかり積もりに積もり、結局周りの目には「効率良く改善しようとする心意気は認めるけれど、逆に仕事を増やしている」状態に陥って見えるようです。


中間管理職ですら無い女子事務職にとって、「自分で判断すること」と「周囲に判断を仰ぐこと」の境界が微妙です。特に私のいる部署は4月から新設された部署だから、とりあえず必要な仕事を手の空いている人がする、という状態。私のミスは部長が最終責任を取る事にはなるけれど、現場レベルでの責任の境界は無いに等しい。他者の意見を仰ぐ事で、自分の仕事を押し付けているとは思われたくない、その仕事をこなせないとみなされて取り上げられたくないという無意識の行為が、結局一人仕事を抱え込む結果に繋がったのでは無いかな、と。


私自身、新卒とは程遠い年なのに「成ってない」と叱ってくれる人が居るのはありがたいな、と思います。

「今まではこれで何とかなった」という方針とか考えを変えるのは、何年も慣れ親しんできた仕事の進め方を変えるのは大変だとは思うけれど、自分が一番なりたく無いと考えている仕事人にならないためにも、平凡な言い方だけれども初心に返って下半期に臨みたいな、と思います。