事の起こりは昨年12月4日の朝、突然に始まった腹痛からでした。
沈黙の臓器・Silent Cancer(沈黙の癌)と呼ばれている卵巣癌は、
自覚症状もなく、気が付いたときには進行していることの多い癌です。
私の場合もそうでした。
自覚症状が出てから、確定診断、
一回目の化学療法に至るまでの記録をまとめる予定です。
宜しければご覧下さい。
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年末からお正月にかけては、自宅で寝て過しました。
寝て過した・・・といっても、張り詰めたお腹が苦しくて、
まともな睡眠は取れませんでしたが。。。
2つの病院を受診して胃腸炎との診断を受け、
処方された薬を飲み始めて1ケ月が経っていました。
症状は悪化する一方でした。
2012年1月6日。
意を決して3つ目の病院を受診しました。
自宅から見てS総合病院とは、
反対の方角にあるT病院へ足を運びました。
この頃には、
少し身体を動かしただけで息切れがするようになっており、
お布団に横になるときも仰向けでは苦しく、
半身を下にした姿勢しか受け付けなくなっていました。
T病院へは午後になって行く事が出来ました。
診察室に入り、簡単な問診の後、レントゲン撮影。
その後、CTの検査。
再度、診察室に入ると、
医師から開口一番に言われたのは次の言葉でした。
「今日、このまま入院できますか?」
「このお腹の状態で、よく我慢できましたね。」
自分の身体に何が起きているのか理解できず、
医師に詳細を尋ねると、
還ってきたのは2つの医療機関で降りた診断結果とは
全く異なるものでした。
・お腹が張って苦しいのは胃腸炎でもガスが溜っているからでもないこと。
・お腹に溜っているのは腹水であること。
・腹水の量は、推定で6リットル以上に及んでいること。
・このまま自宅に戻って過すことは非常に危険な状態であること。
そして、CTの画像から推察するに
「卵巣癌の可能性が濃い」ことを告げられました。
胃腸炎だとばかり思っていたもので、
突然出た診察結果には、ただただ唖然となるばかりでした。
この日は、一旦は自宅に帰らせてもらうことになり、
応急処置として、600ml程の腹水を抜いてもらいました。
午後の診察で、予約を入れていなかった上に、
CT検査を受け、腹水を抜いてもらって、
夜の19時近くに診察室を出ると、
私の他には待合には誰もいませんでした。。。
医師からは、
腹水を抜いたとしても600mlでは2日程度でまた元の状態に戻ってしまう。
腹水を抜くことで身体から一緒に栄養分も取り出してしまうので、
これ以上腹水を抜くのであれば時間をかけて少しずつ抜く必要があり、
外来では無理がある。
腹水の原因が身体の何処から来ているのか精密検査をする必要がある。
以上の理由から、今すぐにでも入院した方が良い、、、等の説明がありました。
利尿剤を処方してもらった後、
バスを使って帰ろうと病院から数分のバス停まで行きましたが、
バスが来なかったものでタクシーを拾って帰りました。
今思うと、あの状態でよく外出が出来たと思います。
自宅に戻り、少し気持ちを落ち着かせて、
弟に連絡を入れました。
父には、確定診断が下りるまで何も話さないでいようと決めていました。
お腹に溜っていた腹水が少し減ったことで多少、
身体は楽になっていました。
深い闇に飲まれるような感覚に包まれながらも、
僅か数時間ですが夜は眠る事が出来ました。
そして、数日後の1月9日に同病院に入院しました。
愛と感謝を込めて WaterMemory

