興味を引きそうな「カーマ・スートラ」ですが、「トロイの木馬」のウイルスが仕組まれているとのこと。
ご用心、ご用心。
ボーイングの少数精鋭のグループ『プロダクト・チャンピオン』を前回で紹介しましたが、違う見方もあります。
昔、広告業界のトップ、「電通」に勤めている知人から聞いた話です。
今ではそうことはないと思いますが、
彼女が言うには「うちはどこかの有名な企業や著名人のお坊ちゃんが多くてね。仕事よりも遊びって感じで、やになっちゃう」とこぼしていました。
そのときはさもあらんと、思っていましたが、後になって、ある友人と酒を飲みながらの話のなかで
「電通さんはお坊ちゃんばかりで、気楽なところだね」と話すと、彼曰く「そういうところが大企業なんですよ。
仕事ぶりよりも遊び人間がいる人材を置いておけるゆとりのある会社。
そんな会社がいいところなんです」と、そういう見方もあるのです。
少数精鋭部隊もいるところもあるし、遊び人間達もいる会社もある。
あなたのところはどうですか?
雇ってますか?
まあ、さすが電通のような業界だからということなのでしょう。
しかし、その昔、プランナーズ・オブ・プランナーと呼ばれた井上優氏を輩出するなど、やはり電通はすごいところです。
井上氏は彼是30数年前ころに読んだ著作で知ったのですが、未だにマーケティングの基本を通して学ぶことは多くあり、個人的には井上流のマーケティング、プランニングをベースにしています。
『エクセレント・カンパニー』《超優良企業の成功の秘密を探る》
「官僚的なものを。ものともせずに自分の信念に基づき突っ走っていくいわば『プロダクト・チャンピオン』を、・・・」
ワシントン州にあるボーイング社内部の中にいる少数精鋭のグループが革新的な開発を生み出しているというボーイング社の例です。
いかに大会社、大きな組織といえもすべての人達が「右向け右」では、斬新なものは出てきません。
開発は企業の盛衰にも関わることでもあり、開発を為し得るには、枠にはまらない機能を持たせることも、企業には必要ということです。
開発でなくとも、ブレーンストーミングもよい例で、話し合いのなかで、いちいち口をはさめば、話が弾むわけがありません。
一年の計画を策定するときには、一度くらいでも、話し合いではなく、畏まったところでなく、飲物も持ち込んで、自由闊達に「物を言う場」は欲しいものです。
とはいっても書記は必要です。
例えは違いますが、昔、ハワイにある在外支店での会議に参加したことがあります。
ホテル内の会議室ではあるものの、ゆったりとした周囲の雰囲気、服装もアロハありのフリースタイル。
日本でのビル内の堅苦しい会議の雰囲気とは違って実に和やかで、思考まで変わってしまったように感じたものです。
すべて緩やかがよいといものではありませんが、自由自在に発想できる環境や場も重要で、状況に応じていく柔軟性もあった方がよいのではないでしょうか。
『エクセレント・カンパニー』《超優良企業の成功の秘密を探る》