あんたは払うよ、権藤さん。の真意 -57ページ目

あんたは払うよ、権藤さん。の真意

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

拙稿『時代はいつでもロックン・ロール・その6』で、少し触れたが、当時(1960年代)のビートルズは我が国でそんなに人気があったのか?


最初に断っておくが、私は、ビートルズは当時人気がなかった、と言いたいのではない。

単に当時の状況が知りたいだけである。

ジョン・レノンが殺された頃(1980年)に生まれた人は、彼がその時どういう扱いだったか知りたくない?知りたくないか...ふーん。


私の中でこの疑問が明文化されたのは、松村雄策氏がきっかけである。

松村氏は、その著作の中で、以下の様なことを言っていた、と記憶している。


・当時のビートルズは、今、みんなが思っているような人気はなかった。

・クラスでも、ビートルズが好きな人は3、4人しかいなかった。

・ラジオ番組の人気投票でも4、5番手くらいで、ビートルズが勝てるのはローリング・ストーンズくらいだった。

・今、日本でビートルズの人気があるのは、自分より下の世代の人が熱心にビートルズを聞いてくれたおかげである。


今こそ、その出典を確認したいのだが、拙稿『本当に必要なものだけが荷物だ』に書いた通り、松村氏の書籍を手放してしまったため、無理である。

「まあ、本は、また読みたくなった時に買えばいいんだよな~」と思っちゃったんだな。

決して、「本当に必要なもの」ではない、と思ったんじゃないですよ...

<続く>

私がブログを始めた動機は、「このままだと俺は情報難民になるな」と思ったからである。

ブログというものは殆ど読んだことはなく、SNSにも興味なかった。今でも興味はない、と言ってもいいかもしれぬ。


私の周りにも同様の方々は多い。

それはそれで一向に構わない。

俺は、ひとの価値観をとやかくいう気持ちはない・・・(※)


しかし、その方々と私には環境の違いがある。

彼らのほとんどは会社員なのだ。給与所得である。

私は独りの個人事業主だ。事業所得である。

まあ、所得の種類などは関係ないのだが。


簡単に言えば、彼らは、パソコン、IT等、何かわからないことがあったら、誰か得意な人に聞けばいいのだ。それで間に合う。彼らが会社員でいる間は。


一方、私の知人友人でも、私同様のフリーランスに限ると様相は一転する。ホームページ、ブログ、SNS等々、正に八面六臂だ。


私が危機感を一層強めたのは、東電の計画停電の時だ。

計画停電についてはホームページで、などと勝手に言ってたが、今、私が80歳の一人暮らしだったら、インターネットなんてやっているだろうか...?

でも、東電に電話すれば済む?電話つながらないんじゃない?


このまま私が64歳になったら、世の中は私に情報を与えてくれるだろうか?

その頃は紙の新聞なんて、なくなってるんじゃないのか?

う~む。私の娘でもブログやっとる。

可愛い後輩は、SNSやってくれって懇願してるしな~。

とりあえず、なんかやっておくか...


なお、誰もが知っている上場企業の友人、彼は今、単身赴任でアジア某国の現地法人の役員だ、にfacebookのこと言ったら、

「フェースブックはやったことがないので、家族がこちらに来たら、やり方を聞いてみます」

だと。

また、同様に著名な企業に努める友人、彼は今月、アジア某国の現地法人の社長になって、おめでとう!なのだが、

「友人Tからメールが来たので、クリックしたら、勝手にfacebookに登録された」

などと言っていた。友だち申請したが、未だ承認されてない...


将来の情報難民、認定、だな...


(※)ゴルゴ13 SPコミックス59 『マシン・カウボーイ』26頁より引用

私は怯まずに言った。

「えーと、僕が一回り上くらいの人に聞くと、『俺はベンチャーズは好きだったが、ビートルズは嫌いだった』っていう意見が圧倒的に多いんですよね。だから、当時のビートルズってほんの一部の人が聴いていただけで、今みたいな人気はなかったのではないか...と」


「あ~、ベンチャーズは人気ありましたねえ。ベンチャーズとビートルズ...それに比べるとローリング・ストーンズは日陰者でした...」

彼女は続けた。

「今は、ローリング・ストーンズとビートルズ、両方聴く人がいるんですか...まあ、その方がいいですよね。こっちを聴くから、こっちは聴かない、なんて幅が広がらないもの...」


うーむ。やはりストーンズの話になってしまうんですね。


「それで、70年代になると、アート・ロックが出てきて、私は都内のバンドが出る店に頻繁に踊りに行くようになるんです。」

ふむふむ。それは以前伺いました。それが20代だったんですね...


「実は、金沢に70年代のロックを演る店を見つけたんですよ!それで、今度の旅行は金沢で決まりだな、と思っていて。」


最早、マンションの共有廊下は彼女の独壇場になっていた。

何回かエレベータが来ているのだが...

私は彼女を止める術を持ちあわせてはいなかった。


「だから、あなたも部屋に閉じこもってないで、ロックン・ロールしてくださいっ!」

と言い残し、彼女は何度目かのエレベータに乗った。


<終わり>


追記

当然ですが、彼女は、私を「あなた」とは言わず、「○○さん」と呼んでいます。念の為。

あ~、一回で完結できる話だった!!失敗した!!!

彼女はきっぱりと言った。


「私が好きなのはローリング・ストーンズでした...」


そして、私を見据えたままで続けた。


「ですから、ビートルズは知りませんっ!」


ひぇー!そう来たかっ!?

万が一、「私はそんな歳じゃありません!」などと言われたら困るな~などと思っていたのだが...


「いいですか?私はあなたより確実に一回りは上だと思います。私は昭和24年です。」

なるほど、1949年生まれ。

60年代後半が青春のまっただ中ですな...


「私が好きなのはローリング・ストーンズ。だからビートルズのことはわかりません。」


あ、いや、当時はビートルズ派とストーンズ派に分かれていて、ビートルズを好きな人はストーンズを聞かない、ストーンズが好きな人はビートルズを聞かない、ということは物の本で読んだことはあります。

しかし、今はですね...


「今はローリング・ストーンズとビートルズを両方聴く人がいるんですか?あなたはどうなんですか?」


ああ...すみません。両方聴きます。両方好きです。

申し訳ない。何と言ってお詫びをすればいいものか...


しかしですね、好き嫌いはともかく、当時の状況について率直な感想をお伝え願えれば、と...


「あー、そういうことですか。まあ、友人の家に行けばビートルズのレコードがあったので、聴いたことはあります。人気ありましたよ、ビートルズは。」


うーむ。何とあっさりした、そんな事どーでもいいじゃない、と言わんばかりの回答である。


<続く>

仕事の締め切りが近づいてきた。

俺は事務所のPCの前で思った。

あ~、これじゃあ、今週はブログの更新は無理だな...

俺は諦めがいいんだ。

アクセス件数0とかってのも悪くないかもしれん。更新してないんだから仕方ないよな...でもやっぱり寂しかったりして...ブツブツ...


「ピンポーン」

うぬ。この猫の手も借りたい時に何奴?

と思って出たところが、何と、拙稿の中でも最大の人気を、多分、誇る、「時代はいつでもロックン・ロール」の主人公である郵便配達の女性であった。


このブログの初期からの読者は鮮明に憶えてくれていることだろう。

ふふ、だ~か~ら~さ~、このブログは全て一連のロックン・ロール青春小説なんだぜ!取ってつけたようだけどよ~


彼女と会うのは、あのブログ記事以来である。

「お久しぶりですね~最近はここら辺廻ってないんですか?」と私は聞いた。

「あー、親切な人がいて、このマンションさっさと配ってくれるんですよね。助かっちゃって。その後お元気でしたか?」

「ああ、お陰様で。着信音もそのままですよ」

「あ~もうあの時はホントに興奮しました。一瞬で全てが蘇ったんですもの。あの後、興奮したままで『ねえねえ、聞いてよ~』って、いろんな人に話したんですよ~!」

う~む。同様に興奮してくれた人いたのかな?あえて聞かなかったが。


いい機会だ。

私は、常日頃から頭にあった疑問を彼女にぶつけてみることにした。

当然、それは誰にでもできる質問ではない。

「あの~、すみません。正直なところでいいんですけど、60年代、ビートルズが活動してた時って、ビートルズってそんなに人気ありました?」


瞬時に彼女の眼は鋭く、キラリと光った...


<続く>