確か、ドラマ『相棒』で「ついてない女」ってのがあったな~
先日、大学2年の長女が、欧州へと旅立った。
大学開催の希望者の研修という名目である。
私は空港まで送るか否か、決めかねていた。
配偶者は送る意志を固めており、「なんであんたは来ないの?」という雰囲気であった。
長女にとっては初めての海外である。
まあ、私も国際空港へは20年くらい行ってないし、なんか面白いことでもあるかもしれないので、結局ついていくことにした。
スーツケースには半分くらいしか荷物は入っていなかったが、とにかく重いので、鉄道駅まで車で行き二人を降ろし、近くのコインパーキングに車を停めて駅のホームに向かった。
ホームで二人はうろたえていた。
スーツケースの把手がちぎれてしまったのだという。
スーツケース自体は良い物だが、経年の劣化によるものであろう。
これは配偶者の父から借用したものだ。
父は旅行好きで、多分20~30年前の一品だと思われ、角のひとつは大きく凹んでいる。
把手は今のスーツケースにある伸縮ができるやつではなく、いわゆる普通の把手である。
私は電車の中で、空港でスーツケースが売っている店を確認し、空港に着くやいなや、同じく良い一品を購入した。
当然、伸縮自在の把手がついて引っ張っていける。
しかもはるかに軽い。
いやあ、娘よ。
お前はツイてる。
第一に、アブダビ(経由)に着いた途端に把手がちぎれてしまうことを想像すれば、はるかに容易だ。
現金はそんなに持ってないし、そもそもユーロだし(使えるのかな?)、クレジットカードだって利用額の限度あるし。
日本で買うなんて簡単な事だよ。
第二に、私が同行したことだ。
君の母は、購入する、という選択肢は持っていなかっただろ?
「押していけるじゃない?」とか言ってたもん。
押せねえよ、キャスターだって劣化してて、まっすぐ進みやしねえ。
電車の中では、「スーツケース 修理」で検索してたんだってさ...
有無をいわさず、と言うか、そもそも配偶者は我関せずといった態度を貫徹していたが、買ってやったぜ。
とにかく、最初っからツイてるよ。
行く前に把手がちぎれたことによって、はるかに快適な旅が約束されたんだ。
大丈夫だ。
間違いない。
行って来い。