少年・その12 | あんたは払うよ、権藤さん。の真意

あんたは払うよ、権藤さん。の真意

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

「ふ~ん。じゃあ、親としてはお父さんが間違ってることもある、ってこと?」と少年は言った。


まあね。でも、困ってしまうのは、間違っているか否かを当事者が判定することはとても難しい、ということなんだな。


「勉強しろ!って言うのは間違ってる?」


さあね。君だって、勉強しないよりはした方がいい、とは思うだろ?


「うん...」


とにかく、親が言うことだからって、全て正しいことだと思ってまともに受け止める必要はない、ってことだ。





「でもさ、嫌なもんは嫌なんだ。僕はどうしたらいい?」


そうだね...まあ、躱(かわ)す、んだな..


どんな強烈なパンチだって、当たらなければどうってことないだろ?


「かわす?逃げるってこと?」


いや、違う。


逃げるってのは、ただ闇雲に相手から離れる、距離を取るってことだ。リングから出ちゃうとかさ。


でも、今、君はそのリングから出ることはできないだろ?義務教育だもん。


だから、かわすんだよ。相手との角度を変えたり、しゃがんだり、のけぞったりして。




「え~?具体的にはどうすればいいの?」


例えばさ、「勉強しろ!」って言われたら、君が「そうだよね!そうだよね!勉強しなきゃな~?」とかって言ってみるってのはどうだい?


「...どうなるだろう?効果あるかな?」


そんなことわからないよ。


でもさ、やるか、やらないか悩むんだったら、やってみる方がいいんじゃないか...




<続く>