少年・その8 | あんたは払うよ、権藤さん。の真意

あんたは払うよ、権藤さん。の真意

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

「そっか、自分で決めて聴いたから、そうやって思い出になるんだね...」と少年はつぶやいた。

ん?君、いいこと言うじゃないか。

私は少年のつぶやきに乗じることにして、言った。

「そう、そう。そうだよ~。人から教えられたままに聴いた、なんて、思い出にはならないだろう?それに、それが思い出、なんてつまらないじゃないか」

「...だね!僕、自分でCD選んで聴いてみるよ!」

それがいい。

ストーンズから選ぶのと比べれば簡単なことだよ。枚数が違うもん。数えたことないけどさ...

キンクスも辛いな...あ、フーも同じか...まあ、そんなことどうでもいいが...


少年との会話は楽しいものだったが、やはり私には釈然としないものが残っていた。

この少年はビートルズのことを質問するために、楽器屋を覗いて私を探していたのか?


「勉強しろ、勉強しろってうるさいんだよな、お父さん...」

少年は唐突に言った。


<続く>