ビートルズが人気のある理由 | あんたは払うよ、権藤さん。の真意

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ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

「ねえ、父、ビートルズって何で今でも人気があるの?」

中学生の娘が彼に聞いた。娘は父を「父」と呼ぶ。

「私のクラスに、ビートルズがすごい好きだっていう男子がいるんだよね。でもビートルズって、父よりもっと年上の人達で、もう死んじゃった人もいるんでしょう?何でそんな昔の人達が今でも人気あるのかなあ~?」

彼はその質問について自分自身の答を持っていた。娘よ、父はいろんなことを知っているんだぜ。満更でもないなと思いながら、少々自慢げに彼は答え始めた。

「う~ん。その理由は人ぞれぞれだろうけど、父が思うには、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの声がいいからじゃないかな。魅力があるんだな。特にジョン・レノンの声はさ...」

そこまで続けたところで、突然、彼の妻が発言、いや出現、否、割り込み、してきた。

「あら、私はフレディ・マーキュリーの方がいい声だと思うけど?」

それだけ言うと、妻は部屋を出ていった。


いたのか?彼と娘は一瞬絶句した。直後、娘は彼にまくし立てた。

「何あれ!?私は、何故今でもビートルズを好きな人が大勢いるのか、その理由を聞いてるのよ!?ママが好きな声なんてどうでもいいの!声が理由じゃないと思うなら、その他の理由を言えばいいじゃない!?大体、ママがクィーン好きだなんて今まで聞いたことも無いわっ!!」

彼は黙っていた。

彼の思うところは娘が言ったから。