今日は、漫画作品「蟲師」(著:漆原友紀 講談社刊)を紹介したいと思います。
命の源流に最も近いモノ、「蟲」。その蟲を専門的に扱う者のことを、「蟲師」と呼ぶ。その蟲師である青年、ギンコは、多くの地を渡り歩き、蟲にまつわる色々な問題に関わっていく。蟲とギンコの物語。これは、そういうお話。
昔の日本を舞台にしたような、不思議で幻想的なお話です。基本的に一話完結で、アニメ、実写などにもなっている人気作品です。
この作品に出てくる「蟲」は、我々の知る「虫」とは全く違うものです。色々な説明が本作の中でされていますが、簡単に言うと「妖怪」と呼ばれるものに近いモノでしょうか。
旅の中、ギンコは色々な蟲と出会います。蟲たちは人間に好意があるというわけでもなければ、敵意があるというわけでもありません。ただその蟲たちも、そうあるようにあるだけ。時に祓うこともあれば、利用することもあります。人とはまた別種のもの。それらが紡ぐ物語です。
また見所は、人間たちにもあります。ギンコの出会う蟲に関わった人間たちは、それぞれの認識を持ち、それぞれの行動を取ります。自分勝手に振る舞う者や、ただ恐れるのみの者など、様々です。それは人間の縮図のようであり、本作は蟲を書くと同時に、人間を描いている作品とも言えるでしょう。
本作の独特な空気と雰囲気は、どこか人を魅了する所があります。是非とも一度、読んでみてください。蟲と人間が織りなす世界が、あなたを待っていることでしょう。
では、今日はここまで。明日また、お目にかかりましょう。
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