書くときに使うペンを、フリクションにしてみた。
ペンについては、本当にいろいろな文章をよく見る。書く人は結構こだわっているんだな、というのがにじみ出ている。それにあやかるわけではないが、ペンはその時々で「これ」というのがある。自分の気持ちの変化が、そのこだわりめいたものに現れているように思う。
前は、握りが三角形の形をしたものだった。3本の指がそれぞれしっくり収まって、とても気持ちが良い。なんか細かいところに拘っているなあと思うが、それが一番良かった。
それがある時、フリクションにしてみた。きっかけは、文房具屋でたまたま見ていて気になった、というだけだった。用もなく文房具店に行くことは、用もなく書店に行くことくらい好きなのだ。
さっそく書き心地を試すと、何かが心地よいと指に伝えてきた。
多分、消すことが、なのだろう。
それならシャープペンシルでもよさそうなものなのに、筆圧が強いせいか折れるのが好きでない。
何故、消すのがよいのだろう?
汚いから?すっきりしたいから?
前の表現を全く忘れると、もっと深みに入っていける気がするから?
結果を見ると、そうでもない。単なる気休めか、とため息をつく。
みなさんは、書く・打つ(パソコンとかキーボードとか)モノにこだわりがありますか?