今日は、少し物語を書く側から離れて、全く異なる分野の人間として、「ストーリー」について想いを綴ってみようと思う。
私はITを職業としている人間なのだが、そのITの分野にも「ストーリー」という言葉が進出して来ている。今は、時代をあげて「ストーリー」がもてはやされている。
ITのアプリの、ある部品の名前が「ストーリー」と呼ばれている。
その「ストーリー」なる部品は何かというと、パワーポイントのようなプレゼンテーションツールだ。
それが、何故「ストーリー」と呼ばれるのだろう?
名付けたのは、そのアプリの作成者である、スウェーデン人だ。
その人は、何故プレゼンテーションツールを「ストーリー」と名付けたのだろう?
そこに「ストーリー」の可能性を予感する。
今小説を書いている人は、思いもよらない将来を想像しながら、ストーリーを綴るべきなのかもしれない。
書いても売れないとか、本棚に並ぶ場所などないとか、そんな縮こまって拗ねている場合ではない。
そんな世の中に立ち向かうことこそ、書き手に必要な態度なのだ、と思う。
皆さんは、縮こまって、惰性のように書いてますか?
それとも将来を思い描いて、書いていますか?