確認ゴルフ

一点の雲もない快晴。

日差しがぽかぽかと背中に当たり、

着ていたものを順番に脱いでいった。

午後になって、白い雲が出てきたのが、

何故か不思議に感じる程の晴れが続いた。

退院から10日、心臓にお伺いを立てる日だった。

心臓は快調に動いてくれていた。

歩く距離も少し増やせそうだった。

ゴルフは安心してできた。

ショットに影響したのは、

冠動脈の血の流れではなく、

眼をはっきり見えるようにする血の流れだった。

きちんとボールを見ようとすればするほど、

右目の黒ずんだ部分が広がり、

左目の視力にも影響した。

ボワーとした視界の中で、

ボールを打つのは、何とも感じの悪いことだった。

それがスイングに伝わって、

ひどい当たりがいくつも出た。

助っ人で来てくれた人たちのナイスゲームを見るにつけ、

メンバーとして恥ずかしい限りだった。

何とか見えるようになったのは、

午後からだった。

見事に100をオーバーした。

スコアより心臓がどうかのテストの方は、

まずまず合格だったので一安心した。

一つ別のニュース。

わが熱海富士が入幕した。

まだまだ、幕内を張り続けるのは危なっかしいが、

最年少関取として、力いっぱいやってもらいたいものだ。