秋晴れのゴルフ日和

　　　　　　　　　

ゴルフ場に着いて、ロッカーの扉を開けるか開けないかの所で、

キャディーマスターが飛んできて、

お願いがあるの、キャディーなしでやってくれる？

と頼まれた。

お客が増えて、キャディーが足らなくなったのだとか。

まぁ、今日はツーサムだし、いいよ、ということにしたが、

相方も、フロントで呼び止められ、

頼まれたと言って、驚いていた。

９時半にスタートした頃は、

雲のない快晴で、風が気持ちよい秋晴れ。

次第に気温が上がってきて、

午後には、白い雲がぽっかり浮かんでいて、

歌の文句みたいだねと言いながらコースを回った。

夕方になると、

再び雲のない素晴らしい空模様となり、

楽しい一日の締めくくりとなった。

３か月ぶりなので、

あちこちで久し振りと言われ、

今日は二人なの？

他の二人は？

と聞かれる。

どうやら、いい年の四人組は、

想像以上に有名だったようだ。

ビジターの友人たちの名前まで知っているくらいだから。

こんな様子を知るにつけ、

四人組のゴルフをやめるわけにいかないなと思わされる。

そもそもどういうきっかけで、

この四人組が出来たのか、忘れた。

当初は、メンバーである私が少し抜けていた。

差が出ないように考えながら、

勝った人が、終わった後のコーヒーをおごるという、

そんなルールを決めたら

誰が勝つか分からなかったり、

勝ったら赤字になることが、、

面白いルールになった。

今日はツーサムなので、

初めてマッチプレイにした。

午前中は、気持ちよくショットが出来ていたが、

午後は、二人とも、何も変わったところがないようにやっているのに、

なんか変な感じになり、

どうやら疲れから来てるんだと理解した。

しかし、途中でやめることもなくラウンドできたことに、

この上ない幸せを感じた。