空を見ながらみかん山へ

湯河原まで、買い物がてらの散歩と思っていたが、

頭の中で計画が堂々巡りをし始めて、

結局は、何もしないことになりそうだ。

それというのも、

天気がはっきりせず、

いつ雨が降り出すか分からない時間が続いている。

ゴルフに行きたい、植物園も行きたい、

だけど、所によるのかも知れないが、雨が降り、

雷があるかも知れないとか。

それではゴルフはダメだ、別の所へも、

傘を差しては行きたくないな。

こんなにに消極的になったのは、

コロナで足止めを食らうようになってからだ。

近い所でするとなると、

屋上で少し運動をして汗をかき、

散歩に行くことくらいしかない。

やっと散歩できるのだから、

せめて、みかん山まで行ってみた。

遠目に白い花の群落があり、

写真を撮りたいが、バックにラブホが入る。

何撮ってんだ、と苦情が来るかも。

空を仰げば、今にも降り出しそうな黒い雲、

風も冷たく吹き出してきた。

山の上で立ち枯れしていた三本の木が、

気づいたら1本になっていた。

この木も随分痛んでいて、風が吹いたら、

今にも倒れそうだ。

みかんの木には、小さなつぼみが出ていた。

大きな夏みかんだろうか、

収穫されずに、まだ木に鈴なりだ。