いつまでも忘れない花
初めての大学入試の時、
前日に試験場の下見に行った。
ある程度は分かっているつもりだったが、
工学部講堂が試験場だった。
まさかね、とは思いつつ、
立派な建物の講堂に行ってみた。
普段は守衛さんがいるのに、
何故かすんなり中に入ってしまった。
なぜ、咎められなかったか、
いまだに不思議。
すぐに恐ろしい所は抜け出して、
工学部の方に行った。
教室を見つける前に、
いい香りをかいだ。
花も一株あった。
思い出の花になった。
散歩ついでに買い物を頼まれた。
今にも降り出しそうな曇り空。
駅前の本屋で暫時立ち読みの後、
目的のスーパーへ。
いつも買っているのと同じ銘柄の牛乳。
40円も高い。
やはり東京は物価が高いのだ。