おとぎ話 | yukiの一人歩き

おとぎ話

で外出もできないので、

熱海では見られないBSとCSにチャンネルを合わせ、

専らゴルフを見て過ごした。

 

その合間に

桃太郎伝説殺人ファイルという

今野敏の本を読んでいたのだが、

そう言えば、

先日、一寸法師の歌を口ずさんでいて、

一寸法師はどうやって世に出てきたんだっけ?

なんてことを忘れていたので、

ちらっと調べたのを思い出した。

 

岡山に伝わる桃太郎伝説は、

やはり、大和朝廷に合わせて話が作られていて、

出雲を平定したのと同じようなことがあった。

当時の地方豪族が鬼ということにされた、

そういう筋書きのようだ。

 

一寸法師の話でも、

子供の頃に知っていたものとは、

最初の話は随分違うものだったらしい。

竹取物語についても、先日どこかで読んだ。

 

 

おとぎ話と大差ないと、

私が勝手に思っているのは、

古代日本史だ。

いや、古代だけではなく、

作られた歴史は、綿々と続いている。

 

伝わっていくのは、

ほぼ勝者によって作られた話であり、

その他は抹消されていく。

そうやって歴史が作られていくから、

裏側から見たことを、小説にする作家がいるわけだ。

それが面白い小説になっていく。