今回から…イーストウッド御大の再特集の一回め…

今回は…この作品を取り上げます。


「Heartbreak Ridge」(1986年/邦題「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」)



イーストウッド自ら監督したミリタリー映画です。
ミリタリー映画…と言っても戦争物…という訳ではなくイーストウッド扮する古参一等軍曹が、若い出来損ないの兵士の教育していく…お話です。

●データ

監督=クリント・イーストウッド

脚本=ジェームズ・カラバトソス

製作=クリント・イーストウッド

撮影=ジャック・N・グリーン

音楽=レニー・ニーハウス

製作費=$15,000,000

興行収入=$121,700,000


出演=クリント・イーストウッド、マーシャ・メイソン、エヴェレット・マッギル、モーゼス・ガン、マリオ・ヴァン・ピープルズ、アイリーン・ヘッカート、ボー・スヴェンソン …etc…


●超・簡単なあらすじ

数々の戦場で戦い生き抜いてきたアメリカ海兵隊の一等軍曹トム・ハイウェイ(クリント・イーストウッド)は平和な現代社会においては浮いた存在であった。

1983年、ハイウェイは酔っ払って喧嘩した上、パトカーに放尿し逮捕されたが、過去に与えられた名誉勲章に免じて罰金100$で放免となった。

そんなハイウェイに、彼の古巣である第二海兵師団第二偵察大隊第二偵察小隊に復帰するように…と辞令が下った。



復帰するもハイウェイを待っていたのは…士官学校卒で実戦経験がなく書類馬鹿のパワーズ少佐(エヴェレット・マッギル )と、これまた戦闘未経験の出来損ないの若い兵士たち…だった。

ハイウェイはパワーズに睨まれながらも若い兵士たちを一人前の海兵になる様、鍛え直していくのだが…。


…とここまでが序盤のくだり…。

ハイウェイなりの愛情で、若い兵士を一人前の海兵隊に育て上げていきますが…そんな中、いきなりグラナダの実戦に派兵される事になりますが…。


●登場銃火器

この頃、海兵隊はまだM16A1が主力ライフルでした。





分隊支援火器はM60です。




ハイウェイは若い兵士に「発砲音を聞き分けろ!」とAKMを撃ちます。

M16系の発砲音との違いで、敵味方の区別をする様に教えます。




●総評

意外に面白い作品で、数多くあるイーストウッド作品の中でも上位にランクする作品です(個人的主観)。



戦闘シーンより、出来損ないの若い兵士を育てていく話にウエイトを置いたのが良かったのかも。

シリアス…というよりは半分コメディ…という感じで観てました。

なので点数を付けるなら90点…。


次回もイーストウッド御大の作品です♪


では♪