今回は懐かしい、この作品を取り上げます。

「 A Better Tomorrow 」( 1986年/邦題「男たちの挽歌」 )



香港ノアールの記念碑的作品です。
この作品のヒットを受け、続編も含め似たような作品がアジアでたくさん作られました。
出演のチョウ・ユンファは、この作品のヒットを受け一躍スターダムに!

●データ
監督=ジョン・ウー
脚本=ジョン・ウー
製作=ウォン・カーマン
製作総指揮=ツイ・ハーク
撮影=ウォン・ウィンハン
音楽=ジョセフ・クー
製作費= ???
興行収入= ???

出演=ティ・ロン、チョウ・ユンファ、レスリー・チャン、エミリー・チャウ、レイ・チーホン、ケネス・ツァン …etc…

●超・簡単なあらすじ…
香港。
ホー (ティ・ロン)は三合会の幹部である事を、実弟のキット ( レスリー・チャン ) に隠しながら面倒をみていた。
闘病中の父から呼び出されたホーに、父はキットが警察官を志望している為、裏社会から足を洗う様に諭される。


ホーは最後の仕事と決めた台湾での偽札取引は、何者かの密告により警察に押さえられ、弟分のシンを逃がして自分自身は逮捕された。
偽札の取引が不成立に終わったことで三合会は、制裁の為にホーの父親を処刑した。
この事件がきっかけとなりキットは尊敬する兄が、三合会の幹部だった事を知りショックを受ける。


ホーのもう一人の弟分、マーク (チョウ・ユンファ)は単身で報復に向かうが返り討ちに合い重傷を負ってしまう。
3年後、ホーは出所し香港に戻りキットと再会する。
キットは志望通り警察官になっていたが、兄の前科の為に、仲間から疎外され出世の道からも外されていた。
キットは父親が殺されたのは兄であるホーの責任と言い、兄であるホーに絶縁を言渡す。
ホーはキットと和解を目指し裏社会には戻らず、堅気になるためにタクシー会社に就職し再出発する事を決意するのだった…。

…とここまでが序盤のくだり…。
この後、ホーにキット、そしてマークは自分自身のプライドを取り戻す為に最後の戦いに挑みます。

●マークのベレッタ92F
チョウ・ユンファ✕ジョン・ウーといえば…ベレッタの2丁撃ち!でしょ!
当時はサングラスを掛けモデルガン ( エアガン ) を持って真似した方も多いのでは?



日本では「リーサル・ウエポン」、「ダイ・ハード」がベレッタを流行らせた作品として有名ですが、私としてはこの作品も加えて頂きたい!と思ってます。



ちなみに撮影で使われた92は「F」であり、スライド改良型でメジャーな「FS」ではなかった…との事です。


●「ブラック・ラグーン」の張


漫画「ブラック・ラグーン」に登場する三合会の幹部=張 のモデルは…ご存知「男たちの挽歌」のマークでしょ!
張のいる組織名も「三合会」…。

(写真は「男たちの挽歌 Ⅱ」)

うーん、張=チョウ・ユンファ…よく似てます♪

●総評
公開から既に38年余りが経ちますが、強烈にインパクトを残した作品だと思います。


当時、観た時はあまりのマイクの格好良さにモデルガン片手に( いや両手に! )よく真似しましたね!
小道具にサングラスとタバコは忘れずに…。
なので…点数を付けるなら…90点。
ちなみに…「男たちの挽歌Ⅱ」に出演しているチョウ・ユンファはマイクの瓜二つ?の弟役です。
↑次回の付箋?

では♪