今回から…2回に別けて…この映画のオリジナル版とリメイク版を取り上げます。


まずはオリジナル版…

「GLORIA」(1980年/邦題「グロリア」)



●オリジナル版データ
監督=ジョン・カサヴェテス
脚本=ジョン・カサヴェテス
製作=サム・ショウ
撮影=フレッド・シュラー
音楽=ビル・コンティ
製作費=$   ???
興行収入=$4,059,673

出演=ジーナ・ローランズ、ジョン・アダムズ、バック・ヘンリー、ジュリー・カーメン、ジョン・フィネガン  …etc…

●超・簡単なあらすじ…
会計士のジャック(バック・ヘンリー)はマフィア組織の会計を担当しているがF.B.Iに会計情報を横流ししており、それが組織にバレて一家もろとも消されようとしていた。
ある日、ジャック一家は隠れ宿としてサウス・ブロンクスのアパートに逃げ込んだ。
だがマフィア組織はそのアパートを探り当て、踏み込むまでロビーで待機していた。
観念したジャックは、たまたまコーヒーの粉を借りに来た隣人のグロリア(ジーナ・ローランズ)に6歳の息子フィル(ジョン・アダムス)を預かってほしいと哀願する。
子供嫌いだったグロリアは断ろう…としたがジャックのただならぬ雰囲気を感じとり、引き受けてしまう。
ジャックは息子のフィルに未通報の会計情報を書き込んだ手帳を持たせていたのだった…。
フィルを自室に連れてきたと同時に、ジャックの部屋から銃声や部屋を荒らす大きな音が聞こえてきた…。

…とここまでが序盤のくだり…

グロリアは最初のうちはフィルを邪魔扱いしますが、接するうちに愛情が芽生え命懸けで守りながらマンハッタンを逃げ回ります。

●グロリアのM60
グロリアはM60(チーフのステンレス版)を愛用していました。
フィルを守る為に、勇敢にマフィア共にM60をぶっ放す姿は まさに" 姉御 " !。




●総評
ストーリーの前半部分は前にご紹介した「LEON」とよく似ています。
実際には「LEON」より、だいぶ前に製作された映画ですので真似たのであれば「LEON」の方でしょう。
ヒールを履き大股開きでグロリアがマフィアの乗った車に向けてM60を発砲するシーンは、今でも記憶に残っています。
ちなみに…ジーナ・ローランズは、監督のジョン・カサヴェテスとこの時はまだ夫婦でしたね。
…で…点数を付けるなら…90点!
姉御度合いはリメイク作品のシャロン・ストーン版より断トツ上↑ですから。

次回は…リメイク版の予定…

では♪