さて今回もホラー映画繋がりで…この映画を復刻します。

 

「 Peninsula 」( 2020年/邦題「新感染半島 ファイナル・ステージ」 )



大ヒットした韓国産アポカリプス映画=「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年)の続編にあたり、前作から4年後の半島で起こる脱出劇が描かれます。

 

●データ

監督=ヨン・サンホ

脚本=リュ・ヨンゼ、ヨン・サンホ

製作=イ・ドンハ、キム・ヨンホ


出演=カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、キム・ドゥユン、クォン・ヘヒョ、イ・レ、イ・イェウォンetc

 

●超・簡単な前半の粗筋(のようなもの)

韓国にて人を凶暴にさせるウィルスが半島全土に蔓延、国家としての機能が失われつつあった。

パンデミック初日、軍に所属するジョンソク(カン・ドンウォン)は姉夫婦と共に島を脱出する船に乗る為、車で港を目指していた。

途中、助けを求めていた家族に遭遇するがジョンソクは助ける事なく港へ急ぐ。

無事に港へ着き乗船するも船内で感染者がいた為、船内はパニック状態と化す。



姉と甥を助ける為にジョンソクは船室に向かうが、既に感染者に噛まれていた・・・。

4年後…。

朝鮮半島は隔離され、ジョンソクは助かった義兄チョルミン(キム・ドゥユン)と共に香港にいた。

半島離島者は難民となり香港では肩身の狭い生活を余儀なくされ、かって軍人だったジョンソクも例外ではなかった。

ある日、半島離島者であるジョンソクに「ある」仕事が舞い込んだ。



内容は「3日以内に乗り捨てられた「とある」トラックを見つけ、中身もろとも回収し香港へ戻る」というもの。

ジョンソクは最初は受けるつもりがなかったのだが、チョルミンを見捨てられずミッションに参加する。

果たして、ジョンソクは3日以内に感染者が待ち受ける地獄の半島から、トラックを見つけ無事に脱出できるのか?!

 


と、ここまでが序盤のくだり。

この後、パンデミック初日にジョンソクが見捨てた親子、軍に見捨てられ暴徒集団と化した631部隊が登場、ミッションが複雑化していきます。



●登場銃火器

序盤でジョンソクが使うハンドガンは SIG Sauer P226 でした。




ライフル系は…
まずDaewoo K1A …と…



R.I.S付きのMP5A3…



そして…M4A1…などです。



●総評

作品自体のプロットは、前回ご紹介した「Army of The Dead」と良~く似ています。

ちなみ前作品の「新感染 ファイナル・エクスプレス」は「新感染」と「新幹線(高速鉄道)」語呂をかけていて、新幹線車内での生き残りをかけたサバイバルが見もので、キャラも普通の一般人だった…というのも面白かった!

で、この「感染半島」は?…というと主人公は元軍人で戦闘のエキスパート。

この時点で、前作よりもアクションよりに作品を振った事が伺えます。

で、強い・凄いのは主人公だけではありません。



一番凄いな!っと思ったのは前半で主人公が見捨てて半島に置き去りにした家族です。



もちろん軍人ではなく一般人ながら4年間の間、子供もいるのに感染者だらけの半島で生き延びてましたから。

更に、年で言ったら中学生?くらいの少女のドラテクが凄いのなんの。

マニュアルのSUVを自由自在に操り、スピンターンやドリフト走行はオチャノコサイサイ。

「どこで運転習ったのさ?」という突っ込みは止めておきましょう。

もう一つ、荒れ放題の道で毎日のように高速ドリフトなんかしてたらタイヤがもちませんって。

 

最後に・・・

この作品に登場するのはゾンビ・・・ではなくウイルス感染者ですね。(私的な定義によると)

感染者になると凶暴になり人を襲いますが、噛むくらいで食す事はありません(多分…)。

(映画「28日後」「28週後」のレイジ・ウイルスに症状は良く似ています)

余談ですが…感染者は何も飲まず食わずに4年間も隔離された半島にいたんですかね?

普通なら…とっくに餓死レベルですが…。


総合的に点数をつけるなら75点くらいでしょうか。

ラストは…ちょっとヤキモキしましたが主人公が(自分が)思った様に行動してくれて良かった、良かった!



では♪