今年も早いものであと…1日…になっちゃいましたね!


今回はこの記事を復刻します。

ここから原文&加筆 ↓↓↓


『Behind Enemy Lines』(2001年公開/邦題:エネミーライン)



●データ

監督=ジョン・ムーア

脚本=デヴィッド・ヴェロズ、ザック・ペン

原案=ジム・トーマス、ジョン・C・トーマス

製作=ジョン・ディヴィス

製作総指揮=ステファニー・オースティン、ウィク・ゴッドフリー

撮影=ブレンダン・ガルヴィン

音楽=ドン・ディヴィス

製作費=$40,000,000

興行収入=$91,753,000

出演=オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン、カブリエル・マクト、チャールズ・マリック・ホイットフィールド、デヴィッド・キース、ウラジミール・マシュコフ …etc…

 

●超・簡単な粗筋

長年に続いた民族紛争もシンシナティ協定によりボスニアの停戦合意が実現した矢先の出来事。

アドリア海上のどこか…。



クリス・バーネット大尉(オーウェン・ウィルソン)は自分の進退について上官であるレイガード提督(ジーン・ハックマン)と口論となり、クリスマス休暇にも関わらず相棒のスタックハウス大尉と共に偵察任務を命じられてしまう。



空母カールビンソンからF/A18に搭乗し飛び立った二人は早速、ボスニア上空から偵察任務に入る。

するとレーダーは非武装地帯に、怪しい動きを映し出す。


予定コースから大幅に外れてしまうが、レーダーに映る影を追い偵察に向かった。

そこには和平協定に反して集まっていたセルビア人武装勢力達だった。

武装勢力は上空で空撮するF/A18に対して地対空ミサイル ”SAM ” を発射。



1発目は交わすも、2発目は避けることができずF/A18は撃墜されてしまう。

バーネットとスタックハウスは、間一髪で緊急脱出しパラシュートでボスニアの山中へ。



バーネットは、足を負傷したスタックハウスに変わりカールビンソンに救援を要請する為、無線機を持って山頂に向かった。

その矢先…武装勢力がスタックハウスを発見、射殺してしまう。

山頂の途中でその一部始終を観ていたバーネットは、思わず声を上げ自分の存在を武装勢力に知らせてしまうのだった。

武装勢力が攻撃をしてきたがバーネットは何とか山頂にたどり着きカールビンソンに連絡を取る。

バーネットは1人、上官であるレイガード提督から指示された救出ポイントを目指す事になるが…。

 

…と、ここまでが序盤のくだりです。

 

●カールビンソン(CVN-70)とアークエンジェルス(VFA-163)


今回、登場する原子力空母はCVN-70カールビンソンです。



で、バーネット大尉が搭乗するF/A-18の所属チームが「VFA-163 アークエンジェルズ」。



いろいろ調べましたが架空の部隊らしい。

何度かCWU-36Pでレプリカ・フライトジャケットを作ろう!としたんですが「VFA-163」のレプリカ・パッチが手配できず断念しました…

ちなみにF/A18のコックピット下に書かれていた文字は…「MADE IN USA」でした。


●サシャのスナイパー・ライフル

逃げるバーネットを追跡する敵側の天才スナイパー、サシャ( ウラジミール・マシュコフ ) が愛用するライフルは SIG Sauer SSG 3000 ( 7.62✕51mm) でした。

 


●総評

いつもはノー天気な役が多いオーウェン・ウィルソンがマジな顔して地獄の紛争地帯を逃げ駆け回ります。



(ちなみに彼はこれ以外では真面目な役は観てない気がするな・・・)

それより何よりカッコ良いのはジーンハックマン演じるレイガード提督です。

ラストで「部下を見捨てるくらいなら降格でもなんでもするがいい!」と言い放ち、NATOのピケ提督の命令を無視して、カールビンソンに駐留している海兵隊と共に戦火のセルビアへ救出に向かう姿は…ジーンっとします。



(結果、レイガード提督は艦を追われ地上勤務を命じられるが退役してしまったそうな)

しかし、本当にジーン・ハックマンはこういう軍の骨太上官は似合いますね!

海軍全面協力の映画で「ファイナル・カウント・ダウン」「トップ・ガン」に次いで、リアルにキチンと空母と艦載機が描かれた作品だと思います。

特に序盤のF/A18と地対空ミサイルのドッグファイトは見ものでしょう!

なので得点は95点。

ちなみに…続編らしき作品が「2」から「4」までありますが、まったくの別物で関連性はまったくありませんので。

 

では♪