梅雨が明けて本格的な夏が来ましたね!

となればやはり書かねばなるまい、このネタを。

夏恒例企画

「Miami Vice」ネタでいきましょう、今回は。

前記事はソニーの愛車「デイトナ・スパイダー」について書きました。

なので今回はソニーの愛銃「Bren Ten」について書いてみようと思います。

 

 

「Miami Vice」(邦題:特捜刑事マイアミ・バイス)

1984-1989年放送/NBC制作

フロリダ州マイアミを舞台に、麻薬・武器・売春等々の犯罪を摘発していく潜入捜査官を描いたTVドラマ。

 

主人公の名前はジェームズ " ソニー "  クロケット(ドン・ジョンソン)。

マイアミ・(メトロ)デイド署勤務、風俗取締特別捜査ユニット=通称「Miami Vice」所属。

階級はサージェント(巡査部長級)。

 

その彼の愛銃が「Bren Ten」。

でも最初から「Bren Ten」だった訳じゃありません。

シーズン1が始まる前に制作されるパイロット版(試験版)では「SIG SAUER P220」(45ACP)を使っていました。

 

 

このパイロット版の反響が良い感触だった為、局からGOサインが出て本シリーズ製作に至りました。

で、プロデューサーのマイケル・マンはたとえ空想の物語だとしてもリアリティの追及に妥協はしない為、銃火器の取り扱いや演技指導役としてIPSCマッチ・シューターの「ジム・ズビアナ」をアドバイザーとして起用していました。

ジムはマイケル・マンに当時、話題性もあり最新の「Bren Ten」を主人公に持たせる事を提案。

マイケル・マンは「夜でのシーンが多く、見栄えが良い様にスライドにクロームをかけてシルバーに…」というリクエストが出て了承。

生産モデルにはないハード・クローム処理を施した「Miami Vice」モデルとして生まれ変わり、晴れて「Bren Ten」はソニーの愛銃となったのです。

 



 

では「Bren Ten」とはなんぞや?

Dornaus and Dixon company(D&D社)が製造・販売していたハンドガンです。

 

 

総生産数は1500丁ほど。

開発の経緯は、当時の有名シューター、ジェフ・クーパーがチェコ製の「Cz75」が最高のコンバット・オートと絶賛したことから始まります。

 

 

「そんなに最高ならアメリカで作ってしまおう!」って事でMr.ドーナウスとMr.ディクソンがD&D社を設立、『アメリカン・Cz計画』がスタートします。

その後、ジェフ・クーパーも開発に加わり、当時の最新ハンドガン・カートリッジだった「10mmオート」弾を採用する事になりました。

「10mmオート」弾は45ACP弾よりも貫通力に優れ扱いやすく、9mmルガー(通称9パラ)弾よりも強力である事が売りでした。

このカートリッジの宣伝に、ジェフ・クーパーが一役買いますが、結果は不発。

大手カートリッジ・メーカーからは発売される事はなく、後に開発・発売される40S&W弾に道を明け渡す事になります。

銃本体はというと、「人間工学に優れたデザインで、扱いやすく撃ちやすい」のだが10mmオートの強反動にはフレームが強度不足である事が発覚。

イタリアに外注していたマガジンも度重なる納期遅れと不良が相次ぎ、失敗作の烙印が押されD&D社も倒産してしまいました。

 

が・・・ですよ。

派手目なデザインで格好よさはベレッタ92FやSIGの200倍も上。

 

 

実際には失敗に終わったものの、銀幕の世界では爪痕を残せたんじゃないかな?

 

 

残念な事にシーズン3からソニーの愛銃は超・メジャーブランド「S&W」社から発売された最新ステンレス製大型オート「M645」にその場を譲ってしまいました。

 

 

でもね・・・

やはりソニーといえばハード・クロームのかかった「Bren Ten」でしょ!


それに憧れて大口径リヴォルバー派だった私が大型オート派に転身したんですからね!

 

なのでソニー・オタクの私は数年前から「Bren Ten」のエアガンを数年前から探してます。

 

ですが日本でモデル・アップしているのはマルシン工業製の固定スライドのガス・エアガンのみ!

 

しかも既に生産中止モデルとなってます。

 

ヤフオクもチェックしてますがなかなか、出ないんですよね~。

 

ほ、欲しい・・・。


テッド・ブロッカー製のマグ・パウチが付いたアップダウン・ショルダーに「Bren Ten」を入れたい・・・と夢を見ながら・・・寝ますZZZ

 

(ソニー、メチャ カッコいい♪)

 

では♪