こんにちは♪

今日のお題。

連続ドラマは数々いろいろとありましたが私が多大に影響を受けた「日本テレビの火曜9時枠」の連ドラをシリーズでご紹介します。

記念すべきシリーズ第1回は・・・。

 

「大都会」シリーズ

 

石原プロモーション製作の刑事ドラマで日本テレビ同枠で3シリーズが製作された人気刑事ドラマ・シリーズです。

 

 

まずは・・・

 

●「大都会 闘いの日々」

 

 

放映期間=1976年1月6日~1976年8月3日

放映話数=31話

製作=石原プロモーション/日本テレビ

製作総指揮=石原裕次郎

脚本=倉本総他

主演=渡哲也、仁科明子、神田正輝、高品格、佐藤慶、石原裕次郎他

 

原案とメインライターを倉本総氏が担当していたんですね!

 

舞台は警視庁・城西署。

主演の渡哲也氏が演じるマル暴担当刑事「黒岩」と石原裕次郎氏が演じる事件記者「滝川」を中心に暴力団事件を解決していく過程に様々なサイドストーリーを挟み込んで形成された刑事ドラマである。

 

*初回放映が1976年という事もあり私はタイムリーに観ていません。

私が観たのはPM4時から再放送されてたものだった・・・と思います。

後のパートⅡ、パートⅢのような派手なアクションというよりは地味でリアルを追及したような感じだった気がしますね。

 

 

●「大都会パートⅡ」

 

 

放映期間=1977年4月5日~1978年3月28日

放映話数=52話

製作=石原プロモーション/日本テレビ

製作総指揮=石原裕次郎

脚本=永原秀一他

主演=渡哲也、松田優作、高品格、小野武彦、峰竜太、神田正輝、刈谷俊介、丘みつ子、石原裕次郎他。

 

前作「大都会 闘いの日々」の設定をリセッテングした作品。

主演は渡哲也氏演じる黒岩頼介刑事部長なのだが警視庁所属から、城西署・捜査一課所属に変更されている。

今作品より松田優作が徳吉功刑事として出演。

前作で新米記者役だった神田正輝氏は第14話から神聡太郎刑事として再登場。

製作総指揮を務める石原裕次郎氏は新聞記者から渋谷病院・看板医師=宗方悟郎役で登場している。

1作目との大きな違いはメインライターだった倉本総氏の手から離れた事により娯楽的作品に振れた事である。

それは松田優作氏が加入した事からもみてとれる。

 

 

この事により、視聴率低迷に苦しんだ1作目よりも好評価を得てその後の火曜9時枠連ドラに影響を与えた。

 

 

●「大都会パートⅢ」

 

 

放映期間=1978年10月3日~1979年9月11日

放映話数=49話

製作=石原プロモーション/日本テレビ

製作総指揮=石原裕次郎

脚本=永原秀一他

主演=渡哲也、寺尾聡、高品格、小野武彦、峰竜太、星正人、刈谷俊介、高城淳一、石原裕次郎他。

 

パートⅡの娯楽的要素をパワーアップし、後の「西部警察」のベースとなる「黒岩軍団」なる呼称も生んだ作品。

今作から日産自動車が車両協力したことによりカーアクションも充実しこれは「西部警察」にも受け継がれる。

なにより犯人がより狂暴・凶悪な設定とされ、それに対応する「黒岩軍団」もより過激なものとして描かれている。

 

今作品16話より黒岩(デカ長)は「レミントンM31」ショットガンにピストル・グリップを装着したものを使うようになり、黒岩(大門)=レミントン・ショットガンというイメージのベースとなった。

 

 

 

軍団初登場(刑事役という意味)の寺尾聡氏(牧野次郎刑事)は、従来の刑事がもたないS&W・M29 8・3/8インチバレル(44マグ)を愛用し、ホルスターを付けずベルトとパンツの間に銃身を差し込んでキャリーしていた事に小学生ながらビックリした記憶がある。

 

 

 

実のところ、タイムリーに火曜9時枠で観れたのは「大都会パートⅢ」でした。

「パートⅡ」より「太陽にほえろ」を除き、今までの刑事ドラマと大きく違うのは犯人を確保する為に、ほぼ確実に拳銃を使用・発砲し街中でカーチェイス・・・というアクション娯楽寄り刑事ドラマだった事。

特に「パートⅢ」では「義理と人情」というものは完全排除。

犯人逮捕・事件解決には射殺も辞さないある意味、非情な刑事ドラマになってます。

 

本当であれば、この続編(パートⅣ)が日本テレビで製作、企画がパートⅢ放映終了後に進行していましたが、破格の条件(広告代理店の通さずテレビ朝日との直取引)を提示したテレビ朝日にまるごと移籍し「西部警察」を製作・放映する事になり、日本テレビの「大都会パートⅣ」の企画は幻のものとなった。

 

余談ですが個人的に「西部警察」は、常識且つリアリティを大幅に超えた作品であり、もはや刑事ドラマではない、と思っています。

 

話を戻すと・・・

 

前回のブログの「殺人遊戯」同様に「大都会パートⅢ」も私の趣味に多大な影響を与えた作品の中の1つであり、このシリーズは「太陽にほえろ」に並ぶ、”刑事ドラマの金字塔”と言っても過言ではないでしょう。

 

では♪

 

次回予告

「大追跡 The Great Chase 」の巻