今回も…ホラー映画繋がりで…この映画を復刻します。
ここから原文&加筆 ↓↓↓
「World War Z」(2013年/邦題「ワールド・ウォーZ」
レオナルド・デュカプリオの映画製作会社「アッピアン・ウェイ」とブラット・ピットの製作会社「プラン・B エンターテーメント」が、小説の映画化権を競い合い話題になりました。
●データ
監督=マーク・フォースター
原作=マックス・ブルックス
脚本=マシュー・マイケル・カーナハン、ドリュー・ゴダート、デイモン・リンデロフ原案=マシュー・マイケル・カーナハン、J・マイケル・ストラジンスキー
製作=ブラット・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナ-、イアン・ブライス
製作総指揮=デヴィット・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ、グレアム・キング、ポール・シュウェイク、ブラッドフォード・シンプソン、ティム・ヘディントン
撮影=ロバート・リチャードソン
音楽=マルコ・ベルトラミ
製作費=$200,000,000興行収入=$540,007,876
主演=ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエル・ケルテス、ジェームズ・バッジ・テール、ファナ・モコエナ、デヴィッド・モース、ダニエラ・ケルテス …etc…
●超・簡単なあらすじ
突如、謎のウイルスが世界中に蔓延し襲われた人間が狂暴化していく中、元国連職員ジェリー( ブラッド・ピット )が家族を守る=政府に保護してもらう為にウイルスの対策方法を求めて→ 韓国 米軍基地 → イスラエル → イギリス WHO研究所 …を迷走する…というお話。
●登場銃火器
まず逃げる途中、ジェリー一家がスーパーマーケットに寄った為に乗っていたボルボが盗まれてしまいます。
代わりに置いてあったキャンピング・カーに乗って、安全な場所を探します。
その時、キャンピング・カーの中にあったのが…レミントンM700DBL でした。
次…
ジェリーが訪問する一番最初の場所…韓国の駐留米海兵隊基地です。
海兵隊員たちやジェリーの護衛のシールズたちは M4A1で武装してました。
そして…次に向かうは…イスラエル。
ジェリーの護衛任務を任された女兵士 セガン( ダニエラ・ケルテス )たちは、XM177に似たCAR-15タイプでした。
●「”Z”であって”Z”にあらず」
この作品に登場する「ゾンビ」なるもの…はロメロ系…ではなく、いわゆる…ダッシュ系…でしたね。
そして…映画をよ~く観てみたら…一応、作品設定では「ゾンビ」なんでしょうけど、厳密に言えば「ゾンビ」じゃないな、と思いました…。
何故そう思ったのか…。
まず「ゾンビ」映画では、当たり前の人間を食すシーンはほとんどなかった(噛みつくシーンはある)事と頭部の破壊じゃなくても倒せそう…だったので、これはゾンビじゃない…な、と。
で思ったのが…映画「28日後」「28週後」のレイジ・ウイルスが一番近くその場合はゾンビじゃなくて感染者…というのが正解…なんじゃないでしょうか…。
それはそうと…この映画で一番怖いシーンは、イスラエルが建てた国境の壁を感染者が束になり山を築き乗り越えてかきた事!
そして壁を越えてきた感染者はバスをも横倒しにして生存者に襲いかかる…おぉ!こわ!
ちなみに…この映画の感染者は「自分より強い致死率のウイルス保持者」は襲わない…。
それを目撃したジェリーは考えた…致死率の高い保菌者になれれば…感染者には「見えない存在」=「襲われない存在」になれると。
これは「ウォーキング・デッド」とかでゾンビの血液を体に塗りつけると襲われなくなるのと同じような原理ですな。
一応、これがこの映画の「落ち」になってます。
●総評
ハリウッド・スターが出演しメジャーな製作&配給会社でゾンビ映画を作ったら…の見本の様な映画でした。
より多くの人達に観てもらうために、暴力や過激なシーンは排除しレーティングを下げた結果、ホラー映画としては中途半端な作品になってしまった気がします。
同じ娯楽作品よりに仕上げた「バイオハザード」の様にアクションに振った方が良かったのかも…。
点数をつける…なら65点…くらい。
ずっ~と前から続編の話はあって…デヴィッド・フィンチャー監督を起用し撮影…の手前までいきましたが最終的には製作を断念したらしい…。
残念…。