こんにちは!Drあねごこと棟田です。
皆様 毎日暑い中お疲れ様です。
あ!これが暑中お見舞いってことなのか!!
と気が付いた40歳の夏。(しかも8/7の昨日が立秋らしいので、もう残暑お見舞いですね)
小学生の頃は同級生のお友達に暑中お見舞いの手紙送ったりしてましたけど、
今はその文化残ってなさそうですね。
夏休みで会えないなかの手紙のやり取りって中々よかったですよね。
暑すぎるので箱根で水族館に行きました。
大きな水槽の真ん中に沈没船があるステキなところなんですが、
なぜ船が沈んでいるのか1時間ずっと聞かれ続けて大変でした。
さて、
美容皮膚科医あるあるとして、実母を実験台にするというのがあります。
もちろん自分自身にも実験しますが、
自分で自分に施術するのが不可能なものや、
違う世代に試したいときなど「ちょっと来て!」と呼びつけるのです。
右と左で違う施術をされたり、
打ち方やショット数を変えてベストな施術の方法の模索に使われたり、
麻酔なしでやってみて
あ、こんなに痛いなら麻酔必要だねーという判断材料にされたり、
本当に「実験」という感じです。
前もってあまり詳しい説明はせず、
「どう?よかった?どこが変わった感じ?」と正直な感想を聞くのですが、
そんな母が「これはすごい!今までで一番人に褒められた!」と言ったのが、
最近徐々に広めているサーマニードルです。
端的に説明すると、針をさして熱を加える治療なのですが、
なぜそれが良いのか、詳しく説明していきます!!
↓は妊娠報告をしたときに書いた記事なので、
この後入院して大変ご迷惑をおかけする未来が待っているとはつゆ知らずという感じで、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますが、
同じ機械でやるサーマジェンについて説明しています。
年齢を重ねると気になるたるみ。
昔より顔が大きくなったように見えたり、四角くなった印象になったり。
ただ、治療をするうえでとても大切なことは、
皮膚は層構造になっていて、
全ての層が緩んでくる、ということです。
皮膚の浅い層、皮膚の深い層、脂肪層、筋膜。
中だけ引き締めても表面が余ってたゆんでしまいます。
有名なHIFUは、筋膜にメインで効かせる治療ですが、
それだけでは不十分ということですね。
もともと当院のHIFUも4.5mm(筋膜)、3mm(脂肪層)、2mm(真皮層)と3層に分けて打つのですが、HIFUは点状にできる熱だまりなので、筋膜のような硬い膜状のものを引き上げる効果はありますが、
厚い脂肪を小さくする効果は乏し目でした。
そこで導入したのが、サーマジェン。
面で熱を加えることで、ひきしめ効果が高まり、
特に口横のポニョにわかりやすい効果がでます。
サーマジェンだけでもかなり改善する方が多かったのですが、
それに加えるともっとよいのが、サーマニードルです。
これは、針を刺して、熱を加える治療になります。
ポイントはハリの長さが調整可能な点。
浅く打って毛穴に効かせることも、
深く打って真皮の引き締めに使うことも、
自由自在。
そもそも、人の皮膚の厚さは人それぞれだし、
その人の顔の中でも額と頬では脂肪層の深さがまちまちです。
同じ針を刺す治療であるダーマペンも針の深さが調整できる点がメリットですが、
それに熱も加えられるのがこの機械のスゴイところ。
美容に詳しい方にはポテンツァと同じというとわかりやすいかもしれないです。
針を刺すだけでも、膠原繊維が増えてハリがでますが、
熱を加えることで、よりその効果は高まります。
以前、ダーマペンの勉強会で、世界的に有名な形成外科のDrたちが、
切開リフト(顔の皮膚を切って、上にひっぱりあげる手術)をするときに、
一緒にダーマペンで施術をしないと皮膚自体の緩みと皮膚の上がり具合がちぐはぐになって変だから、仕上げにダーマペンで皮膚にしっかり傷をつけるんだ!
と言ってました。
その時すごく納得したのですが、
やはり、皮膚表面のタイトニングはすごく大切です。
私の大好きなフォトフェイシャルなども真皮膠原繊維を増やしてくれますが、
やはり外から光をあてるのと、
実際に針を刺して中に熱を加えるのでは、
塗る麻酔と全身麻酔くらい違います。(めっちゃいい例え思いついた!と思いましたが、一般の方にはピンときませんかね・・)
やった後も3カ月くらいかけて真皮膠原繊維がふえつづけます。
母のbefore/afterを載せるつもりだったのですが、
諸事情によりなかなかafterの写真がとれず、
症例写真なしで申し訳ないです。
母曰く、「すごくハリがでて、つるっとしてピカピカになった。しかも効果が続く感じがする」とのことです。
もちろん私も受けてますが、この「効果が続く」というのも私も実感した良い点です。
どんな施術もやはり直後が一番よくて、だんだん戻ってくる感じがあります(目が見慣れちゃうのもあると思いますが)。
でもこのサーマニードルは皮膚が厚くなったような?
柔らかいわらび餅が白玉になったくらいの皮膚の触感の違いが生まれます(この例えも良いの思いついた!と思ったのですが、看護師さんにはどちらもモチモチでは?とピンと来てもらえず。。。)
施術は塗る麻酔で行います。
バチンバチンと針がでて圧迫感がありますが、痛みはそこまでありません(当たり前ですが、塗る麻酔もちゃんと効きます)
ダウンタイムは熱が加わるサーマニードルの方がダーマペンよりも短く、赤いのは3日間くらいです。
一時的なニキビみたいなものができることがけっこうあります。
【治療に伴うリスク】
赤み、皮むけ、乾燥、腫れ・むくみ、カサブタ形成、色素沈着、出血斑、肝斑の悪化、瘢痕・ケロイド、かゆみ、毛膿炎(にきび)、凹み、火傷、使用薬剤によるアレルギー反応(アナフィラキシーショックを含む)など
※体質などにより、この他の予想困難な副反応が出現することがあります。
【禁忌事項】※該当する場合は必ず医師に申告してください。
ペースメーカー・埋込み式除細動器・上半身に金属が埋め込まれている方・重度の心臓疾患を有する方・妊娠中の方・
重度の糖尿病など創傷治癒に問題のある方・金の糸をお顔に挿入されている方・
治療部位に感染症や重度の皮膚疾患がある方・重度な高血圧の方・悪性腫瘍のある方
【注意事項】
・額にヒアルロン酸注入をされている場合、注入時期に関わらず残っているヒアルロン酸は溶けて吸収される場合があります。注入されている場合は、施術時期など含めご申告・ご相談ください。
・授乳中の方は安全性が確立されていません。医師にご相談ください。
・下記の方は必ずお申し出ください。
他院で4週間以内に美容施術を行った方/麻酔アレルギーのある方/歯列矯正中の方・口腔内に金属が入っている方 ビタミンA内服中の方
8月9月にキャンペーン行ってます。
以前看護師さんが書いてくれた記事の、
マヌカトーニングも早速メニュー化して、
キャンペーンもやります!!
引き続き暑い日々が続きますがどうぞ皆様ご自愛くださいませー!!
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