こんにちは!Drあねごこと棟田です。
先日軽井沢に行ってきました。
東京よりはいくらか涼しい風が吹いて気持ちよかったですが、日差しに当たっていると暑かったです!
広い公園でボール遊びをする兄弟。
兄はサッカーを、弟はラグビーをするので、すぐけんかになる。
すぐにお互いに怒って、日陰に戻ってきて、
背中合わせでじゃがりこ食べてました
そんな日の私の紫外線対策がこちら。
帽子はLoo&cさん。
楽天などで話題のツバ広帽子です
https://www.rakuten.ne.jp/gold/boushiya-looandc/
サイズがたくさんあるのと、形も色もたくさんあるのが良いです。
アゴ紐も地味に大事。
中がメッシュ加工になっているので涼しい。
空は全然見えないし、周囲も見えにくくなるほど視界が狭められますが、
夕方でも顔に光が当たりません!
私はここの帽子6個くらい持っております。
顔はヤケーヌ
美容好きには知られていますね。
指原莉乃さんと田中みな実さんも愛用しているとか。
首元まで覆われるのが、夏は安心。
あと、涼しい!マスクに比べれば圧倒的に涼しいです。
コレをするようになると、してないと不安になります。
「顔が紫外線に晒されてる!」って感じ。
見た目的に「日焼け対策を徹底している人!」という感じになります。
帽子と合わせると表情などはほぼわからなくなります。
腕はユニクロのアームカバー
これも涼しくてうれしい。
すぐに汚れるから4-5本必要です。
勿論日焼け止めも使っていますが、どうしてもべたついたり、塗り直しが大変だったり。ストレスになるので、物理的に紫外線を遮断する方が快適です。
でも、
真夏の日差しを受けて、
周りが全部ギラギラしてて、
暑くて、
汗かいて、
クーっとなる、
あの何物にも代えがたい、あの感覚を捨てて、
私は何がしたいんだろう?
という気分にもなります。
子供にも不審がられるし。
ま、旅行の時くらい日に当たるのも健康的でいいんじゃないですかね。
白雪姫になりたいわけでなければ!!
ってことで、もう一つ夏を快適に過ごす方法についての話題です!
脇汗好きですか?
汗について、何回か記載していますが、
今回は「脇汗」について少し具体的な話をさせてください。
夏に脇汗がでて、服の色が変わったりして困る。
汗をかくのを気にして、グレーの服は着れない。
などという方いらっしゃるのではないでしょうか。
脇汗を止めるためのお薬は、保険で出せます。
汗はそもそも誰でもかくもので、全くかかないのも困ったことになります。
では、どこからが病気で、どこまでが正常なのでしょうか?
汗の量など測れるものでもないので、HDSSという指標が作られています。
このHDSS3から、治療対象ということになっています。
要するに自覚症状で困っているかどうかが全てです。
スポーツをする方で、スポーツ中の汗を止めたいという方はいないでしょう。
(むしろ汗を止めると熱中症のリスクが上がるので危険です)
でも量としてだらだらでるわけでなくても、日常生活に頻繁に支障があれば、
治療をおすすめします。
現在、脇汗の症状に対してお薬で処方できるのは、
ラピフォートワイプとエクロックゲルです。
形状見本なので、本物ではないですが、
ご来院いただいた患者様には、実際にみてもらって、どれがいいか選んでもらっています。
どちらも有効成分は同じです。
抗コリン作用と言って、「汗を出せ!」という命令を出す神経をブロックすることで汗が出にくくなります。1回ぬればすぐ効果がでるというものではありません。
続けていくことで出にくくなってきます。
塗るのは1日1回。
その時にお薬が患部(ワキ)以外につかないようにすることが大切です。
ラピフォートワイプ
ラピフォートはワイプに製剤がしみ込んでいます。なのでそのまま広げて、ふき取るように脇に塗って、そのまま捨てればよいので、わかりやすいですね。
ただ、必ず手に製剤が付いてしまうので、使った後に手を洗う必要があります。
あと小さなお子さんやペットがゴミ箱を触ってしまう可能性がある場合には、袋に包んでから捨ててもらうようにお願いしています。
旅行などに持っていきたい場合には小さくて持ち歩きは便利です。
エクロックゲル
エクロックは製剤が手に触れないように設計されています。
旧型がコレ
蓋を外して、ふたの部分に薬液を出し、そのまま持って脇に塗ります。
うまく塗れれば手につきません。
6月から新しく、ツイストボトルというのが出ました。
赤矢印のようにカチっというまでボトルを回し、またカチッとなるまで戻すことで
薬液が上の穴ところから出てきます。
同じ内容量でサイズが小さくなり、全体に少しかっこよくなったのがよいですね。
ワイプが良いか、ボトルが良いかは、半々くらいのご希望という印象です。
副作用は?
「汗を出せ!」という指令は神経を介して行われます。
効かせたい神経以外にも効いてしまうと、副作用となります。
まず、緑内障と前立腺肥大症のある方は使えません。
眼に製剤が入ってしまうと光をまぶしく感じたり、目がかすんだりすることがあります。
塗る量が多すぎたり、他の場所にも使ってしまったりして全身にこの成分が行くと、
尿が出にくくなったり、口が渇いたりすることがあります。
汗が過剰に止まってしまうと熱中症のリスクがあります。
下の二つは用法容量を守ればそんなに頻度が高いものではありません。
ただ、目に入らないようにする!というのは絶対に守ってもらう必要があります。
前から、夏の脇汗気になってた、という方は一度皮膚科でご相談いただくとよいと思います。
あと、手汗のお薬も新しく今年の6月から処方可能になりました。
汗でお困りの方、部位によっても対処法が異なってくるので、色々ご提案させていただきます。
もし気になる方いらっしゃいましたら当院でご相談ください。
保険診療も
自費診療も
丁寧で根拠のある
治療を心がけています
私の皮膚科 を
よろしくお願いします!