こんにちは!棟田です。
今日は次男の寝かしつけが45分(最短記録)で終わりました!
山のような返信必須のメールの前に勝利の雄たけびを上げています!!
(ふるさと納税でいただいた巨大なポンカン。大きさを表現するためのシルバニアファミリー)
次男は寝ないキャラで有名(10回しか書いていないブログに2回目の登場)ですが、
長男は食べないキャラです。
「ごはん食べなーい お菓子食べるー」
↓ ↑
「じゃぁ、ごはんちゃんと食べれたら、お菓子食べてもいいよ」
の往復を100万回です。
「だから!ごはん食べてからじゃないとだめよ!」
とちょっと強めにいうと「優しいお声で!!」と逆に怒られます。
誤魔化しごまかし夕飯を食べさせながら「優しいってなんだろうなぁ」と考えます。
子育てにおいても。仕事においても。
仕事については、保険診療の一般皮膚科だけをやっていたときには考えなかった悩みです。
一般皮膚科の場合、「症状がある⇒病名をつける⇒治療をする」がシンプルな構図です。
せいぜい飲み薬を1日1回にしますか、2回にしますか?くらいの選択肢でした。
美容皮膚科の場合、シミにしろ、シワにしろ選択肢がたくさんあります。
今は情報発信ツールも検索ツールも発達して、美容に興味をもっていらっしゃる方は非常に詳しい方もたくさんいらっしゃいます。
「○○の治療をしたくて」と言って美容皮膚科を受診して、断られることはほとんどなく、
「それじゃなくて」と言われるのはもっと高い治療を勧められる場合だけ、というような悪しき習慣が残念ながらあります。
著名な美容をされているドクターも、「基本的に本人がやりたがる治療をそのままするのが、一番文句がでない」と講演会で話されていました。
それを聞いて私はちょっとがっかりしました。
だって、美容分野には「情報の非対称性」があります。
この単語は経済界でよく使われる単語で、
「売り手」と「買い手」の間において、「売り手」のみが専門知識と情報を有し、「買い手」はそれを知らないというように、双方で情報と知識の共有ができていない状態のことを指す。(by Wikipedia)
このため、売り手が利己的行動をとらないよう、
プロフェッショナルたるもの、倫理観をもって行動すべし。
とされていますし、実際金融業界ではインサイダー取引を含め厳しく罰則があります。
もちろん、やりたい治療がベストな治療だったときは、大歓迎です。
でも、年齢や、肌質や、表情をつくる癖などにより、ベストな治療法を選ぶのは意外と難しく、非常に大切です。
一番わかりやすい例はヒアルロン酸でしょうか。
ヒア顔などと揶揄され、唇がパンパンだったり、こめかみの形が不自然だったり。
「やりすぎ」などと本人が責められ、馬鹿にされていることもありますが、
私は注射する医師の責任が大きいと思います。
ヒアルロン酸は効果が高いので、もっと、もっとと入れたくなってしまいます。
ある程度しっかり入れた方がもちろん素晴らしい結果となりますが、いつか必ずやりすぎになります。
「これ以上はやりすぎになってしまいます」と止める勇気が必要です。
そうしないと、高いヒアルロン酸を入れたのに、周囲に顔が怖いと言われて溶かす、などということがあります。なんてお金の無駄なんだろう!と嘆かずにはいられません。
でも、逆に言うと、医師が治療を止めた場合、「この先生は希望を叶えてくれない ひどい先生」と感じられることがあるかもしれません。だって自分ではもっとした方がキレイになると確信しているのですから。
汚い話、「もっとやりたい」というのを拒否するというのは売上も捨てているということなので、
端的に言えば「儲からず、恨まれる」という謎の行動です。
でも、私は長期的な目線で見て、本当にその人のためになる治療をしたい。
自分のクリニックでできない、他に良い治療があれば、他院を紹介したい。
もちろん できる治療にはベストな結果が得られるように努力したい。
これが 私のプロフェッショナルです
1500字以上にわたり暑苦しすぎて、爆発しそうですね。
大変失礼しました。
先日スキー場に行ったのに、ソリ遊びなどを一切拒否してままごと遊びをする次男をどうぞ。
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