こんにちは!棟田です。
先日出かける用事があった際に子供の遊びグッズが足りず、本屋さんによりました。
何か小さい絵本でも、と思ったのですが、入り口付近で子供がこれにくぎ付け!
初めて雑誌「めばえ」さんを買ってみました。
たくさんのシールに豪華な付録。ありとあらゆる子供の好きなキャラクターが登場し
私まで「これすごいね!」と興奮してしまいました。
そして付録はパウステーション!!
我が家はパウパトロールを毎週予約しており、めちゃくちゃ見ているので、
新しいおもちゃに大喜びです。
が!噂通り、付録を作るのは大変でした。。
隣からの声「これなにー?」「どうするのー?」「できたー?」「まだー?」×5000回(体感)
「ちょっと待ってねー」「もうすぐだよー」「もうちょっとだよー」×5万回!!(体感)
子育てで なるべく イライラしないように、と思っているのですが、子供たちの叫声の前では、その決意など 偏に風の前の塵に同じ です。
大きい病院で働いていたとき、後輩の指導をしていたら「先生は いらち ですね」と言われたことがあります。
当時はよくわからず「?」と聞き流していたのですが、「いらち」とは「イライラしがち」な人。
つまりせっかちで言葉にトゲのあるイライラさんです、イヤですね。
当時は重症患者さんや手術を多く抱え、書類や学会準備に追われ精神的な余裕が全くなかったというのが言い訳です。。。
その後自身の不妊治療や切迫早産の入院、出産など自分が患者の立場になってはじめて、医療従事者の感情面に、患者さんのQOLは大きく左右されるということに気がつきました。
先生がイライラしていたら「なんも いえねぇ」となってしまいます。
徐々に年次が上がって、イライラはなるべく「ださない」ようにしよう、と思っていたのですが、ある時の上司の一言で、もっと考えが変わりました。
手術室の看護師さんが忙しさにイライラしていて、「私がイライラしてるからダメな奴と思ってるんでしょ?」と、当時の私の上司にウザ絡みしてきました。
それに対し、「いや、ダメな奴とは思わない。だけど、かわいそうだな、とは思う」と言ったのです。
そうか、イライラしてる状態はかわいそうなんだな、とすごく腑に落ちました。
忙しすぎる、自分のキャパを超えている、何かものすごく嫌なことがあった、などなど。
それならば、イライラする前に、原因を取り除こう。取り除けないときは「自分は大変なんだ、かわいそうに」と自分で自分を哀れみ、労わってあげることで、仕事中にイライラすることはほとんどなくなりました。
先日、今働いているクリニックのスタッフさんに「先生でもイライラすることあるんですか?!」
という嬉しいお言葉を頂けたので、私もちょっと成長できているんだなと思います。
そろそろスタッフ募集について考えているのですが、
できるだけ「やさしいひと」と働けたらな、と思っています。
でもやさしいひと っていうのも難しいですよね。
次回は美容医療における「やさしさ」について書こうと思います。
できるだけ患者さんにやさしく 誠実なクリニック
私の皮膚科は2022年7月に外苑前でオープン予定です。