こんにちは!棟田です。
皆さんイチゴは好きですか?
私はすべての食べ物の中で一番イチゴが好き、というくらいの熱量で好きです!
皮をむく必要さえなく、酸味と甘みのハーモニー、香りや見た目のフォルムや色も完璧。
宇宙人が見ても、「なんかおいしそう」と思うのではないでしょうか?
それだけでなく、デザートになってもおいしい。チョコにも生クリームにもあう!
イチゴ最高!!
しかし現実は厳しいもので、我が家のイチゴは皿に乗せた瞬間から小さい手が4本伸びてきて片っ端から奪われていくので、大人の口には残念ながらほとんど入りません。。
ということで、長年の夢をかなえるべく
千葉県にあるイチゴ農園さんにイチゴ狩りに行ってきました!
1棟貸し切りにしてくれて、席に座って食べるというコロナ対策がなされており、
45分間我を忘れるほどイチゴと堪能しました。
導入のイチゴ愛の話だけで350字以上使ってしまいましたが、
イチゴ農家さんから教わった美味しいイチゴの見分け方の話が印象的でした。
「まず、イチゴの本体はどこでしょう?」という質問から始まります。
みんながイチゴの「実」だと思っている部分は「花托」という花の付け根でいわば茎の延長。
本当のイチゴの実は、みんなが種だと思っているところ。
なので、熟したイチゴでは種のようなブツブツのところまで赤いものがGood!
そしてブツブツと葉の間がグッと伸びて、赤くなっているものは最後まで栄養が入っているとのことで、おいしいそうです!
ちゃんと、美味しいものを見分けられるのには技術と根拠がある。
あとは好みもありますが(酸っぱいのが好き、青臭いのも好き、など)
見分けられるようになることが、自分の好きなものを選べるようになる第一歩。
やっぱりプロの目線ってあるよなぁ。と感心しました。
私も皮膚科医になってから、今まで見えなかったものが見えるようになりました。
いや、眼に入っていても捉えていなかった特徴が見えるようになった、というべきでしょうか。
美容皮膚科をやるようになってから、もっと見えるようになりました。
お顔のイボを見る際、数種類混ざっていることが多くあります。一つ一つ説明すると、「どう違うんですか?!」と驚かれることがあります。でも表面の凹凸や隆起の仕方、内部の色調や、血管の増え方など、細かくみればイボも饒舌です。
シワを見ても、深さ、動き、乾燥具合などのテクスチャーでも対処方法が変わってくるので、
変な言い方ですが、面白いなぁと思います。
そもそも私が皮膚科を選んだ理由もここにあります。
皮膚科の病気は血液検査ではわからない、見た目がもっとも大事なファクターです。
珍しい花を見かけたとき、名前がわかればすぐに検索できますが、
名前がわからない花の名前を調べるのは非常に難しいですよね(最近はアプリなどでもあるようですが)
経験を積んで自分の中に辞書をつくっていく。
診断から治療へのアプローチはどんどんアップデートが必要ですが、まずはきちんと診断するために経験が物を言うところが、頂上の見えない山のようで、やりがいがあります。
なんだか曖昧な話になってしまいましたね。
でも私は美容皮膚科の診療も、「とにかく最新の治療法!」というのではなく、
きちんと状態を診断してこそ、適切な治療法をご提案できると思っています。
ゆっくりお茶でも飲みながら、生活習慣とかも伺いながら、じっくりカウンセリングできるのが理想なんですが(カウンセラーは置かない予定です、まどろっこしいのが苦手で)、
私が一般の診療もやりながらだから、中々むずかしいかな。
自分の理想のクリニックを作るべく、柔軟に、色々工夫していきたいと思います。
2022年7月に港区北青山、
外苑前駅から徒歩1分に開業予定です!
よろしくお願いします!