こんにちは!Drあねごこと棟田です。
いやー暑いですねー。
週末はひたすら水遊びができる公園などを検索しております。。
ここは遠い・・ここは日影がない・・ここは混んでそう・・など
中々難しい。。。
ゼロ歳児はあんまり長時間暑い外にいられないし、
かといって体力の有り余る6歳3歳児は家に置いとけないし。。。
全ての公園には白い布で屋根を出すようにしてほしいわぁ。。
(日本の会社がサウジアラビアの広場に建てたというこの巨大な傘を公園に!!)
可愛いワンピース着せたら、ひたすらスカートをハムハムするゼロ歳。
さて、先日、大学時代の友人(男性)が2連続でクリニックに
来てくれました。
偶然来てくれる日が近かっただけなのですが、
とっても嬉しかったです。
女性の友人は開業時からたくさん来てくれていますが、
男性の友人たちはレア!!
男性から受ける美容相談は大抵「なんかパッパッときれいにしちゃってくれない?」
って感じです 笑。
女性の場合は、「ここのシワが!」とか、
「口横のたるみが!」とか、「毛穴!!」とか、
自分の現状をよくわかっていらっしゃることが多いです。
男性の場合は毎日鏡を見るのは髭剃りの時ぐらい。
なんとなく昔の写真と比べると違う気がするけど、「やっぱシミがなー」
くらいのあやふやな現状把握の方が多いのかなと思います。
学生時代屋外スポーツなどを頻繁にしており、
20代、30代、40代に入っても、たまに日焼け止め塗ることもある・・
くらいの男性はたいがいかなりシミができています!!
そして、シミは成長すると、老人性のイボになります!!
ちょっとここから皮膚科学的なマニアックな話になりますが、
ちょっとお付き合いください。
(画像はマルホさんからお借りしました)
皮膚は表皮というのが一番表面にあり、厚さは0.2mmくらい。
ここにメラノサイトという色の黒さの原因であるメラニン色素を作る細胞があって、
日に当たると皮膚の細胞を紫外線から守るため、
「メラノサイトからメラニン色素を渡されて、茶色い細胞が増える」
というのが日焼けで黒くなる、という反応になります。
若い正常な皮膚では表皮はどんどん新しいものに生まれ変わり、
表面から垢になって排出されます。
茶色かった表皮細胞も、皮がむけて、元の白さに戻るハズです。
しかし、繰り返し紫外線のダメージを受けていると、
「メラニン色素を作れ!」という指令を表皮の細胞が出し続けます。そのため異常にメラニン色素を持った部分=茶色いシミができるのです。
それがもっとダメージが蓄積すると表皮の細胞自体が増えて分厚くなっていきます。
そうすると脂漏性角化症という老人性のイボになるのです。
よって、老人性のシミ⇒イボは同じ紫外線ダメージの延長線上にあり、
シミの中に一部イボが重なっている部分などもあり得ます。
老人性のシミは、典型的には境界明瞭なもの。
老人性のイボは、境界明瞭で膨らんでるもの。
治療法は、
シミはシミ取りレーザーでとります。
イボは皮膚が厚くなっているので、シミ取りレーザーでは取り切れないこともあるので、炭酸ガスレーザーで削るのが王道です。
シミとイボが混ざっている場合は、ケースバイケースになるかと思います。
さて、元同級生の彼は画像使っていいよ!と言ってくれたので、
ご紹介。
シミはピコスポット、イボは炭酸ガスレーザーで削りました。
まだ少し赤みはありますが、だいぶすっきりした印象になったかと思います。
左頬のちょっと赤みが強いところはイボだったので、炭酸ガスレーザーで削ったところです。
赤みは3カ月くらいかけて徐々に薄くなりますので、
この後もっとキレイになるはずです。
1つ1つのシミやイボは小さくても、たくさんあると、色むらが目立ってしまうので、40代前半に一度、一気に治療してしまうのは良いと思います。
ピコスポット 3mmまで 5,500円、1cmまで16,500円
炭酸ガスレーザー(イボ) 3mmまで 6,600円、追加1mm毎に1,100円
副作用:赤み、乾燥、腫れ・むくみ、カサブタ形成、色素沈着、肝斑の悪化、ほくろやしみの色調の変化、出血斑、瘢痕・ケロイド、かゆみ、毛膿炎(にきび)、凹み、皮疹、使用薬剤によるアレルギー反応(アナフィラキシーショックを含む)など。
「私の皮膚科」という名称から、
たまーに問い合わせで「男性ですけど大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。。
ご不安にさせて大変恐縮です。
もちろん大丈夫ですので、老若男女問わず、いつでもご相談ください!!
3年目に突入しました私の皮膚科をよろしくお願いいたします!!
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