旦那と一緒に、結婚指輪の下見に行く事になりました。

ウィンドウショッピング苦手な旦那でも、だらだらと付き合わせずに一軒だけなら文句は言わないだろう、と思いました。
 
デートがてら、今度は銀座のティファニーへ。
お店には律儀に、前回と同じように今回は購入せず、試着のみの旨を伝えました。
笑顔が素敵な、私より少し年上のお姉様が接客して下さいました😊
私「ミルグレインと、ルシダを見せて下さい」
旦那「…ドラクエの呪文…?」
 
ドラクエて🤣
 
吹く所でした。
まぁ、知らない人にとっては呪文のように聞こえるのかもしれませんが。
 
ルシダを見せて欲しいと言ったのは(今はもう廃盤なのかな?何の飾りもなく本当にシンプルな甲丸の、ぷっくりした可愛らしい指輪)、やはり旦那が「できるだけシンプルな物がいい」と言っていたから。
もし旦那がミルグレインを嫌がったら、お互い違うデザインになっても良いからルシダにしてもらおうと思っていました。
 
ミルグレインとルシダを試着し終えた旦那。
私「どっちがいい?」
旦那「こっち」(ルシダを指差す)
私「(やはり…💧)私はもう一つの方が良いから、お互い違うデザインでもいいよね」
旦那「それは嫌だ」
私はデザイン違いは全然気にしないです。
お揃いじゃなくても自分の好きなデザインを着けた方がテンション上がるし。
それで夫婦の絆がどうこう、という訳でもあるまいし。
でも旦那には、同じデザインじゃなきゃ嫌だという拘りがあるようで。
 
とりあえず結論は検討してから、となり、その日は解散しました。
 
 
帰り道、一人になってから思いました。
このままじゃ、買ってもらえない。
ここまで結婚指輪の話が進んでいるのに、婚約指輪の話が全く出ないって事は、きっと婚約指輪の存在を知らないんだ。
 
高価な物を買うのが嫌でわざと言い出さない、という考えは私の中にはありませんでした。
そんな人じゃないと思いました。
 
私は、予防線を張りました。
婚約指輪の存在を知らないのであれば、説明すれば買ってくれる可能性はある。
でも、相場なんてもちろん知らないだろうから、急に知ったらあまりの高い額に驚いて、尻込みされるに違いない。
じゃあ、少し低めの価格の選択肢も作っておこう。
 
でもやはり、どうしても遠慮して「婚約指輪が欲しい」とは言えませんでした。
 
そして、否が応でも旦那の指輪の知識を知る日が来ます。
それは、お互い結婚指輪はミルグレインで、と納得し、買いに行こうと再び新宿へ繰り出した時でした。